245 / 953
闘技会が終わって
腕相撲大会③
しおりを挟む
アキーエに負けたマガーレットさんは「覚えとけよ!」と捨て台詞を吐いて‥
店の隅っこでお酒を飲み出した。
祝勝会楽しんでいってください。
第七試合はアレカンドロ対バラックスさんだけど、バラックスさんは勝負できんのかね?
ちなみにこの時点で俺は不戦勝で勝ち上がりました。
俺は持ってる男なのです。
アレカンドロはもうすでにテーブルまで来ているが、バラックスさんが来ていない。
バラックスさんはまだスヤスヤ夢の中にいるようだ。
すると突然シクーさんがバラックスさんに馬乗りになってビンタを放つ。
自分でお酒飲ませたんだよな‥
鬼か‥
よほど商品が欲しいいんだろうな。
数回ビンタされてようやくバラックスさんが起きた。
顔にビンタの跡をつけてフラフラする足取りでテーブルまで来る。
対するアレカンドロも酔っ払っていたが、アキーエのおかげでスッキリしている。
そりゃあれだけオロロすれば‥
そのアレカンドロは今はフルプレートも脱いで普段着になっている。
身体は牛族だけあって大きくて筋肉がしっかりついてはいるが、女性らしい身体つきだ。
というか、やっぱり本当に女性だったんだな‥
こうやって見ると綺麗な女性だ。
性格はあれだが‥
「それでは2人とも準備はいい?」
「ちょっと待ってくれ!」
バラックスさんはそのままトイレに駆け込んで行った‥
このままアレカンドロが不戦勝になるかと思いきや、やけにスッキリとした顔でバラックスさんが戻ってきた。
ありゃオロロしてきたな。
「シクーどうなってるんだ?」
シクーさんがバラックスさんに今までの状況を説明している。
「なに~、そんなに楽しそうな事になってるのか!よしっ!それじゃ俺の相手は誰だ?」
「自分がお相手する。」
バラックスさんはそう答えた自分より大きなアレカンドロを見上げる。
「あれ?このお方は誰?」
「アレカンドロさんです。」
「ほ、ほほう。手応えがありそうな相手じゃないか‥」
バラックスさん目が少し泳いでますよ‥
模擬戦とは違い腕相撲は膂力が物を言うからな。
サイズ的に自分より大きい人だとそうなるわな。
「それでは改めて準備はいい?それでは‥‥‥始めっ!」
始めの合図と同時にバラックスさんが全力を腕に込める。
力瘤が盛り上がる!
しかし‥
アレカンドロの腕は動かない‥
バラックスさんのツルツルの頭が真っ赤になる。
血管も浮き出てきた。
まるで蛸のようだ。
あ、そう言えばキリーエに伝えたタコ焼きはどうなったのかな?
「ふんっ!」
アレカンドロが腕に力を込める。
「のぐわぁ!」
バラックスさんはテーブルごとひっくり返る。
「勝者アレカンドロ!」
アレカンドロが両腕に力瘤を作ってアピールしている。
なんか銅像とか作ったら映えるんじゃないだろうか‥
負けたバラックスさんはシクーさんに頭をポカポカ叩かれている。
しかし飲まされて、ビンタで起こされて、負けて叩かれる‥
少しだけ‥
ほんの少しだけバラックスさんに同情してしまった‥
これもある種リーダーの姿なんだろうと思い込む事にした‥
これでみんな一試合目が終わったので、次から二試合目になる。
残ってるのは俺とアキーエ、ミミウ、モラさん、カリーンさん、ヤックルさん、ナーシス、アレカンドロの8人だ。
俺は誰と当たるかな。
ミミウもあれだが、アレカンドロもちょっと困る‥
「それでは第二回戦の一試合目は‥ミミウちゃん対ヤックルさん!」
おお、盾士同士の闘いだな。
ミミウは【精霊重士】ってスキルだから正確には盾士じゃないんだけどね。
「それでは2人とも準備はいい?それでは‥‥始めっ!」
勝負は一瞬だった。
ヤックルさんが開始すぐに力を込めた。
ミミウは少し反応が遅れたが、殆どミミウの腕は動かず、すぐにミミウが押し切った。
う~ん。
やっぱりミミウ強すぎない?
そしてヤックルさんもシクーさんにポカポカされてた‥
店の隅っこでお酒を飲み出した。
祝勝会楽しんでいってください。
第七試合はアレカンドロ対バラックスさんだけど、バラックスさんは勝負できんのかね?
ちなみにこの時点で俺は不戦勝で勝ち上がりました。
俺は持ってる男なのです。
アレカンドロはもうすでにテーブルまで来ているが、バラックスさんが来ていない。
バラックスさんはまだスヤスヤ夢の中にいるようだ。
すると突然シクーさんがバラックスさんに馬乗りになってビンタを放つ。
自分でお酒飲ませたんだよな‥
鬼か‥
よほど商品が欲しいいんだろうな。
数回ビンタされてようやくバラックスさんが起きた。
顔にビンタの跡をつけてフラフラする足取りでテーブルまで来る。
対するアレカンドロも酔っ払っていたが、アキーエのおかげでスッキリしている。
そりゃあれだけオロロすれば‥
そのアレカンドロは今はフルプレートも脱いで普段着になっている。
身体は牛族だけあって大きくて筋肉がしっかりついてはいるが、女性らしい身体つきだ。
というか、やっぱり本当に女性だったんだな‥
こうやって見ると綺麗な女性だ。
性格はあれだが‥
「それでは2人とも準備はいい?」
「ちょっと待ってくれ!」
バラックスさんはそのままトイレに駆け込んで行った‥
このままアレカンドロが不戦勝になるかと思いきや、やけにスッキリとした顔でバラックスさんが戻ってきた。
ありゃオロロしてきたな。
「シクーどうなってるんだ?」
シクーさんがバラックスさんに今までの状況を説明している。
「なに~、そんなに楽しそうな事になってるのか!よしっ!それじゃ俺の相手は誰だ?」
「自分がお相手する。」
バラックスさんはそう答えた自分より大きなアレカンドロを見上げる。
「あれ?このお方は誰?」
「アレカンドロさんです。」
「ほ、ほほう。手応えがありそうな相手じゃないか‥」
バラックスさん目が少し泳いでますよ‥
模擬戦とは違い腕相撲は膂力が物を言うからな。
サイズ的に自分より大きい人だとそうなるわな。
「それでは改めて準備はいい?それでは‥‥‥始めっ!」
始めの合図と同時にバラックスさんが全力を腕に込める。
力瘤が盛り上がる!
しかし‥
アレカンドロの腕は動かない‥
バラックスさんのツルツルの頭が真っ赤になる。
血管も浮き出てきた。
まるで蛸のようだ。
あ、そう言えばキリーエに伝えたタコ焼きはどうなったのかな?
「ふんっ!」
アレカンドロが腕に力を込める。
「のぐわぁ!」
バラックスさんはテーブルごとひっくり返る。
「勝者アレカンドロ!」
アレカンドロが両腕に力瘤を作ってアピールしている。
なんか銅像とか作ったら映えるんじゃないだろうか‥
負けたバラックスさんはシクーさんに頭をポカポカ叩かれている。
しかし飲まされて、ビンタで起こされて、負けて叩かれる‥
少しだけ‥
ほんの少しだけバラックスさんに同情してしまった‥
これもある種リーダーの姿なんだろうと思い込む事にした‥
これでみんな一試合目が終わったので、次から二試合目になる。
残ってるのは俺とアキーエ、ミミウ、モラさん、カリーンさん、ヤックルさん、ナーシス、アレカンドロの8人だ。
俺は誰と当たるかな。
ミミウもあれだが、アレカンドロもちょっと困る‥
「それでは第二回戦の一試合目は‥ミミウちゃん対ヤックルさん!」
おお、盾士同士の闘いだな。
ミミウは【精霊重士】ってスキルだから正確には盾士じゃないんだけどね。
「それでは2人とも準備はいい?それでは‥‥始めっ!」
勝負は一瞬だった。
ヤックルさんが開始すぐに力を込めた。
ミミウは少し反応が遅れたが、殆どミミウの腕は動かず、すぐにミミウが押し切った。
う~ん。
やっぱりミミウ強すぎない?
そしてヤックルさんもシクーさんにポカポカされてた‥
10
お気に入りに追加
557
あなたにおすすめの小説
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる