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闘技会本戦開催
リュストゥングの訪問
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まだ闘技会からの連絡はなく、今日も今日とて訓練か討伐依頼を受けようかと思っていたらお客さんが来た。
だいたい冒険者風の人はアレカンドロの洗礼を受けるのだが、その人は無傷で入って来たようだ。
「おう。マルコイと未来の嫁よ。」
リュストゥングの突然の訪問だった。
おいアキーエ。
顔に出てるぞ、エグい顔になっとる。
アレカンドロは‥
あ、やられたのかな?
鎧がボコボコなってる‥
「マルコイ殿申し訳ない。本来はマルコイ殿のお客さんとはいえ外で待ってもらうべきと思ったのですが自分の力では止める事ができませんでした‥」
「しょうがないよ。この人Sランク冒険者だから。この人を止める事ができる人自体この国にいるかどうか‥」
するとリュストゥングが豪快に笑う。
「はっはっは。マルコイよ謙遜するな。お前が本気を出せば俺を止めるくらいは容易いだろう。」
このおっさん目が笑ってない。
ちょっと怖いぞ。
「ところでマルコイよ。闘技会の開催が未定ではあるが、俺もここに長く留まってはおれん。このまま開催が長引くようであれば俺はこの国を一旦出る事になる。そうなるともし闘技会が再開するとなった場合お前の不戦勝になるだろう。」
「この国を出るんですか?何か冒険者ギルドから依頼を受けているとか?」
「い、いや、依頼を受けているわけではない。だが知人がどうしても会って欲しい人がいるとの事でそちらに向かわねばならんのだ。」
ん?
それって女性を知人に紹介してもらうとかじゃないよな?
闘技会の決勝と女性の紹介だと、闘技会の決勝の方が大事だと思う。
しかしこのおっさんだと女性の紹介の方をとりそうな気がする‥
「それって知人に女性を紹介してもらうとか?」
おうアキーエが直球ぶっこんだ。
「な、な、な、なにを言っておるのだ!そんな事あるわけでないではないか!」
アキーエがジト目でリュストゥングを見ている。
はっ!
気がつけば俺も同じ目をしていた。
「それで今日はその報告に来ていただいたんですか?」
「ふむ。それもあるが‥」
リュストゥングは目を瞑りしばらく黙っている‥
「マルコイよ。お主はこのままでよいか?」
ん?
何の事だ?
「俺は消化不良でな。しかしこのままいつ再開するかわからん闘技会を待つつもりはない。だからな‥マルコイよ俺と闘わぬか?」
!?
はは。
何言ってんだこのおっさん‥
とんだ戦闘狂だな‥
でも‥
確かにな。
俺も闘いたいと思っていた。
Sランク最強の男と‥
「‥‥‥どこで闘う?」
「はは‥ははははっ!やはりお前もそう思っていたか!お前もこのまま俺と闘わないのはつまらんと思っていたのだろう!場所などどこでも構わん!何なら今、ここですぐに闘ってもよい!」
「わかった。後で色々と決めるより今からやったほうがいいな。それじゃあ庭に行こうか。」
やっばい。
すっごいワクワクしてやがんの。
俺も強いやつと闘うのが楽しいってことなのかね‥
そう思いながらリュストゥングと家の庭に向かって行った。
「ここでいいだろ?別に俺はどっかの誰かさんみたいにどデカい魔法ぶっ放したりしないからな。」
「そうだな。お前の闘い方はどっかの俺の未来の嫁のように魔法発射装置のように魔法は放たないからな。」
俺とリュストゥングはお互いに構える。
アキーエの刺さるような視線を感じながら‥
だいたい冒険者風の人はアレカンドロの洗礼を受けるのだが、その人は無傷で入って来たようだ。
「おう。マルコイと未来の嫁よ。」
リュストゥングの突然の訪問だった。
おいアキーエ。
顔に出てるぞ、エグい顔になっとる。
アレカンドロは‥
あ、やられたのかな?
鎧がボコボコなってる‥
「マルコイ殿申し訳ない。本来はマルコイ殿のお客さんとはいえ外で待ってもらうべきと思ったのですが自分の力では止める事ができませんでした‥」
「しょうがないよ。この人Sランク冒険者だから。この人を止める事ができる人自体この国にいるかどうか‥」
するとリュストゥングが豪快に笑う。
「はっはっは。マルコイよ謙遜するな。お前が本気を出せば俺を止めるくらいは容易いだろう。」
このおっさん目が笑ってない。
ちょっと怖いぞ。
「ところでマルコイよ。闘技会の開催が未定ではあるが、俺もここに長く留まってはおれん。このまま開催が長引くようであれば俺はこの国を一旦出る事になる。そうなるともし闘技会が再開するとなった場合お前の不戦勝になるだろう。」
「この国を出るんですか?何か冒険者ギルドから依頼を受けているとか?」
「い、いや、依頼を受けているわけではない。だが知人がどうしても会って欲しい人がいるとの事でそちらに向かわねばならんのだ。」
ん?
それって女性を知人に紹介してもらうとかじゃないよな?
闘技会の決勝と女性の紹介だと、闘技会の決勝の方が大事だと思う。
しかしこのおっさんだと女性の紹介の方をとりそうな気がする‥
「それって知人に女性を紹介してもらうとか?」
おうアキーエが直球ぶっこんだ。
「な、な、な、なにを言っておるのだ!そんな事あるわけでないではないか!」
アキーエがジト目でリュストゥングを見ている。
はっ!
気がつけば俺も同じ目をしていた。
「それで今日はその報告に来ていただいたんですか?」
「ふむ。それもあるが‥」
リュストゥングは目を瞑りしばらく黙っている‥
「マルコイよ。お主はこのままでよいか?」
ん?
何の事だ?
「俺は消化不良でな。しかしこのままいつ再開するかわからん闘技会を待つつもりはない。だからな‥マルコイよ俺と闘わぬか?」
!?
はは。
何言ってんだこのおっさん‥
とんだ戦闘狂だな‥
でも‥
確かにな。
俺も闘いたいと思っていた。
Sランク最強の男と‥
「‥‥‥どこで闘う?」
「はは‥ははははっ!やはりお前もそう思っていたか!お前もこのまま俺と闘わないのはつまらんと思っていたのだろう!場所などどこでも構わん!何なら今、ここですぐに闘ってもよい!」
「わかった。後で色々と決めるより今からやったほうがいいな。それじゃあ庭に行こうか。」
やっばい。
すっごいワクワクしてやがんの。
俺も強いやつと闘うのが楽しいってことなのかね‥
そう思いながらリュストゥングと家の庭に向かって行った。
「ここでいいだろ?別に俺はどっかの誰かさんみたいにどデカい魔法ぶっ放したりしないからな。」
「そうだな。お前の闘い方はどっかの俺の未来の嫁のように魔法発射装置のように魔法は放たないからな。」
俺とリュストゥングはお互いに構える。
アキーエの刺さるような視線を感じながら‥
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