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闘技会本戦開催
【模倣】
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2人とも元々のスキルはなくなってしまったが、スキルが派生もしくは進化したような物になったと思っていいだろう。
もしスキルがなくなって全く違うスキルになってしまっても責任持って戦えるようにしたし、戦闘系のスキルじゃなくなったとしてもパーティのまま一緒に行動したけどな。
(ピコーンッ)
『譲与結合のスキルはレベルが上がるまで固定されます。以後条件を満たすまで対象からスキル還元はできません』
ん?
なんだ突然?
固定されます‥
還元できません‥
ふむ。
意味がわからない。
そのうち条件が揃った時にわかるだろう。
今は強くなった仲間たちの事を喜ぶとしよう。
しかし相変わらず凄いな模倣スキルは。
まさか自分以外にスキルを渡す事ができるとは思わなかった。
模倣スキルを譲渡した時よりも衝撃的だな。
それにしても譲与結合できるスキルをたまたま揃える事が出来てよかった。
特にアキーエが頑張った。
アキーエのおかげでリュストゥングのスキルは模倣できたしな。
まあロメントにも感謝だが、アイツには多大な迷惑もかけられたからプラマイゼロな気がする。
喜ぶアキーエとミミウを見ながらそんな事を思った。
「マルコイちゃんいるかしらっ!」
闘技会の準決勝まであと4日に迫った時に突然来訪者が現れた。
この街のギルドでギルドマスターをやっているイザベラという名を名乗っているグレイソンという名前のうさ耳マッチョだった。
「どうしたのイザベラさん?」
走ってきたのか、凄い形相をしているイザベラにアキーエは普通のテンションで話しかける。
その辺のスルースキルは見習いたいところだな。
「いてくれたのね。よかった。実はこの街の南方にオーガキングとオーガの群が現れたの。冒険者が発見したんだけど、真っ直ぐこの街を目指しているそうよ。あと半日ほどでこの街に着くみたいなの!」
なるほど。
しかし闘技会の最中だから高ランクの冒険者が揃ってるんじゃないのか?
「それで街の高ランクに相談しようと思ったんだけど、リュストゥングは不在で準決勝前にしか戻らないみたい。待機している宿に嫁を探してくるって書き置きがあったみたいで‥」
何やってんだ、あのおっさん‥
「それにロメントも今この街を離れてるみたい。負けたからとかじゃなくて身辺整理してくるとか訳のわからない事を言ってたらしいの。」
ロメントのその行動に対しての悪寒が凄まじいのだが‥
「Aランクにも声をかけたけど、オーガキングとなると絶対倒せるとは言い切れなくて。できればSランク相当の冒険者に参加してもらいたいの!」
それで俺に話が回ってきたわけか‥
「別に構わないけど、俺たちはオーガキングを相手すればいいのか?」
「マルコイちゃんはSランクのロメントを倒したって言ってもBランクだからオーガキングに相対するAランクのフォローをしてもらいたいの。もちろんマルコイちゃん達で倒せるって確信したら倒してもらっていいわ。その辺は他の冒険者に伝えておくから。」
どうしようかと思いアキーエたちを見る。
やはりというか、2人とも目がキラキラしている。
新しい力を試したいのだろう。
あんまり無理しないといいけど‥
もしスキルがなくなって全く違うスキルになってしまっても責任持って戦えるようにしたし、戦闘系のスキルじゃなくなったとしてもパーティのまま一緒に行動したけどな。
(ピコーンッ)
『譲与結合のスキルはレベルが上がるまで固定されます。以後条件を満たすまで対象からスキル還元はできません』
ん?
なんだ突然?
固定されます‥
還元できません‥
ふむ。
意味がわからない。
そのうち条件が揃った時にわかるだろう。
今は強くなった仲間たちの事を喜ぶとしよう。
しかし相変わらず凄いな模倣スキルは。
まさか自分以外にスキルを渡す事ができるとは思わなかった。
模倣スキルを譲渡した時よりも衝撃的だな。
それにしても譲与結合できるスキルをたまたま揃える事が出来てよかった。
特にアキーエが頑張った。
アキーエのおかげでリュストゥングのスキルは模倣できたしな。
まあロメントにも感謝だが、アイツには多大な迷惑もかけられたからプラマイゼロな気がする。
喜ぶアキーエとミミウを見ながらそんな事を思った。
「マルコイちゃんいるかしらっ!」
闘技会の準決勝まであと4日に迫った時に突然来訪者が現れた。
この街のギルドでギルドマスターをやっているイザベラという名を名乗っているグレイソンという名前のうさ耳マッチョだった。
「どうしたのイザベラさん?」
走ってきたのか、凄い形相をしているイザベラにアキーエは普通のテンションで話しかける。
その辺のスルースキルは見習いたいところだな。
「いてくれたのね。よかった。実はこの街の南方にオーガキングとオーガの群が現れたの。冒険者が発見したんだけど、真っ直ぐこの街を目指しているそうよ。あと半日ほどでこの街に着くみたいなの!」
なるほど。
しかし闘技会の最中だから高ランクの冒険者が揃ってるんじゃないのか?
「それで街の高ランクに相談しようと思ったんだけど、リュストゥングは不在で準決勝前にしか戻らないみたい。待機している宿に嫁を探してくるって書き置きがあったみたいで‥」
何やってんだ、あのおっさん‥
「それにロメントも今この街を離れてるみたい。負けたからとかじゃなくて身辺整理してくるとか訳のわからない事を言ってたらしいの。」
ロメントのその行動に対しての悪寒が凄まじいのだが‥
「Aランクにも声をかけたけど、オーガキングとなると絶対倒せるとは言い切れなくて。できればSランク相当の冒険者に参加してもらいたいの!」
それで俺に話が回ってきたわけか‥
「別に構わないけど、俺たちはオーガキングを相手すればいいのか?」
「マルコイちゃんはSランクのロメントを倒したって言ってもBランクだからオーガキングに相対するAランクのフォローをしてもらいたいの。もちろんマルコイちゃん達で倒せるって確信したら倒してもらっていいわ。その辺は他の冒険者に伝えておくから。」
どうしようかと思いアキーエたちを見る。
やはりというか、2人とも目がキラキラしている。
新しい力を試したいのだろう。
あんまり無理しないといいけど‥
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