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闘技会本戦開催
マルコイ対ロメント③
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凄いな‥
攻守共に隙がなさすぎる。
これはまるで3対1みたいだぞ。
これがSランクの力か‥
俺の力は届くのか?
いや、届かせてみせる。
俺は新たな力を使うべく魔力を練る。
「『エンチャント:火風土水』」
全てのエンチャントを同時に発動する。
全身に力がみなぎってくる。
そしてこの状態でのみ使えるエンチャントを使用する。
「『エンチャント:雷』」
アキーエが気功士のスキルを手に入れた時に、俺はハオランさんのお陰で魔力溜まりが解消され俺のエンチャントは大幅に能力が向上した。
元のエンチャント:火が爆炎に近い力を発揮した。
全てのエンチャントがそれに近い能力を有する事ができた。
俺はエンチャントについては水以外はよく発動していたが、怪我をする事があまりなかった為エンチャント:水を使う事はなかった。
しかし魔力に余裕ができた事で、全てのエンチャントを同時に発動する事ができそうだったので試してみる事にした。
全てのエンチャントを同時発動させた時に、スキル【身体能力上昇】を遥かに超える力とスキルが上がり覚えるはずの技が頭に浮かんできた。
『エンチャント:雷』『エンチャント:氷』
エンチャントを全て同時発動することが鍵になっていたエンチャントをその時に会得することができた。
気功士のハオランさんに魔力溜まりを解消してもらう前は3つのエンチャントを発動させるので精一杯だった。
それにエンチャント:水は傷を癒すものだし、同時発動する必要性もないと思っていた。
しかし実際にはエンチャント:水はただ傷を癒すのではなく、身体を活性化するものだった。
それにより身体に負った傷を自分のもつ回復力で治していたのだ。
そのためエンチャント:水で身体能力の活性化をする事で全てのエンチャントの能力をさらにもうワンランク上げる事となった。
そして全てのエンチャントを発動するという条件下でのみ使える新たなエンチャント『エンチャント:雷』と『エンチャント:氷』
さすがに特殊な条件下でのみ使用できるだけあって両方とも規格外であった。
この2つのエンチャントの存在がなければ、俺もSランクに勝てるなんて確信は持てなかった。
エンチャント:火風土水を発動させると身体の表面に薄い膜のようなものが張る。
そして『エンチャント:雷』を発動させる事で身体の表面を覆っていた膜に雷が走る。
「それじゃ今度はこっちの番だ。」
俺はロメントに向かい足を踏み出す。
身体を覆っていた雷が俺の動きに沿って動く。
一歩の距離とスピードが格段に違う。
雷が俺の動きの補助をしている。
頭で描いた動きに寸分の狂いもなく身体が反応する。
瞬時にロメントの前に立つ。
俺の剣を防ごうと水巨人が動く。
エンチャント:風もはるかに凌ぐスピードだというのに水巨人は反応している。
そして俺の剣に対し腕で防御をする。
しかしさっきとは違う。
俺の剣は水巨人の腕を軽々と斬り飛ばした。
攻守共に隙がなさすぎる。
これはまるで3対1みたいだぞ。
これがSランクの力か‥
俺の力は届くのか?
いや、届かせてみせる。
俺は新たな力を使うべく魔力を練る。
「『エンチャント:火風土水』」
全てのエンチャントを同時に発動する。
全身に力がみなぎってくる。
そしてこの状態でのみ使えるエンチャントを使用する。
「『エンチャント:雷』」
アキーエが気功士のスキルを手に入れた時に、俺はハオランさんのお陰で魔力溜まりが解消され俺のエンチャントは大幅に能力が向上した。
元のエンチャント:火が爆炎に近い力を発揮した。
全てのエンチャントがそれに近い能力を有する事ができた。
俺はエンチャントについては水以外はよく発動していたが、怪我をする事があまりなかった為エンチャント:水を使う事はなかった。
しかし魔力に余裕ができた事で、全てのエンチャントを同時に発動する事ができそうだったので試してみる事にした。
全てのエンチャントを同時発動させた時に、スキル【身体能力上昇】を遥かに超える力とスキルが上がり覚えるはずの技が頭に浮かんできた。
『エンチャント:雷』『エンチャント:氷』
エンチャントを全て同時発動することが鍵になっていたエンチャントをその時に会得することができた。
気功士のハオランさんに魔力溜まりを解消してもらう前は3つのエンチャントを発動させるので精一杯だった。
それにエンチャント:水は傷を癒すものだし、同時発動する必要性もないと思っていた。
しかし実際にはエンチャント:水はただ傷を癒すのではなく、身体を活性化するものだった。
それにより身体に負った傷を自分のもつ回復力で治していたのだ。
そのためエンチャント:水で身体能力の活性化をする事で全てのエンチャントの能力をさらにもうワンランク上げる事となった。
そして全てのエンチャントを発動するという条件下でのみ使える新たなエンチャント『エンチャント:雷』と『エンチャント:氷』
さすがに特殊な条件下でのみ使用できるだけあって両方とも規格外であった。
この2つのエンチャントの存在がなければ、俺もSランクに勝てるなんて確信は持てなかった。
エンチャント:火風土水を発動させると身体の表面に薄い膜のようなものが張る。
そして『エンチャント:雷』を発動させる事で身体の表面を覆っていた膜に雷が走る。
「それじゃ今度はこっちの番だ。」
俺はロメントに向かい足を踏み出す。
身体を覆っていた雷が俺の動きに沿って動く。
一歩の距離とスピードが格段に違う。
雷が俺の動きの補助をしている。
頭で描いた動きに寸分の狂いもなく身体が反応する。
瞬時にロメントの前に立つ。
俺の剣を防ごうと水巨人が動く。
エンチャント:風もはるかに凌ぐスピードだというのに水巨人は反応している。
そして俺の剣に対し腕で防御をする。
しかしさっきとは違う。
俺の剣は水巨人の腕を軽々と斬り飛ばした。
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