106 / 953
闘技会開催
闘技会予選マルコイ②
しおりを挟む
ノギスの身体を覆う赤い光は、段々と光の強さを増してきている。
しかし綺麗な光と言うよりも禍々しい光といった感じだな。
連撃のスピードも上がっていく。
捌けはするが、まだ上がるのであれば他のエンチャントを使う必要があるかもしれない。
これ以上回転が上がる前に割り込む必要がある。
エンチャント:火を使用して一旦距離をとる。
と思ったら突然連撃がやんだ。
ふとノギスを見ると肩で息をしている‥
「な、なかなかやるじゃねーか‥」
いや、何もやってない。
疲れたのだろうが、戦いの途中に一旦待ったはないだろう。
しかし面白いので少し待ってみる。
「ふふふ。俺の調子が戻るのを待つとは愚かな。思い知るがいい!」
そしてまた連撃を始めた‥
「これはさっき見た。他はないのか?」
ノギスの剣を弾き、様子を見る。
「こ、このやろう!俺を本気で怒らせたなっ!」
いや怒らせるつもりはないのだが‥
純粋に好奇心ってやつのつもりだったけど。
ノギスの身体が蜃気楼のように歪む。
身体から発する赤い光がますます濃くなる。
それと同じく目が狂気を孕んでくる。
ん?スキル【狂戦士】はリスクがあるスキルなのか?
これは不味いな、早めにけりをつけるか。
俺はすぐにエンチャント:火と風を使用する。
ノギスの後ろに回り込み剣の腹を肩に振り下ろす。
肩に剣があたりノギスは地面に突っ伏す。
「ぐはっ!」
地面に突っ伏して俺を見上げるノギスの目には理性が戻っていた。
「くっくっく。まさかお前がここまで強いとはな。でも俺もこのまま負けるわけにはいかないんだよ。お前みたいなハーレム野郎の一員にナーシスをする訳にはいかねーんだ!」
‥‥‥‥‥は?
何を言ってるんだコイツは?
誰がハーレム野郎なんだ?
お、おれか?
意味がわからない事を言って俺を動揺させる気なのか?
そ、そんな魂胆には乗らないぞ。
「はっ!お前の魂胆なんざ見え見えなんだ!ナーシスは俺が守る!」
ノギスはまた突っ込んできた。
ノギスの剣を受け止めるが勢いがよく、後ろに飛ばされる。
転がって膝をつく‥
「図星つかれて動揺したか?こんなもんじゃすまさねーぞ!」
俺を見下ろしてノギスが言う。
‥‥‥‥は?
俺の怒りが溢れ出るようだ‥
「ふ、ふざけるなっ!言いがかりも甚だしいわっ!」
これスキル【狂戦士】なら強さが振り切るわ。
よかったな俺がスキル【狂戦士】じゃなくて。
俺はまだ女性の手を握った事も数える程しかないのに、ハーレムだと?
「そ、そんな根も葉もない事で俺にいちゃもんつけてきたのか?」
「あ?見たらわかるだろうが!あんないい女ばっかりはべらせて、その上ナーシスまで粉つけやがって!」
いい女は認めるが、そんな関係ではない。
許さん。
「確かに俺の仲間はいい女ばかりだが、そんな関係じゃない!もう許さん!」
「そりゃこっちの台詞だ!もう切り札使ってでもお前をぶっ飛ばしてやるぜ!」
切り札?そんな事を言っていたな。
しかしそんな物ごとぶっ飛ばしてやる!
しかし綺麗な光と言うよりも禍々しい光といった感じだな。
連撃のスピードも上がっていく。
捌けはするが、まだ上がるのであれば他のエンチャントを使う必要があるかもしれない。
これ以上回転が上がる前に割り込む必要がある。
エンチャント:火を使用して一旦距離をとる。
と思ったら突然連撃がやんだ。
ふとノギスを見ると肩で息をしている‥
「な、なかなかやるじゃねーか‥」
いや、何もやってない。
疲れたのだろうが、戦いの途中に一旦待ったはないだろう。
しかし面白いので少し待ってみる。
「ふふふ。俺の調子が戻るのを待つとは愚かな。思い知るがいい!」
そしてまた連撃を始めた‥
「これはさっき見た。他はないのか?」
ノギスの剣を弾き、様子を見る。
「こ、このやろう!俺を本気で怒らせたなっ!」
いや怒らせるつもりはないのだが‥
純粋に好奇心ってやつのつもりだったけど。
ノギスの身体が蜃気楼のように歪む。
身体から発する赤い光がますます濃くなる。
それと同じく目が狂気を孕んでくる。
ん?スキル【狂戦士】はリスクがあるスキルなのか?
これは不味いな、早めにけりをつけるか。
俺はすぐにエンチャント:火と風を使用する。
ノギスの後ろに回り込み剣の腹を肩に振り下ろす。
肩に剣があたりノギスは地面に突っ伏す。
「ぐはっ!」
地面に突っ伏して俺を見上げるノギスの目には理性が戻っていた。
「くっくっく。まさかお前がここまで強いとはな。でも俺もこのまま負けるわけにはいかないんだよ。お前みたいなハーレム野郎の一員にナーシスをする訳にはいかねーんだ!」
‥‥‥‥‥は?
何を言ってるんだコイツは?
誰がハーレム野郎なんだ?
お、おれか?
意味がわからない事を言って俺を動揺させる気なのか?
そ、そんな魂胆には乗らないぞ。
「はっ!お前の魂胆なんざ見え見えなんだ!ナーシスは俺が守る!」
ノギスはまた突っ込んできた。
ノギスの剣を受け止めるが勢いがよく、後ろに飛ばされる。
転がって膝をつく‥
「図星つかれて動揺したか?こんなもんじゃすまさねーぞ!」
俺を見下ろしてノギスが言う。
‥‥‥‥は?
俺の怒りが溢れ出るようだ‥
「ふ、ふざけるなっ!言いがかりも甚だしいわっ!」
これスキル【狂戦士】なら強さが振り切るわ。
よかったな俺がスキル【狂戦士】じゃなくて。
俺はまだ女性の手を握った事も数える程しかないのに、ハーレムだと?
「そ、そんな根も葉もない事で俺にいちゃもんつけてきたのか?」
「あ?見たらわかるだろうが!あんないい女ばっかりはべらせて、その上ナーシスまで粉つけやがって!」
いい女は認めるが、そんな関係ではない。
許さん。
「確かに俺の仲間はいい女ばかりだが、そんな関係じゃない!もう許さん!」
「そりゃこっちの台詞だ!もう切り札使ってでもお前をぶっ飛ばしてやるぜ!」
切り札?そんな事を言っていたな。
しかしそんな物ごとぶっ飛ばしてやる!
10
お気に入りに追加
557
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる