81 / 953
闘技会
剣の完成
しおりを挟む
ふ~む、他にたくさん残念な商品が多数ある‥
魔力劣化ポーションだったり腕力劣化薬だったり‥
普通のポーションは高いけど、こっちなら買えるけど、買おうとは思わない‥
「俺の仲間のキリーエって商人に来てもらうから、そいつから売れる方法ってのを少し習ったらいい。さっきの【魔道具士】を紹介してもらうお返しだ。」
「でもそれはいいって‥」
「なに気にするな。助けたお礼は錬金術を見せてもらったのとポーションを貰ったので十分だったからな。」
「ありがとう。」
ふむ。
こうやってしおらしくてると歳相応で可愛いけどな。
「さて俺は帰るけど、ナーシス今日はありがとうな。アリアもいろいろと勉強になった。ありがとう。」
店を出ようとするとナーシスが近づいてきた。
「あ、あのっ!」
おおうっ。近い近い‥
まだ幼いとはいえ、異性にこれだけ近くに来られるとドキドキするな‥
「また会いにきてもいいですか?こ、こ、こ、こ、こ、‥」
ニワトリ?
「今度はご飯でも食べに行きましょうっ‼︎」
なんかわからないけど凄いプレッシャーを感じる‥
「お、おう。それくらいでよかったら、いつでも付き合うぞ。いつでも誘ってくれていいからな。いなかったら宿に言伝してもらってたらいいから。」
「はい!ありがとうございます!」
お店を出で帰路に着く。
「ナーシスにしては頑張ったわね。」
「だからそんなんじゃないって!」
「でもいつでも誘っていいなんて少しは‥」
歳頃の女の子たちは話のネタが尽きない物だな。
あまり聞こえないが楽しそうでなりよりだ。
マルコイは鈍感レベルが1上がった‥
夜が明けて次の日。
今日は1日サミュウさんの作業場を借りれる事になっている。
借りれる時間が限られてはいたが、借りれる時はフルに時間を使って作業をしてきたおかけでようやく9割程度は完成している。
今日はなんとしても完成まで漕ぎ着けたいと思っている。
【剣匠】のスキルを使用してもダマスカス鋼の鍛造は一筋縄ではいかない。
もちろん【鍛造】のスキルを持っているサミュウさんにも手伝ってもらっているが、それでも通常の刀剣の倍以上の時間がかかっているらしい。
「どうもサミュウさん。今日こそは完成させたいと思ってるので、時間がある時でいいので手伝ってもらってもいいですか?」
店に着き、サミュウに声をかける。
「おはようマルコイさん。もちろんいいですよ。私もあの剣の仕上がりが気になりますからね。今日も客はあまり来ないと思いますから、ガッツリ手伝わせてもらいますよ。」
サミュウさん‥
それは言ってて悲しくないか?
あ、自分で言って自分で落ち込んでる‥
その日はやはりあまり客が来なかったので、サミュウさんにかなりの時間付き合ってもらって作業を行った。
作業を始めて何時間たっただろうか‥
日が沈みかけて茜色に空が染まった頃に、ついに作業が終了した。
俺の剣、ダマスカスブレードが完成した。
魔力劣化ポーションだったり腕力劣化薬だったり‥
普通のポーションは高いけど、こっちなら買えるけど、買おうとは思わない‥
「俺の仲間のキリーエって商人に来てもらうから、そいつから売れる方法ってのを少し習ったらいい。さっきの【魔道具士】を紹介してもらうお返しだ。」
「でもそれはいいって‥」
「なに気にするな。助けたお礼は錬金術を見せてもらったのとポーションを貰ったので十分だったからな。」
「ありがとう。」
ふむ。
こうやってしおらしくてると歳相応で可愛いけどな。
「さて俺は帰るけど、ナーシス今日はありがとうな。アリアもいろいろと勉強になった。ありがとう。」
店を出ようとするとナーシスが近づいてきた。
「あ、あのっ!」
おおうっ。近い近い‥
まだ幼いとはいえ、異性にこれだけ近くに来られるとドキドキするな‥
「また会いにきてもいいですか?こ、こ、こ、こ、こ、‥」
ニワトリ?
「今度はご飯でも食べに行きましょうっ‼︎」
なんかわからないけど凄いプレッシャーを感じる‥
「お、おう。それくらいでよかったら、いつでも付き合うぞ。いつでも誘ってくれていいからな。いなかったら宿に言伝してもらってたらいいから。」
「はい!ありがとうございます!」
お店を出で帰路に着く。
「ナーシスにしては頑張ったわね。」
「だからそんなんじゃないって!」
「でもいつでも誘っていいなんて少しは‥」
歳頃の女の子たちは話のネタが尽きない物だな。
あまり聞こえないが楽しそうでなりよりだ。
マルコイは鈍感レベルが1上がった‥
夜が明けて次の日。
今日は1日サミュウさんの作業場を借りれる事になっている。
借りれる時間が限られてはいたが、借りれる時はフルに時間を使って作業をしてきたおかけでようやく9割程度は完成している。
今日はなんとしても完成まで漕ぎ着けたいと思っている。
【剣匠】のスキルを使用してもダマスカス鋼の鍛造は一筋縄ではいかない。
もちろん【鍛造】のスキルを持っているサミュウさんにも手伝ってもらっているが、それでも通常の刀剣の倍以上の時間がかかっているらしい。
「どうもサミュウさん。今日こそは完成させたいと思ってるので、時間がある時でいいので手伝ってもらってもいいですか?」
店に着き、サミュウに声をかける。
「おはようマルコイさん。もちろんいいですよ。私もあの剣の仕上がりが気になりますからね。今日も客はあまり来ないと思いますから、ガッツリ手伝わせてもらいますよ。」
サミュウさん‥
それは言ってて悲しくないか?
あ、自分で言って自分で落ち込んでる‥
その日はやはりあまり客が来なかったので、サミュウさんにかなりの時間付き合ってもらって作業を行った。
作業を始めて何時間たっただろうか‥
日が沈みかけて茜色に空が染まった頃に、ついに作業が終了した。
俺の剣、ダマスカスブレードが完成した。
10
お気に入りに追加
554
あなたにおすすめの小説

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる