66 / 953
闘技会
戦闘系スキルの模倣
しおりを挟む
「自分のスキルは【剣闘士】ってスキルなんです。スキル自体出現者がいないみたいで、訓練するにしてもどうやっていいのかわからなくて。それで『獅子の立髪』の皆さんがどんなスキルでどんな訓練をしてきたのか参考にさせてもらえればと思ってるんです。」
そう言って俺は自分のスキルカードを見せる。
マルコイ
冒険者ランクC
スキル【剣匠Lv.1】【剣闘士Lv.4】
スキル【剣匠】を覚えた時にわかったのだが、スキルがトリプルになってからは2つ目以降のスキルが表示されなくなっていた。
実際は表示されてはいるのだか、基本的にダブルまでしか表に表示されないようで、トリプルになるとカードの裏側に表示されている。
今の俺のギルドカードは表は【剣闘士】【剣匠】が表示されており裏に【模倣】【鑑定】が表示されている。
そのため自分が手に持ったままであれば裏を見られる事はない。
そこで考えたのは自分からギルドカードを提示する事で相手にも違和感なく同じように提示してもらう事ができるのではないだろうかと思いついた。
懸念しているのは新しく統合したスキルから表示されるようで、模倣したスキルが統合すると表の表示が変わってしまう事だ。
パーティ同士が仲があまり良くないなら情報的には伝わらないだろうが、念のために統合する事ができたら、一旦中止するべきだろう。
「なるほどなぁ。でも私達のスキルが参考になるかわかんないぞ。それでもいいのか?」
アマンダはそう言いながらギルドカードを提示してくれた。
「私のスキルは【身体能力向上】と【強化】になる。だから常時発現スキルでもないしな。アムテル達の方がいいかもな。」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【身体能力上昇】【強化】を模倣しました。』
ヨシっ!
心の中でガッツポーズを取る。
するとアムテルさんとカリーンさんがギルドカードを出してくれる。
カリーンさんは【剛腕】だったな。進化前のスキルは【腕力】のはずだ。
1度模倣して統合したスキルだが、模倣できるのかも検証できるな。
「私も【剛腕】だから常時発現ではない。だからアムテルに聞いてくれるかな?」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【腕力】は統合しています。スキルを模倣できません。』
やはりと言うべきか、無くなったわけではないから統合したスキルは模倣できないか‥
同じスキルを何度も模倣できるなら、スキルのレベルが上がらなくても能力を高める事ができると思ったが‥
「私は【槍鬼】で常時発現スキルよ。でも参考になるかしら?自分で理想の動きを頭の中で描き、されをトレースする動きをずっと訓練しているわ。それが正しいのかはわからないけど、戦ってなくても理想の動きを追い求めて動きをしていた方が、ただ闇雲に振り回すよりレベルが上がると思うわ。」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【槍士】を模倣しました。』
これで戦闘系のスキル模倣が3つ目だ。
運がいいのか悪いのかわからないけど、統合はしなかった。
俺はもっと強くなれるようだ。
そう言って俺は自分のスキルカードを見せる。
マルコイ
冒険者ランクC
スキル【剣匠Lv.1】【剣闘士Lv.4】
スキル【剣匠】を覚えた時にわかったのだが、スキルがトリプルになってからは2つ目以降のスキルが表示されなくなっていた。
実際は表示されてはいるのだか、基本的にダブルまでしか表に表示されないようで、トリプルになるとカードの裏側に表示されている。
今の俺のギルドカードは表は【剣闘士】【剣匠】が表示されており裏に【模倣】【鑑定】が表示されている。
そのため自分が手に持ったままであれば裏を見られる事はない。
そこで考えたのは自分からギルドカードを提示する事で相手にも違和感なく同じように提示してもらう事ができるのではないだろうかと思いついた。
懸念しているのは新しく統合したスキルから表示されるようで、模倣したスキルが統合すると表の表示が変わってしまう事だ。
パーティ同士が仲があまり良くないなら情報的には伝わらないだろうが、念のために統合する事ができたら、一旦中止するべきだろう。
「なるほどなぁ。でも私達のスキルが参考になるかわかんないぞ。それでもいいのか?」
アマンダはそう言いながらギルドカードを提示してくれた。
「私のスキルは【身体能力向上】と【強化】になる。だから常時発現スキルでもないしな。アムテル達の方がいいかもな。」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【身体能力上昇】【強化】を模倣しました。』
ヨシっ!
心の中でガッツポーズを取る。
するとアムテルさんとカリーンさんがギルドカードを出してくれる。
カリーンさんは【剛腕】だったな。進化前のスキルは【腕力】のはずだ。
1度模倣して統合したスキルだが、模倣できるのかも検証できるな。
「私も【剛腕】だから常時発現ではない。だからアムテルに聞いてくれるかな?」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【腕力】は統合しています。スキルを模倣できません。』
やはりと言うべきか、無くなったわけではないから統合したスキルは模倣できないか‥
同じスキルを何度も模倣できるなら、スキルのレベルが上がらなくても能力を高める事ができると思ったが‥
「私は【槍鬼】で常時発現スキルよ。でも参考になるかしら?自分で理想の動きを頭の中で描き、されをトレースする動きをずっと訓練しているわ。それが正しいのかはわからないけど、戦ってなくても理想の動きを追い求めて動きをしていた方が、ただ闇雲に振り回すよりレベルが上がると思うわ。」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【槍士】を模倣しました。』
これで戦闘系のスキル模倣が3つ目だ。
運がいいのか悪いのかわからないけど、統合はしなかった。
俺はもっと強くなれるようだ。
10
お気に入りに追加
557
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる