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闘技会
討伐報告
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ドラゴン討伐を完了し、マルコイ達は首都に戻ってきた。
帰りは行きの時のようにモンスターが多量に出現することもなくスムーズに戻る事ができた。
「報酬については各パーティでギルドからもらってくれ。今回は犠牲もなく討伐する事ができた。ありがとう。それじゃまた機会があれば組む事になるかもしれないから、その時はよろしくな。」
ギルド前にてバラックスが各パーティに向かって告げる。
討伐証明はバラックスが行うので、報酬自体は後日でも受け取る事ができるらしい。
今日は疲れたので、一旦宿に戻る事にしてギルドを後にしようとした時に1人の少女が駆け寄ってきた。
「マルコイさん。本当にありがとうございました。私ナーシスって言います。助けていただいたお礼は後日改めて伺います!」
少女はドラゴン討伐の時に最後に助けたDランクパーティの少女だった。
茶髪よりもオレンジかかった髪の毛を後ろで纏めていてポニーテールと呼ばれる髪型をしている。
まだ少女らしいあどけない顔をしているが、将来は美人になりそうな顔である。
マルコイより2~3歳は歳下だろうか。
「別に気にしなくていいよ。たまたま俺が近くにいて、気づけただけだし偶然だよ。」
「でも私がマルコイさんに助けられた事は確かなんです。それにとってもカッコ良かったです!だからお礼がしたいんです。それじゃまた今度!」
顔を赤くして少女は自分のパーティがいる場所に戻っていった。
面と向かって感謝されると、なにかとても恥ずかい。
仲間を見ると2人ともニマニマしていた。
「なんだよ?」
「別に~。」
「照れてるマルコイさん可愛いですぅ。」
「う、うるさいな。」
終始ニマニマしている2人と共に宿まで戻るのだった。
ギルド内ではバラックス達が討伐依頼の報告を行っていた。
「お疲れ様バラックスちゃん。でも若いドラゴンとはいえ、全く被害なく倒せたのは僥倖だったわ。みんな覚悟して依頼を受けているとしても、送り出す側としてはやっぱり悲しいもの。」
イザベラは少し哀しげな表情をしてそう呟いた。
「そうだな‥しかし今回は優秀なCランクパーティがいたから助かったよ。確か『クリエイト』ってパーティ名だったかな。銀髪の少年と赤髪の少女、それと小柄な金髪の盾士の女の子パーティだ。」
「あら?アキーエちゃん達ね。そうなのあの子達優秀だったのね。まだ首都に来たばっかりだったけどCランクだったから今回の依頼で足を引っ張る事はないと思っていたけど、そんなに優秀だとは思ってなかったわ。」
「赤髪の少女の魔法は目を見張るものがあったし、小柄な女の子は盾士としてのかなりの実力を持ってるな。あと銀髪の少年はかなり強いな。それこそBランク上位はあるんじゃないか?」
「そんなに?」
イザベラは驚いた表情でバラックスに問いかける。
「ああ。Cランクだけど、多分闘技会でもいいとこいけると思うぜ。ギルドで推薦した方がいいんじゃないか?」
「わかったわ。ギルドマスターに話してみる。」
イザベラはドラゴン討伐依頼の手続きを済ませるとギルドマスターと話すため、ギルドマスター室に向かうのだった。
帰りは行きの時のようにモンスターが多量に出現することもなくスムーズに戻る事ができた。
「報酬については各パーティでギルドからもらってくれ。今回は犠牲もなく討伐する事ができた。ありがとう。それじゃまた機会があれば組む事になるかもしれないから、その時はよろしくな。」
ギルド前にてバラックスが各パーティに向かって告げる。
討伐証明はバラックスが行うので、報酬自体は後日でも受け取る事ができるらしい。
今日は疲れたので、一旦宿に戻る事にしてギルドを後にしようとした時に1人の少女が駆け寄ってきた。
「マルコイさん。本当にありがとうございました。私ナーシスって言います。助けていただいたお礼は後日改めて伺います!」
少女はドラゴン討伐の時に最後に助けたDランクパーティの少女だった。
茶髪よりもオレンジかかった髪の毛を後ろで纏めていてポニーテールと呼ばれる髪型をしている。
まだ少女らしいあどけない顔をしているが、将来は美人になりそうな顔である。
マルコイより2~3歳は歳下だろうか。
「別に気にしなくていいよ。たまたま俺が近くにいて、気づけただけだし偶然だよ。」
「でも私がマルコイさんに助けられた事は確かなんです。それにとってもカッコ良かったです!だからお礼がしたいんです。それじゃまた今度!」
顔を赤くして少女は自分のパーティがいる場所に戻っていった。
面と向かって感謝されると、なにかとても恥ずかい。
仲間を見ると2人ともニマニマしていた。
「なんだよ?」
「別に~。」
「照れてるマルコイさん可愛いですぅ。」
「う、うるさいな。」
終始ニマニマしている2人と共に宿まで戻るのだった。
ギルド内ではバラックス達が討伐依頼の報告を行っていた。
「お疲れ様バラックスちゃん。でも若いドラゴンとはいえ、全く被害なく倒せたのは僥倖だったわ。みんな覚悟して依頼を受けているとしても、送り出す側としてはやっぱり悲しいもの。」
イザベラは少し哀しげな表情をしてそう呟いた。
「そうだな‥しかし今回は優秀なCランクパーティがいたから助かったよ。確か『クリエイト』ってパーティ名だったかな。銀髪の少年と赤髪の少女、それと小柄な金髪の盾士の女の子パーティだ。」
「あら?アキーエちゃん達ね。そうなのあの子達優秀だったのね。まだ首都に来たばっかりだったけどCランクだったから今回の依頼で足を引っ張る事はないと思っていたけど、そんなに優秀だとは思ってなかったわ。」
「赤髪の少女の魔法は目を見張るものがあったし、小柄な女の子は盾士としてのかなりの実力を持ってるな。あと銀髪の少年はかなり強いな。それこそBランク上位はあるんじゃないか?」
「そんなに?」
イザベラは驚いた表情でバラックスに問いかける。
「ああ。Cランクだけど、多分闘技会でもいいとこいけると思うぜ。ギルドで推薦した方がいいんじゃないか?」
「わかったわ。ギルドマスターに話してみる。」
イザベラはドラゴン討伐依頼の手続きを済ませるとギルドマスターと話すため、ギルドマスター室に向かうのだった。
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