61 / 953
獣人国へ
ドラゴン討伐⑤
しおりを挟む
ドラゴンとの戦いの最中、俺は高ランク冒険者の鑑定を行う。
何人かは何となくスキルがわかりはしたが、数人は見ているだけではわからない者もいた。
まずはAランクパーティ『戦神の矛』からだな。
バラックス
冒険者ランクA
スキル【剣鬼Lv.8】【指揮】
ヤックル
冒険者ランクA
スキル【盾鬼Lv.7】
シクー
冒険者ランクA
スキル【疾風Lv.5】【探索Lv.7】
エリネ
冒険者ランクA
スキル【属性魔法:暴風Lv.5】
ふむ。
流石にAランクだな。
ダブルスキルが2人もいるのか。
バラックスの【指揮】とシクーの【探索】は欲しいかな。
次はBランクパーティの2つだな。
スコル
冒険者ランクB
スキル【下肢筋力向上Lv.5】
オーファン
冒険者ランクB
スキル【盾鬼Lv.2】
アックレ
冒険者ランクB
スキル【格闘鬼Lv.3】
ストール
冒険者ランクB
スキル【属性魔法:水Lv.6・土Lv.4】
イザベラ
冒険者ランクB
スキル【身体能力向上Lv.6】【強化Lv.2】
アムテル
冒険者ランクB
スキル【槍士Lv.9】
カリーン
冒険者ランクB
スキル【剛腕Lv.2】
Bランク冒険者もやはりスキルレベルが高い。ほとんどのスキルが系統進化しているみたいだ。
この人たちのスキルを模倣すれば多分どれかは統合できるはず。
一緒の討伐依頼を受けたんだし、これまでのように知らない人から模倣するよりは警戒される事もないだろう。
なによりも模倣するための工程を1つクリアできているのが大きいな。
マルコイが鑑定を終えると同じくらいにドラゴンが力なく地面に倒れた。
攻撃隊が終始優位に戦いをすすめ、特に被害もなく討伐は完了したように見えた。
討伐が終えたと思い安心した時に、ドラゴンは動いた。
最後の足掻きなのか1人でも道連れをと思った行動なのかはわからない。
しかし安心しきっていたDランクパーティの1人に向かいドラゴンは尻尾を振るった。
虚をついた攻撃だったため誰も動けないように見えた。
しかしその中で1人だけ予想していたように動いていた男がいた。
目に力が残っているように見えたんだよね。
これって異世界で言う『残心』ってやつかね?
ドラゴンの尻尾での攻撃をスモールシールドに角度をつけて上にズラす。
勢いがありはするが、もうそれほどの力は残っていなかったのだろう弾かれた尻尾は上空に逸れ力なく下に落ちてくる。
念のためにマルコイは尻尾に向かい剣を振るう。
尻尾はさほど抵抗もなく、真ん中辺りから切り落とされた。
「ふぅ。」
「大丈夫?よくわかったわね。」
アキーエが駆け寄ってくる。
「なんとなくかな。カッコ良かったろ?」
そう言いながらアキーエを見る。
「はい!」
ん?
その声はアキーエがいる方ではなく、俺の後ろから聞こえた。
振り返ると先程助けたDランクパーティの女の子が目を潤ませながら見ていた。
「あ、いやありがとう。」
何か変な返事をしてしまった‥
そんなマルコイ達パーティを助けた女の子以外にも数人の冒険者が見ているのにマルコイは気づかなかった。
何人かは何となくスキルがわかりはしたが、数人は見ているだけではわからない者もいた。
まずはAランクパーティ『戦神の矛』からだな。
バラックス
冒険者ランクA
スキル【剣鬼Lv.8】【指揮】
ヤックル
冒険者ランクA
スキル【盾鬼Lv.7】
シクー
冒険者ランクA
スキル【疾風Lv.5】【探索Lv.7】
エリネ
冒険者ランクA
スキル【属性魔法:暴風Lv.5】
ふむ。
流石にAランクだな。
ダブルスキルが2人もいるのか。
バラックスの【指揮】とシクーの【探索】は欲しいかな。
次はBランクパーティの2つだな。
スコル
冒険者ランクB
スキル【下肢筋力向上Lv.5】
オーファン
冒険者ランクB
スキル【盾鬼Lv.2】
アックレ
冒険者ランクB
スキル【格闘鬼Lv.3】
ストール
冒険者ランクB
スキル【属性魔法:水Lv.6・土Lv.4】
イザベラ
冒険者ランクB
スキル【身体能力向上Lv.6】【強化Lv.2】
アムテル
冒険者ランクB
スキル【槍士Lv.9】
カリーン
冒険者ランクB
スキル【剛腕Lv.2】
Bランク冒険者もやはりスキルレベルが高い。ほとんどのスキルが系統進化しているみたいだ。
この人たちのスキルを模倣すれば多分どれかは統合できるはず。
一緒の討伐依頼を受けたんだし、これまでのように知らない人から模倣するよりは警戒される事もないだろう。
なによりも模倣するための工程を1つクリアできているのが大きいな。
マルコイが鑑定を終えると同じくらいにドラゴンが力なく地面に倒れた。
攻撃隊が終始優位に戦いをすすめ、特に被害もなく討伐は完了したように見えた。
討伐が終えたと思い安心した時に、ドラゴンは動いた。
最後の足掻きなのか1人でも道連れをと思った行動なのかはわからない。
しかし安心しきっていたDランクパーティの1人に向かいドラゴンは尻尾を振るった。
虚をついた攻撃だったため誰も動けないように見えた。
しかしその中で1人だけ予想していたように動いていた男がいた。
目に力が残っているように見えたんだよね。
これって異世界で言う『残心』ってやつかね?
ドラゴンの尻尾での攻撃をスモールシールドに角度をつけて上にズラす。
勢いがありはするが、もうそれほどの力は残っていなかったのだろう弾かれた尻尾は上空に逸れ力なく下に落ちてくる。
念のためにマルコイは尻尾に向かい剣を振るう。
尻尾はさほど抵抗もなく、真ん中辺りから切り落とされた。
「ふぅ。」
「大丈夫?よくわかったわね。」
アキーエが駆け寄ってくる。
「なんとなくかな。カッコ良かったろ?」
そう言いながらアキーエを見る。
「はい!」
ん?
その声はアキーエがいる方ではなく、俺の後ろから聞こえた。
振り返ると先程助けたDランクパーティの女の子が目を潤ませながら見ていた。
「あ、いやありがとう。」
何か変な返事をしてしまった‥
そんなマルコイ達パーティを助けた女の子以外にも数人の冒険者が見ているのにマルコイは気づかなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
557
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる