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獣人国へ
鍛治スキルの模倣
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紹介してもらった店はギルドから15分ほど離れた所にあった。
店の中は整頓されており、様々な剣や槍、鎧などか飾られている。
「いらっしゃいませ。今日は何をお探しですか?」
店の中を見ていると40歳くらいの獣人族の男性が声をかけてきた。
「ギルドから紹介してもらってきました。ここの店主は【鍛治】を持ってあるそうなのでいい物があるかと思って。」
「なるほど。店主は私になります。こちらギルドカードです。」
男性は胸元からギルドカードを出してこちらに見せてきた。
ザーイス
鍛治ランクC
スキル【鍛治Lv.7】
「レベル7ですか!それはいい品を作られそうですね。」
「はは。私はスキルが発現してからすぐに見習いとしてこの世界に入りましたから。長年このスキル【鍛治】を使って装備品を作り商売しております。【鍛治】は常時発現スキルではありますが、品物を作らないと上がりません。20年以上使用してやっとこのレベルまで上がりました。」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【鍛治】を模倣しました。』
よしっ!鍛治関連のスキルは常時発現スキルみたいだから、見なくても模倣できるみたいだな。
目的は果たしたが、すぐに店を出るのは申し訳ないのでしばらく店の中を見て回る。
「これ10本まとめて買うからもう少し安くしてくれん?」
ん?
「1本金貨1枚を10本で金貨7枚で!」
「それじゃ商売にならないよ。10本で金貨9枚なら。」
「じゃあ10本で金貨7枚と銀貨5枚でっ!」
「金貨8枚と‥」
キリーエの熱い戦いは続きそうだったので先に店を後にした‥
キリーエは30分程度戦いを繰り広げた‥
た、頼もしい仲間だ‥
次に紹介してもらった店に行く。
そこでも同じ様に説明を行う。
『模倣スキルを発現しました。スキル【装飾師】を模倣しました。』
初日の成果としては上々だろう。
今日はこのくらいにして宿に戻ることにした。
「マルコイは装備品買わなくてよかったの?」
先程の装飾師がいる店で杖を購入したアキーエが聞いてきた。
ミミウは何も購入しなかったが、アキーエは杖、キリーエは剣を10本購入していた。
「せっかく鍛治ギルドのスキルを模倣できるんだし、できれば自分で作ってみたいと思ってさ。」
「でも模倣できてもレベル1でしょ?だったら高レベルの人が作った武器なんかがよかったんじゃないの?今使ってるのも、そこまでいい品じゃないでしょ?」
確かに今使ってるのは魔族との戦いで折れた剣の代わりに購入したもので、鋳造で作られた量産品である。
「男のロマンってやつさ‥」
アキーエに白い目で見られた‥
「ロマンって美味しそうな響きですぅ。」
ミミウさんや‥今度首都にも屋台でてるから、屋台回りしような。
宿に戻るため、帰り道を歩いていると鍛治ギルド周辺の店を抜けるところで目の前に男が出てきた。
「お兄さん!よかったらうちの店ものぞいていかないかい?」
店の中は整頓されており、様々な剣や槍、鎧などか飾られている。
「いらっしゃいませ。今日は何をお探しですか?」
店の中を見ていると40歳くらいの獣人族の男性が声をかけてきた。
「ギルドから紹介してもらってきました。ここの店主は【鍛治】を持ってあるそうなのでいい物があるかと思って。」
「なるほど。店主は私になります。こちらギルドカードです。」
男性は胸元からギルドカードを出してこちらに見せてきた。
ザーイス
鍛治ランクC
スキル【鍛治Lv.7】
「レベル7ですか!それはいい品を作られそうですね。」
「はは。私はスキルが発現してからすぐに見習いとしてこの世界に入りましたから。長年このスキル【鍛治】を使って装備品を作り商売しております。【鍛治】は常時発現スキルではありますが、品物を作らないと上がりません。20年以上使用してやっとこのレベルまで上がりました。」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。スキル【鍛治】を模倣しました。』
よしっ!鍛治関連のスキルは常時発現スキルみたいだから、見なくても模倣できるみたいだな。
目的は果たしたが、すぐに店を出るのは申し訳ないのでしばらく店の中を見て回る。
「これ10本まとめて買うからもう少し安くしてくれん?」
ん?
「1本金貨1枚を10本で金貨7枚で!」
「それじゃ商売にならないよ。10本で金貨9枚なら。」
「じゃあ10本で金貨7枚と銀貨5枚でっ!」
「金貨8枚と‥」
キリーエの熱い戦いは続きそうだったので先に店を後にした‥
キリーエは30分程度戦いを繰り広げた‥
た、頼もしい仲間だ‥
次に紹介してもらった店に行く。
そこでも同じ様に説明を行う。
『模倣スキルを発現しました。スキル【装飾師】を模倣しました。』
初日の成果としては上々だろう。
今日はこのくらいにして宿に戻ることにした。
「マルコイは装備品買わなくてよかったの?」
先程の装飾師がいる店で杖を購入したアキーエが聞いてきた。
ミミウは何も購入しなかったが、アキーエは杖、キリーエは剣を10本購入していた。
「せっかく鍛治ギルドのスキルを模倣できるんだし、できれば自分で作ってみたいと思ってさ。」
「でも模倣できてもレベル1でしょ?だったら高レベルの人が作った武器なんかがよかったんじゃないの?今使ってるのも、そこまでいい品じゃないでしょ?」
確かに今使ってるのは魔族との戦いで折れた剣の代わりに購入したもので、鋳造で作られた量産品である。
「男のロマンってやつさ‥」
アキーエに白い目で見られた‥
「ロマンって美味しそうな響きですぅ。」
ミミウさんや‥今度首都にも屋台でてるから、屋台回りしような。
宿に戻るため、帰り道を歩いていると鍛治ギルド周辺の店を抜けるところで目の前に男が出てきた。
「お兄さん!よかったらうちの店ものぞいていかないかい?」
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