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1章 スキル発現
模倣スキルの発現
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突然頭の中に響いた声に理解が追いつかない。どんなに待ち焦がれても得られなかった物が、突然目の前に現れた。
訳が分からな過ぎて思考が追いつかないでいる。
「どうしたのマルコイ?突然ボーッとして?いつもは眠そうな目がこれでもかってくらい大きくなってるんだけど?」
アキーエの声で我に帰る。眠そうな目は余計なお世話だったので、後でエッチなイタズラでお返ししてやる。
「アキーエ、話がある。」
「どうしたの?突然真面目な顔して。わかったわ。でも笑顔もいいけど、そっちも‥‥」
後半は聞き取れなかったが、了承してくれたのでアキーエとギルドに戻り、隅のテーブルに移動する。
「発現した。」
「なんのこと‥?もしかしてスキルの話っ?」
大きな声を出そうとしたアキーエの口を塞ぐ。
「別に隠す訳じゃないけど、そんな大きな声で俺のスキルを宣伝しないでくれ。」
「わかったわ、ごめんなさい。」
アキーエが申し訳なさそうな顔をする。
「ごめん、ごめん。アキーエも一緒に発現する努力してくれたんだから、そんな顔しないで。」
すると嬉しいのか恥ずかしいのか、複雑な笑顔を見せるアキーエ。
「ありがとう。それでスキルはどんな効果なの?」
俺は自分のスキル【模倣】を確認する。
マルコイ
スキル【模倣Lv.1】
模倣スキル【属性魔法:火】
「多分アキーエの【属性魔法:火】を模倣したみたいだ。」
「ほんとに?凄いじゃない」
「でもなんでいきなりスキルが発現したのかがわからない。今までと何か違う事をしたのか?」
自分の行動を振り返ってみる‥
「わかった、ギルドカードだ‥」
「え?」
「新しく自分達が得た物といえばギルドカードだよ!」
「でもおかしくない?ギルドカードだったとしても模倣したのは【属性魔法:火】だけでしょ?もしギルドカードが発現のきっかけだとしたら、なぜ【判別】は模倣しないの?」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。【判別】を模倣しました』
「アキーエ。」
「なに?」
「今、【判別】も模倣した。」
「え?なんで急に?」
再度自分の行動を振り返る。ギルドカード、アキーエとの会話‥
「アキーエありがとう。条件が多分わかったよ。おそらくスキルカードでスキルを確認して、そのスキル名を本人に言ってもらう事が条件だと思う。」
そう言いながら、俺の身体に新たな火が灯ったのがわかる(【属性魔法:火】を模倣しただけに)ドヤっ
「アキーエ!スキルカードも貰ったし、さっそく村の外に行こう!スキル【模倣】を試してみたいんだっ!」
「わかったわ。これから一緒に冒険する相方が強くなるのは嬉しいことだものね‥‥あ、相方って‥」
なぜかアキーエは自分の言った言葉でモジモジしている。
しかし今はそれどころではない。俺は今から最強の階段を駆け上がれるのかもしれないのだ。スキル【模倣】を使えばスキルをダブルどころか、クインティプルでもディカプルにでもなれるのだから。
スキル【模倣】を使えば今まで物語でしか知る事の出来なかった、英雄にもなれるはず。
「アキーエ、俺は強くなるよ。」
「そう。じゃあわたしも負けないように強くならないとね。マルコイは危なっかしいからわたしが側についててあげるわ。」
「ああ。有名な冒険者になれるように頑張ろうな。」
互いに頷き合い村の外に向っていった。
マルコイ
冒険者ランクE
スキル【模倣Lv.1】
模倣スキル【属性魔法:火】【判別】
訳が分からな過ぎて思考が追いつかないでいる。
「どうしたのマルコイ?突然ボーッとして?いつもは眠そうな目がこれでもかってくらい大きくなってるんだけど?」
アキーエの声で我に帰る。眠そうな目は余計なお世話だったので、後でエッチなイタズラでお返ししてやる。
「アキーエ、話がある。」
「どうしたの?突然真面目な顔して。わかったわ。でも笑顔もいいけど、そっちも‥‥」
後半は聞き取れなかったが、了承してくれたのでアキーエとギルドに戻り、隅のテーブルに移動する。
「発現した。」
「なんのこと‥?もしかしてスキルの話っ?」
大きな声を出そうとしたアキーエの口を塞ぐ。
「別に隠す訳じゃないけど、そんな大きな声で俺のスキルを宣伝しないでくれ。」
「わかったわ、ごめんなさい。」
アキーエが申し訳なさそうな顔をする。
「ごめん、ごめん。アキーエも一緒に発現する努力してくれたんだから、そんな顔しないで。」
すると嬉しいのか恥ずかしいのか、複雑な笑顔を見せるアキーエ。
「ありがとう。それでスキルはどんな効果なの?」
俺は自分のスキル【模倣】を確認する。
マルコイ
スキル【模倣Lv.1】
模倣スキル【属性魔法:火】
「多分アキーエの【属性魔法:火】を模倣したみたいだ。」
「ほんとに?凄いじゃない」
「でもなんでいきなりスキルが発現したのかがわからない。今までと何か違う事をしたのか?」
自分の行動を振り返ってみる‥
「わかった、ギルドカードだ‥」
「え?」
「新しく自分達が得た物といえばギルドカードだよ!」
「でもおかしくない?ギルドカードだったとしても模倣したのは【属性魔法:火】だけでしょ?もしギルドカードが発現のきっかけだとしたら、なぜ【判別】は模倣しないの?」
(ピコーンッ)
『模倣スキルを発現しました。【判別】を模倣しました』
「アキーエ。」
「なに?」
「今、【判別】も模倣した。」
「え?なんで急に?」
再度自分の行動を振り返る。ギルドカード、アキーエとの会話‥
「アキーエありがとう。条件が多分わかったよ。おそらくスキルカードでスキルを確認して、そのスキル名を本人に言ってもらう事が条件だと思う。」
そう言いながら、俺の身体に新たな火が灯ったのがわかる(【属性魔法:火】を模倣しただけに)ドヤっ
「アキーエ!スキルカードも貰ったし、さっそく村の外に行こう!スキル【模倣】を試してみたいんだっ!」
「わかったわ。これから一緒に冒険する相方が強くなるのは嬉しいことだものね‥‥あ、相方って‥」
なぜかアキーエは自分の言った言葉でモジモジしている。
しかし今はそれどころではない。俺は今から最強の階段を駆け上がれるのかもしれないのだ。スキル【模倣】を使えばスキルをダブルどころか、クインティプルでもディカプルにでもなれるのだから。
スキル【模倣】を使えば今まで物語でしか知る事の出来なかった、英雄にもなれるはず。
「アキーエ、俺は強くなるよ。」
「そう。じゃあわたしも負けないように強くならないとね。マルコイは危なっかしいからわたしが側についててあげるわ。」
「ああ。有名な冒険者になれるように頑張ろうな。」
互いに頷き合い村の外に向っていった。
マルコイ
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スキル【模倣Lv.1】
模倣スキル【属性魔法:火】【判別】
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