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両思いの先輩と
前編
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バイト先の先輩は、見目が良いせいで先輩を目的とした女性の固定客がいる。
その子達が言うには、『身近なイケメン』『会えるアイドル』みたいな感覚らしい。
すっごく同意出来る。
テレビとかに出てるアイドルっていうより、舞台とかで人気の若手の役者みたいかなと思う。
そりゃファンも出来るよ。
ゲイの僕も先輩が大好きで片思いしていたのだけれど、この度晴れて先輩が僕の彼氏になりました!
片思いじゃなくて先輩も僕が好きだったから両片思いってやつだったのですよ。
あ~もう浮かれ気分がまだ消えてない。
誰かに言いたいけど、二人だけの秘密だから言えないんだ。
ふふ。二人だけの秘密だよ?
先輩を見に来たお客さんも知らないんだよ?
ファンには可愛い子だっているのに先輩に恋人が出来たって知らないんだよ。
ヤバいよね。語彙力無くなるくらいヤバい。
こんなに幸せだと、逆に怖くなるくらいだ。
僕は先輩を独り占めしているんだ。
「こら、敦。顔にやけてるぞ」
先輩の声にはっとして僕は自分の頬を両手でパチパチと叩く。頬が熱い気がする。
「もうすぐ終わりの時間なんだから、サボらないでね。ほら、あそこ片付けて来て」
「はぁ~い」
ルンルン気分で仕事を片付けていく。バイト中も大好きな人とずっと一緒だなんて、仕事だって捗るよね。
実は今日は仕事の後も一緒なんだけど。
まさか恋人になるとは思っていなかったからバイトのシフトもまだバラバラなんだ。
来月からは休みの日はなるべく合わせようと話しているよ。もちろん希望が全部通るかは別だけど。
だからまだゆっくりデートしたことがないんだよね。
同じ時間にバイトが終われば一緒に帰るくらい。
本当は先輩のおうちに行ってエッチな事をしたいけど、僕も先輩も実家暮らしだから親がいる日にエッチなんて出来ない。
だから、先輩とは公園のトイレでエッチしちゃった。
我慢出来なかったのはお互い様。
ラブホも近くに無いしさ。
最初は公園のベンチで座って話をしてただけだったんだけど、段々そういう雰囲気になってきちゃってキスしたんだ。
周りに誰もいなかったんだけど、誰かに見られてしまうのではないかという気がして凄く興奮したよ。
「ふ…、ぁ…んんっ……んぅ……」
何度も角度を変えて舌を絡めあう濃厚なキスに吐息が漏れる。
「敦、エッチな声出てるよ」
「だってぇ……キス気持ちいい」
先輩の大きな手で頬を撫でられただけでもトロンとした顔になってしまう。
「せぇんぱぃ……もっとぉ……」
「そんな可愛いおねだりして、襲われたいの?」
「えへへ、襲ってくれても良いですよ?」
そう言ってまた唇を重ねる。
くちゅくちゅと音を立てて唾液を交換しながら夢中で貪っていると、いつの間にか先輩の手が僕の股間に伸びていてズボン越しに触れてきた。
ビクッとして思わず先輩から離れてしまった。
そんな僕の顔を覗き込んだ先輩は妖艶に笑んだ。
「敦はトイレで俺に無理やり犯された妄想してたんだっけ?」
「う……。はい」
先輩の指先が僕のモノの形を確かめるようになぞっていく。
それだけで期待感が高まってしまう。
「あっ……、せんぱい……ハァ…ハァ…」
「トイレに連れ込んで良い?」
僕はコクと首を縦に振った。
妄想ではもっと強引に連れ込まれたんだけど、現実の先輩はそこまで鬼畜じゃない。
でも僕はトイレで無理矢理されるシチュエーションも好き。
先輩は僕を狭い個室に押し込み、ドアの鍵をかけた。
そしてそのまま後ろから抱きしめられ首筋を舐められた。
ぞくっと背筋に快感が走る。
「せんぱい……ダメぇ……」
先輩は僕の言葉など無視してTシャツを捲くり上げて乳首を弄ってきた。
指先で摘ままれ捏ねられて甘い痺れを感じる。
僕はその刺激に堪えられず身体を捩ってしまう。
「敦はここで俺に犯されたかったんだろ?」
「やぁっ……言わないでぇ……」
耳元で囁かれる言葉責めにゾクゾクしてしまう。
「素直にならないとやめてしまうよ?」
先輩の声が耳に吹き込まれて頭がクラクラする。
「あ、あ、あ、やだぁ……やめないでぇ」
僕は泣きそうな声で訴えると先輩はクスリと笑い、更に激しく乳首だけを虐める。
両方の乳首を同時にコリコリと擦られるともう堪らなかった。
便器のタンクに手を付き、先輩にお尻を突き出してヘコヘコと腰を振っていた。
狭いので僕のお尻が先輩の股間にも触れる距離にあって、僕はそこにバキバキの先輩ちんぽを見つけてしまった。
「おちんぽっ……おちんぽぉ!」
先輩は勃起ちんぽをグリグリと押し付けてくる。
「敦、ここが何処か忘れてない?公園のトイレでおちんぽなんて叫んでたら知らない男達に輪姦されちゃうかもしれないから声抑えてね」
「輪姦……やだぁ……」
「嘘つき。俺の前で知らない男に凌辱されても感じるんでしょ?」
「違っ、違うのぉ!感じないしっ先輩以外となんてしないからぁ」
「本当に?目の前におっきいおちんぽ出されてもメス媚びしない?」
「先輩だけだよぉ」
涙目になりながら必死に訴えると、先輩は怖い顔からエッチな顔になって僕のズボンをパンツごと脱がせた。
外気に晒された僕の下半身は恥ずかしげもなく勃起していた。
「俺の前だけのおちんぽ媚びダンスしよっか。俺のチンポ欲しいんでしょ?いやらしく腰振ってみせて。せっかくだから上も脱いじゃおうか」
万歳させて服を脱がされ、僕はトイレで全裸になってしまった。
ひやっとした空気にブルリと一震えした。
そしてあまり近すぎると僕のおねだりが見えないので、先輩の方を向いたまま大股開きで便器を跨いで、深いがに股になってから腰を前後に振った。
「あんっ……はぁ……んんっ……ああぁん……」
先走りの蜜液で濡れた性器をぶるんぶるんと振り回しながら先輩を見つめる。
「敦のクリちんぽ、ビンビンになってるよ。そんなに俺のちんぽが欲しいんだ?」
「先輩のおちんぽ欲しいですっ……先輩のおっきいおちんちんしゃぶりたいよぉ……」
「まだダメ。もっと敦のスケベなダンス見せて」
先輩はスマホを取り出し動画撮影を始めた。
僕はそれを見ながら、さっきよりも大胆に腰を振り始めた。
先輩に見せつけるように腰を突き出したり、左右に振る。
「か~わいい、敦。手は頭の後ろに組んでみて。うん、そう!淫乱さが増したよ。そのままおねだりしてみようか。公衆便所でおねだりだよ」
こんなふうにされるのを妄想してたんだ。
先輩は僕の性癖を把握済みだから、僕が興奮することばかり言ってくれる。
興奮した僕がどうなるかも知ってる。
だから先輩は容赦無く僕を追い込むんだ。
先輩の命令通り、がに股ポーズで両手を上げて腋を見せながらヘコヘコと情けなくおねだりを始める。
「ぼ、僕の変態マンコはぁ、せんぱいのガチガチに硬くなったおちんちんを想像するだけで、きゅんきゅん疼いて止まらないんですぅ。早くせんぱいのぶっといちんぽで僕のケツまんこを犯してくださいぃ。僕の身体をせんぱい専用のオナホにしてくだしゃいっ……」
最後は舌足らずになっていたけど、言い切った。
「おまんこは後でね。腰ヘコは続けてて。でもあんまり声は出さないでね」
そういうと先輩は僕の胸の脇を掴むと、親指でピンと上を向いた乳首を弾くように刺激してきた。
その度にビクビクと身体が跳ねてしまう。
気持ち良い。気持ち良い。
ヘコヘコの回数増えちゃう。乳首ももっと触ってほしい。
先輩は乳首から手を離すと今度は太ももの内側を撫でてきた。
僕はもっと強い刺激を求めて、身体を揺らしてしまう。
すると先輩はクスッと笑って今度は乳首をギュウッと摘まんできた。
痛いくらい強く摘ままれてジンジンする乳首。
ああっ……だめぇ……これ、すごい……。
先輩に摘ままれたまま引っ張られた。
乳首が伸びる。伸びちゃう。
僕が感じてるのを見て先輩は更に力を込めて乳首を捻ってきた。
「あぁっ……あぁっ……あぁっ……」
「声我慢して。誰か来ちゃうよ」
「やぁっ……無理……あぁっ……イッ……イっちゃ……」
先輩は僕の声を塞ぐかのようにキスをしてくる。
この状態でキス?!ダメ!頭真っ白になっちゃう!
あへっ……もう、イクっ……イクっ……イクっ……!!
先輩の口の中で喘ぎ声を漏らすと同時に僕は射精してしまった。
先輩の唇から解放されると、僕は立っていられなくて便座に座って荒い呼吸を繰り返して快感の余韻に浸っていた。
先輩の手が頬に触れる。
「気持ち良かった?今度は俺を気持ち良くしてもらいたいから、口開けて」
先輩は自分のベルトを緩めてズボンを下げ、パンツの中からガチガチに勃起したモノを取り出した。
僕は言われるままに口を開けて、咥えやすいように座った状態で上半身を倒して舌を出した。
すると先輩は僕の口に先端を押し当ててきたのでペロペロと犬みたいに舐め回す。
そう、これ!公衆便所でフェラする興奮妄想が本当になっちゃった!
ペロペロじゃ足りず、ちゅぱっと吸い付いた。
尿道口を尖らせた舌先でほじくると先走りが滲み出てくる。
夢中で舐めていると先輩が僕の頭を掴んで、喉の奥まで一気に挿入してきた。
苦しくてえずいてしまいそうになる。
でも僕はそれを堪えて、先輩の太い陰茎を舌で包み込んで必死に扱くと、僕の唾液と先輩の先走りが混ざったものが顎を伝って床に落ちた。
じゅぽっ……れろっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……
「ディルドで練習しただけあって上手だね。もっと奥まで入れてごらん」
「おごっ!あがぁっ!」
先輩は僕の頭を押さえつけて、根元まで押し込んできた。
こんな喉奥まで初めてだよ。自分じゃ入れられない所まで無理やりされてるよぉ。
苦しくて白目になっちゃう。
先輩は僕の頭を掴んだまま激しく出し入れを繰り返す。
これが本当のイラマチオなんだ。僕は口を傍若無人に犯されながら、自分のちんぽを狂ったように擦った。
「ああぁ~敦のおくちまんこ最高だよ。可愛いお顔が涙と鼻水とヨダレでドロドロになって、ケツ穴ヒクつかせて、ちんぽシコシコして、おくちまんこにおちんぽハメられて嬉しいんだよね?」
「ごっ ごっ ぐごっ お"っお"っ」
嬉しくないはずがない。
だって憧れの先輩に乱暴される妄想して毎日オナニーしてたんだから。
「敦、イキそうだから全部飲んでね」
先輩は僕の頭を引き寄せると、喉の最奥に熱い精液を吐き出した。
ビュルビュル出てる先輩のザーメン、お腹いっぱい飲みたかったのに口から溢れてしまった。
だってこんな勢いよく出ると思わなかったんだ。
ゴホゴホと咳き込むと、先輩は僕の髪の毛を引っ張って、後ろを向かせるとお尻を叩いた。
パチンッ!
乾いた音がトイレ内に響く。
痛くはないけど、恥ずかしい。
「零しちゃダメでしょ。俺の精子なんだよ?」
「ごめんなさい……全部飲めなくてごめんなさい」
先輩はもう一度叩いてきた。今度はさっきより強く。
痛くはなかったけど、びっくりして思わず声が出ちゃった。
「あんっ!」
「なに、そのエロい声。もっと虐めたくなっちゃうじゃん」
先輩はニヤリと笑うと、僕を便座に座らせて両足を持ち上げた。
そしてそのまま肩に乗せ、アナルを丸見えにする。
「やぁ……見ちゃダメぇ……」
「雌豚敦のケツまんこ、ヒクついてるよ。見られて感じてるのかな?あ、クリちんぽもビンビンにして。コッチなら上手に飲める?」
先輩は僕のアナルの前で見せつけるようにして、射精したばかりの陰茎を再び扱き始めた。
「淫乱おまんこだからぁ上手にザーメンゴックン出来ますぅ!だからおまんこしてくださいぃ」
僕は膝裏を抱えるようにして尻穴を自ら広げて先輩を誘う。
「ちゃんと味わうんだよ」
先輩は再び硬く勃起させたモノの先端を僕に押し当ててきた。
早く欲しい。僕の中に入れて掻き回して欲しい。
期待に満ちた目で先輩を見つめると、先輩は腰を押し進めてきた。
ぬぷっ……
太く硬いものが僕の中に入ってくる。
ゆっくりだけど確実に。
先輩の形に広げられていく。
先輩のモノが半分くらい入ったところで、先輩が動きを止めた。
まだ半分なのにその質量に僕は身体を震わせた。
すると先輩は一気に根本まで突き刺してきた。
パンッ!
肌同士がぶつかる音と共に、お腹の中がこじ開けられて熱くなる。
僕は声にならない悲鳴を上げて仰け反った。
先輩は僕の両乳首を摘まみながら、激しくピストンを始めた。
ズチュッ!ヌプッ!グポッ!
激しい水音をさせながら抜き差しされて、前立腺をゴリゴリ削られて目の前で火花が散る。
気持ち良い。気持ち良すぎておかしくなりそう。
僕は無意識のうちに自分でちんぽを扱いていた。
それを見た先輩は僕の手を掴み、指を絡めて恋人繋ぎのように握ってきた。
これじゃあシコシコ出来ない。
でも恋人繋ぎ嬉しい。
キスもしてくれるの?
声我慢するの辛かったんだ。先輩の唇でエッチな声塞いで。
パンッパチュンッパンッ
パチュッグポォ
もう無理。気持ちいい。気持ちよすぎる。死んじゃう。
「すごく感じてるね。毎日のオナニーじゃ足りなかった?」
コクコクと必死に首を振ると、先輩は意地悪そうな笑みを浮かべて更に深く挿入してきた。
一番奥まで犯された状態でグリグリされると苦しいはずなのに、それ以上に快感を感じてしまう。
先輩ので結腸まで届いちゃってるよぉ。
「偽物ちんぽじゃダメなのぉ!先輩の本物ちんぽ知っちゃったら、他のじゃ満足できないよぉ!」
「でも毎日俺の名前呼びながらディルドでアヘアヘしながらオナニーしてるよね」
オナニー報告は必ずするように先輩に約束させられている。
時間が合えばテレビ電話でオナニーするが、先輩がバイトの時はイく時の動画を撮ってメッセージで送っている。
まぁ大体は画像はぶれてしまって声くらいしか入ってないんだけど。
「それは先輩を妄想してオナニーしてるからで……」
「怒ってないよ」
嘘だ。ディルドに嫉妬してるの知ってるんだから。
先輩は時々変なところでヤンデレスイッチ入るよね。
一瞬だから良いけど、ちょっとゾクッとする。
「先輩のおちんぽでめちゃくちゃにしてください。キスハメで声も出ないように押さえ込んで結腸ガン突きしてイカせて欲しいんです」
「敦は本当に可愛いね。お望み通りいっぱい犯してあげる」
僕の膝を抱え直して、上から体重をかけるようにプレスしてきた。
ゴリュッゴリュッゴリュッゴリュッゴリュッゴリュッ
おっほぉおおぉお!きたきたきたきた!しゅごいぃいぃい! 内臓潰れちゃう!
パンッパチュッ!パンパチュッ!パチュパチュパチュッ!
すごい速さで打ち付けられて壊れちゃいそう。
先輩の本気ピストンやばい。
こんなの知らない。こんなの覚えたらもう普通のセックスなんて出来ない。
先輩のデカマラに調教されちゃったぁ。
公衆便所で、先輩専用肉便器になっちゃったぁ。
こんなの知ったら、先輩と別れられないじゃん。
先輩大好き。愛してる。
喘ぎは塞がれているので、喉奥の呻きと、涙と鼻水とヨダレが止まらない。
ズブッ!ドチュッ!ズブズブズボッ!
あっ……ああぁ……あぁあぁあぁ
「んっ……イク……出すよ」
ビュルルルルーーッ!ビューッビュッ!
先輩は僕の中に熱い精液を吐き出した。
熱い熱い!火傷しそう! ドクンドクン脈打ってる。
先輩の精子が僕の中で暴れてる。
気持ち良い。幸せ。
僕も先輩と同時にイッたみたいで、ちんぽからはピュルッと勢いなく白いものが垂れていた。
ズルリと先輩のモノが抜かれると、先輩は僕を抱きかかえて、再び唇を合わせてきた。
舌を絡ませながら、お互いの唾液を交換するような深いキスをする。
先輩の唇は柔らかくて気持ちいい。
もっとしたい。もっともっと先輩が欲しい。
僕は先輩の首に腕を回して引き寄せ、自分からもキスをした。
そしてチュッとリップ音をさせて離れると唾液の糸が引いた。
「敦。そろそろ帰ろうか。今日はもう終わり」
「もっとしたいよぉ。先輩と一緒に居たい」
「俺も同じ気持ちだけどこんな場所で長い時間してたら、警察呼ばれちゃう」
僕は渋々了承すると、先輩は僕の頭を撫でてくれた。
「続きはまた今度ね。それまで我慢出来る?」
「……頑張る」
こんな感じで二回目の先輩とのセックスを終えた。
その時の事を思い出したらまたニヤけてしまう。
今思い出してもドキドキしてしまう。
あの時の先輩の色気は半端なかった。
普段もカッコいいんだけど、色っぽいというか何と言うか……とにかくエッチかった。
「敦、またエッチな事考えてるでしょ?」
「えっ!?しっ、してないよ!」
「もうっ、可愛いね」
先輩はチュッと一瞬だけキスをして離れる。
バイト中に、いろんな死角でこうやって隠れてキスするのももう何度目か。
今はバックヤードで着替えていたところだ。
「敦、帰ろう」
先輩の後に続いて、バイト先を出た。
何回かあのトイレでシたのだが、今はもうあの公園には寄れない。
実はちょっと後日談がある。
僕が声を出さないように猿轡をするようにしていたら、声を殺して呻いたり啜り泣いたりした声を誰かが聞いたらしく、苦しそうに呻く男の幽霊が出ると噂になってしまったのだ。
知った時には先輩と顔を見合わせてしまった。
それからはトイレには寄れなくなってしまった。
だから、あんまりセックスしてなくて、ムラムラしている。
僕の部屋は防音になってるけど、やっぱり親がいると思うと先輩は気が引けるらしくて不完全燃焼なのだ。
でも週末には先輩とお泊りデートなんだ!
ご飯食べに行ったりするのはあるけど、お泊りなのは久しぶりで、すっごく楽しみだった。
その子達が言うには、『身近なイケメン』『会えるアイドル』みたいな感覚らしい。
すっごく同意出来る。
テレビとかに出てるアイドルっていうより、舞台とかで人気の若手の役者みたいかなと思う。
そりゃファンも出来るよ。
ゲイの僕も先輩が大好きで片思いしていたのだけれど、この度晴れて先輩が僕の彼氏になりました!
片思いじゃなくて先輩も僕が好きだったから両片思いってやつだったのですよ。
あ~もう浮かれ気分がまだ消えてない。
誰かに言いたいけど、二人だけの秘密だから言えないんだ。
ふふ。二人だけの秘密だよ?
先輩を見に来たお客さんも知らないんだよ?
ファンには可愛い子だっているのに先輩に恋人が出来たって知らないんだよ。
ヤバいよね。語彙力無くなるくらいヤバい。
こんなに幸せだと、逆に怖くなるくらいだ。
僕は先輩を独り占めしているんだ。
「こら、敦。顔にやけてるぞ」
先輩の声にはっとして僕は自分の頬を両手でパチパチと叩く。頬が熱い気がする。
「もうすぐ終わりの時間なんだから、サボらないでね。ほら、あそこ片付けて来て」
「はぁ~い」
ルンルン気分で仕事を片付けていく。バイト中も大好きな人とずっと一緒だなんて、仕事だって捗るよね。
実は今日は仕事の後も一緒なんだけど。
まさか恋人になるとは思っていなかったからバイトのシフトもまだバラバラなんだ。
来月からは休みの日はなるべく合わせようと話しているよ。もちろん希望が全部通るかは別だけど。
だからまだゆっくりデートしたことがないんだよね。
同じ時間にバイトが終われば一緒に帰るくらい。
本当は先輩のおうちに行ってエッチな事をしたいけど、僕も先輩も実家暮らしだから親がいる日にエッチなんて出来ない。
だから、先輩とは公園のトイレでエッチしちゃった。
我慢出来なかったのはお互い様。
ラブホも近くに無いしさ。
最初は公園のベンチで座って話をしてただけだったんだけど、段々そういう雰囲気になってきちゃってキスしたんだ。
周りに誰もいなかったんだけど、誰かに見られてしまうのではないかという気がして凄く興奮したよ。
「ふ…、ぁ…んんっ……んぅ……」
何度も角度を変えて舌を絡めあう濃厚なキスに吐息が漏れる。
「敦、エッチな声出てるよ」
「だってぇ……キス気持ちいい」
先輩の大きな手で頬を撫でられただけでもトロンとした顔になってしまう。
「せぇんぱぃ……もっとぉ……」
「そんな可愛いおねだりして、襲われたいの?」
「えへへ、襲ってくれても良いですよ?」
そう言ってまた唇を重ねる。
くちゅくちゅと音を立てて唾液を交換しながら夢中で貪っていると、いつの間にか先輩の手が僕の股間に伸びていてズボン越しに触れてきた。
ビクッとして思わず先輩から離れてしまった。
そんな僕の顔を覗き込んだ先輩は妖艶に笑んだ。
「敦はトイレで俺に無理やり犯された妄想してたんだっけ?」
「う……。はい」
先輩の指先が僕のモノの形を確かめるようになぞっていく。
それだけで期待感が高まってしまう。
「あっ……、せんぱい……ハァ…ハァ…」
「トイレに連れ込んで良い?」
僕はコクと首を縦に振った。
妄想ではもっと強引に連れ込まれたんだけど、現実の先輩はそこまで鬼畜じゃない。
でも僕はトイレで無理矢理されるシチュエーションも好き。
先輩は僕を狭い個室に押し込み、ドアの鍵をかけた。
そしてそのまま後ろから抱きしめられ首筋を舐められた。
ぞくっと背筋に快感が走る。
「せんぱい……ダメぇ……」
先輩は僕の言葉など無視してTシャツを捲くり上げて乳首を弄ってきた。
指先で摘ままれ捏ねられて甘い痺れを感じる。
僕はその刺激に堪えられず身体を捩ってしまう。
「敦はここで俺に犯されたかったんだろ?」
「やぁっ……言わないでぇ……」
耳元で囁かれる言葉責めにゾクゾクしてしまう。
「素直にならないとやめてしまうよ?」
先輩の声が耳に吹き込まれて頭がクラクラする。
「あ、あ、あ、やだぁ……やめないでぇ」
僕は泣きそうな声で訴えると先輩はクスリと笑い、更に激しく乳首だけを虐める。
両方の乳首を同時にコリコリと擦られるともう堪らなかった。
便器のタンクに手を付き、先輩にお尻を突き出してヘコヘコと腰を振っていた。
狭いので僕のお尻が先輩の股間にも触れる距離にあって、僕はそこにバキバキの先輩ちんぽを見つけてしまった。
「おちんぽっ……おちんぽぉ!」
先輩は勃起ちんぽをグリグリと押し付けてくる。
「敦、ここが何処か忘れてない?公園のトイレでおちんぽなんて叫んでたら知らない男達に輪姦されちゃうかもしれないから声抑えてね」
「輪姦……やだぁ……」
「嘘つき。俺の前で知らない男に凌辱されても感じるんでしょ?」
「違っ、違うのぉ!感じないしっ先輩以外となんてしないからぁ」
「本当に?目の前におっきいおちんぽ出されてもメス媚びしない?」
「先輩だけだよぉ」
涙目になりながら必死に訴えると、先輩は怖い顔からエッチな顔になって僕のズボンをパンツごと脱がせた。
外気に晒された僕の下半身は恥ずかしげもなく勃起していた。
「俺の前だけのおちんぽ媚びダンスしよっか。俺のチンポ欲しいんでしょ?いやらしく腰振ってみせて。せっかくだから上も脱いじゃおうか」
万歳させて服を脱がされ、僕はトイレで全裸になってしまった。
ひやっとした空気にブルリと一震えした。
そしてあまり近すぎると僕のおねだりが見えないので、先輩の方を向いたまま大股開きで便器を跨いで、深いがに股になってから腰を前後に振った。
「あんっ……はぁ……んんっ……ああぁん……」
先走りの蜜液で濡れた性器をぶるんぶるんと振り回しながら先輩を見つめる。
「敦のクリちんぽ、ビンビンになってるよ。そんなに俺のちんぽが欲しいんだ?」
「先輩のおちんぽ欲しいですっ……先輩のおっきいおちんちんしゃぶりたいよぉ……」
「まだダメ。もっと敦のスケベなダンス見せて」
先輩はスマホを取り出し動画撮影を始めた。
僕はそれを見ながら、さっきよりも大胆に腰を振り始めた。
先輩に見せつけるように腰を突き出したり、左右に振る。
「か~わいい、敦。手は頭の後ろに組んでみて。うん、そう!淫乱さが増したよ。そのままおねだりしてみようか。公衆便所でおねだりだよ」
こんなふうにされるのを妄想してたんだ。
先輩は僕の性癖を把握済みだから、僕が興奮することばかり言ってくれる。
興奮した僕がどうなるかも知ってる。
だから先輩は容赦無く僕を追い込むんだ。
先輩の命令通り、がに股ポーズで両手を上げて腋を見せながらヘコヘコと情けなくおねだりを始める。
「ぼ、僕の変態マンコはぁ、せんぱいのガチガチに硬くなったおちんちんを想像するだけで、きゅんきゅん疼いて止まらないんですぅ。早くせんぱいのぶっといちんぽで僕のケツまんこを犯してくださいぃ。僕の身体をせんぱい専用のオナホにしてくだしゃいっ……」
最後は舌足らずになっていたけど、言い切った。
「おまんこは後でね。腰ヘコは続けてて。でもあんまり声は出さないでね」
そういうと先輩は僕の胸の脇を掴むと、親指でピンと上を向いた乳首を弾くように刺激してきた。
その度にビクビクと身体が跳ねてしまう。
気持ち良い。気持ち良い。
ヘコヘコの回数増えちゃう。乳首ももっと触ってほしい。
先輩は乳首から手を離すと今度は太ももの内側を撫でてきた。
僕はもっと強い刺激を求めて、身体を揺らしてしまう。
すると先輩はクスッと笑って今度は乳首をギュウッと摘まんできた。
痛いくらい強く摘ままれてジンジンする乳首。
ああっ……だめぇ……これ、すごい……。
先輩に摘ままれたまま引っ張られた。
乳首が伸びる。伸びちゃう。
僕が感じてるのを見て先輩は更に力を込めて乳首を捻ってきた。
「あぁっ……あぁっ……あぁっ……」
「声我慢して。誰か来ちゃうよ」
「やぁっ……無理……あぁっ……イッ……イっちゃ……」
先輩は僕の声を塞ぐかのようにキスをしてくる。
この状態でキス?!ダメ!頭真っ白になっちゃう!
あへっ……もう、イクっ……イクっ……イクっ……!!
先輩の口の中で喘ぎ声を漏らすと同時に僕は射精してしまった。
先輩の唇から解放されると、僕は立っていられなくて便座に座って荒い呼吸を繰り返して快感の余韻に浸っていた。
先輩の手が頬に触れる。
「気持ち良かった?今度は俺を気持ち良くしてもらいたいから、口開けて」
先輩は自分のベルトを緩めてズボンを下げ、パンツの中からガチガチに勃起したモノを取り出した。
僕は言われるままに口を開けて、咥えやすいように座った状態で上半身を倒して舌を出した。
すると先輩は僕の口に先端を押し当ててきたのでペロペロと犬みたいに舐め回す。
そう、これ!公衆便所でフェラする興奮妄想が本当になっちゃった!
ペロペロじゃ足りず、ちゅぱっと吸い付いた。
尿道口を尖らせた舌先でほじくると先走りが滲み出てくる。
夢中で舐めていると先輩が僕の頭を掴んで、喉の奥まで一気に挿入してきた。
苦しくてえずいてしまいそうになる。
でも僕はそれを堪えて、先輩の太い陰茎を舌で包み込んで必死に扱くと、僕の唾液と先輩の先走りが混ざったものが顎を伝って床に落ちた。
じゅぽっ……れろっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……んっ……
「ディルドで練習しただけあって上手だね。もっと奥まで入れてごらん」
「おごっ!あがぁっ!」
先輩は僕の頭を押さえつけて、根元まで押し込んできた。
こんな喉奥まで初めてだよ。自分じゃ入れられない所まで無理やりされてるよぉ。
苦しくて白目になっちゃう。
先輩は僕の頭を掴んだまま激しく出し入れを繰り返す。
これが本当のイラマチオなんだ。僕は口を傍若無人に犯されながら、自分のちんぽを狂ったように擦った。
「ああぁ~敦のおくちまんこ最高だよ。可愛いお顔が涙と鼻水とヨダレでドロドロになって、ケツ穴ヒクつかせて、ちんぽシコシコして、おくちまんこにおちんぽハメられて嬉しいんだよね?」
「ごっ ごっ ぐごっ お"っお"っ」
嬉しくないはずがない。
だって憧れの先輩に乱暴される妄想して毎日オナニーしてたんだから。
「敦、イキそうだから全部飲んでね」
先輩は僕の頭を引き寄せると、喉の最奥に熱い精液を吐き出した。
ビュルビュル出てる先輩のザーメン、お腹いっぱい飲みたかったのに口から溢れてしまった。
だってこんな勢いよく出ると思わなかったんだ。
ゴホゴホと咳き込むと、先輩は僕の髪の毛を引っ張って、後ろを向かせるとお尻を叩いた。
パチンッ!
乾いた音がトイレ内に響く。
痛くはないけど、恥ずかしい。
「零しちゃダメでしょ。俺の精子なんだよ?」
「ごめんなさい……全部飲めなくてごめんなさい」
先輩はもう一度叩いてきた。今度はさっきより強く。
痛くはなかったけど、びっくりして思わず声が出ちゃった。
「あんっ!」
「なに、そのエロい声。もっと虐めたくなっちゃうじゃん」
先輩はニヤリと笑うと、僕を便座に座らせて両足を持ち上げた。
そしてそのまま肩に乗せ、アナルを丸見えにする。
「やぁ……見ちゃダメぇ……」
「雌豚敦のケツまんこ、ヒクついてるよ。見られて感じてるのかな?あ、クリちんぽもビンビンにして。コッチなら上手に飲める?」
先輩は僕のアナルの前で見せつけるようにして、射精したばかりの陰茎を再び扱き始めた。
「淫乱おまんこだからぁ上手にザーメンゴックン出来ますぅ!だからおまんこしてくださいぃ」
僕は膝裏を抱えるようにして尻穴を自ら広げて先輩を誘う。
「ちゃんと味わうんだよ」
先輩は再び硬く勃起させたモノの先端を僕に押し当ててきた。
早く欲しい。僕の中に入れて掻き回して欲しい。
期待に満ちた目で先輩を見つめると、先輩は腰を押し進めてきた。
ぬぷっ……
太く硬いものが僕の中に入ってくる。
ゆっくりだけど確実に。
先輩の形に広げられていく。
先輩のモノが半分くらい入ったところで、先輩が動きを止めた。
まだ半分なのにその質量に僕は身体を震わせた。
すると先輩は一気に根本まで突き刺してきた。
パンッ!
肌同士がぶつかる音と共に、お腹の中がこじ開けられて熱くなる。
僕は声にならない悲鳴を上げて仰け反った。
先輩は僕の両乳首を摘まみながら、激しくピストンを始めた。
ズチュッ!ヌプッ!グポッ!
激しい水音をさせながら抜き差しされて、前立腺をゴリゴリ削られて目の前で火花が散る。
気持ち良い。気持ち良すぎておかしくなりそう。
僕は無意識のうちに自分でちんぽを扱いていた。
それを見た先輩は僕の手を掴み、指を絡めて恋人繋ぎのように握ってきた。
これじゃあシコシコ出来ない。
でも恋人繋ぎ嬉しい。
キスもしてくれるの?
声我慢するの辛かったんだ。先輩の唇でエッチな声塞いで。
パンッパチュンッパンッ
パチュッグポォ
もう無理。気持ちいい。気持ちよすぎる。死んじゃう。
「すごく感じてるね。毎日のオナニーじゃ足りなかった?」
コクコクと必死に首を振ると、先輩は意地悪そうな笑みを浮かべて更に深く挿入してきた。
一番奥まで犯された状態でグリグリされると苦しいはずなのに、それ以上に快感を感じてしまう。
先輩ので結腸まで届いちゃってるよぉ。
「偽物ちんぽじゃダメなのぉ!先輩の本物ちんぽ知っちゃったら、他のじゃ満足できないよぉ!」
「でも毎日俺の名前呼びながらディルドでアヘアヘしながらオナニーしてるよね」
オナニー報告は必ずするように先輩に約束させられている。
時間が合えばテレビ電話でオナニーするが、先輩がバイトの時はイく時の動画を撮ってメッセージで送っている。
まぁ大体は画像はぶれてしまって声くらいしか入ってないんだけど。
「それは先輩を妄想してオナニーしてるからで……」
「怒ってないよ」
嘘だ。ディルドに嫉妬してるの知ってるんだから。
先輩は時々変なところでヤンデレスイッチ入るよね。
一瞬だから良いけど、ちょっとゾクッとする。
「先輩のおちんぽでめちゃくちゃにしてください。キスハメで声も出ないように押さえ込んで結腸ガン突きしてイカせて欲しいんです」
「敦は本当に可愛いね。お望み通りいっぱい犯してあげる」
僕の膝を抱え直して、上から体重をかけるようにプレスしてきた。
ゴリュッゴリュッゴリュッゴリュッゴリュッゴリュッ
おっほぉおおぉお!きたきたきたきた!しゅごいぃいぃい! 内臓潰れちゃう!
パンッパチュッ!パンパチュッ!パチュパチュパチュッ!
すごい速さで打ち付けられて壊れちゃいそう。
先輩の本気ピストンやばい。
こんなの知らない。こんなの覚えたらもう普通のセックスなんて出来ない。
先輩のデカマラに調教されちゃったぁ。
公衆便所で、先輩専用肉便器になっちゃったぁ。
こんなの知ったら、先輩と別れられないじゃん。
先輩大好き。愛してる。
喘ぎは塞がれているので、喉奥の呻きと、涙と鼻水とヨダレが止まらない。
ズブッ!ドチュッ!ズブズブズボッ!
あっ……ああぁ……あぁあぁあぁ
「んっ……イク……出すよ」
ビュルルルルーーッ!ビューッビュッ!
先輩は僕の中に熱い精液を吐き出した。
熱い熱い!火傷しそう! ドクンドクン脈打ってる。
先輩の精子が僕の中で暴れてる。
気持ち良い。幸せ。
僕も先輩と同時にイッたみたいで、ちんぽからはピュルッと勢いなく白いものが垂れていた。
ズルリと先輩のモノが抜かれると、先輩は僕を抱きかかえて、再び唇を合わせてきた。
舌を絡ませながら、お互いの唾液を交換するような深いキスをする。
先輩の唇は柔らかくて気持ちいい。
もっとしたい。もっともっと先輩が欲しい。
僕は先輩の首に腕を回して引き寄せ、自分からもキスをした。
そしてチュッとリップ音をさせて離れると唾液の糸が引いた。
「敦。そろそろ帰ろうか。今日はもう終わり」
「もっとしたいよぉ。先輩と一緒に居たい」
「俺も同じ気持ちだけどこんな場所で長い時間してたら、警察呼ばれちゃう」
僕は渋々了承すると、先輩は僕の頭を撫でてくれた。
「続きはまた今度ね。それまで我慢出来る?」
「……頑張る」
こんな感じで二回目の先輩とのセックスを終えた。
その時の事を思い出したらまたニヤけてしまう。
今思い出してもドキドキしてしまう。
あの時の先輩の色気は半端なかった。
普段もカッコいいんだけど、色っぽいというか何と言うか……とにかくエッチかった。
「敦、またエッチな事考えてるでしょ?」
「えっ!?しっ、してないよ!」
「もうっ、可愛いね」
先輩はチュッと一瞬だけキスをして離れる。
バイト中に、いろんな死角でこうやって隠れてキスするのももう何度目か。
今はバックヤードで着替えていたところだ。
「敦、帰ろう」
先輩の後に続いて、バイト先を出た。
何回かあのトイレでシたのだが、今はもうあの公園には寄れない。
実はちょっと後日談がある。
僕が声を出さないように猿轡をするようにしていたら、声を殺して呻いたり啜り泣いたりした声を誰かが聞いたらしく、苦しそうに呻く男の幽霊が出ると噂になってしまったのだ。
知った時には先輩と顔を見合わせてしまった。
それからはトイレには寄れなくなってしまった。
だから、あんまりセックスしてなくて、ムラムラしている。
僕の部屋は防音になってるけど、やっぱり親がいると思うと先輩は気が引けるらしくて不完全燃焼なのだ。
でも週末には先輩とお泊りデートなんだ!
ご飯食べに行ったりするのはあるけど、お泊りなのは久しぶりで、すっごく楽しみだった。
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