屋根裏のネズミ捕まる

如月 永

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その後のネズミ

21.

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辰彦は俺の言葉を聞いて目を見開き、すぐに反論する。
「そんなことあるか!孕めなかろうが、俺はお前を愛している!」
突然の大きな声に目を丸くしていると、我に返った辰彦は僅かに赤面して謝る。
「すまない。紫苑の子なら見てみたいと思ったのは本心だが、本気で子を作らせたいと思っているわけではない。誰にも渡すつもりはないよ。愛してる。許してくれ」
俺は安堵して表情を緩めた。
それから意趣返しをする。
「辰彦様、許してほしかったら俺に種付けしてください。俺の腹にいっぱい子種を出してくれたら許してあげます」
「ははっ、私を挑発するなんて紫苑は悪い子だね」
辰彦は再び男根をたぎらせると俺の穴にあてがい、貫いた。
奥の奥まで突かれ、俺は仰反る。
「ああーっ!!」
「私を煽るからには覚悟が出来ているんだね?」
「はいぃっ!お馬さんごっこより激しく犯してほしいですっ」
「良いだろう。たっぷりと種付けしてあげよう」
辰彦は俺の両膝の裏に手を入れ持ち上げると、真上から体重をかけて俺を串刺しにした。
俺は衝撃で白目を剥きかける。
辰彦は腰を振り始め、激しい抽送を繰り返した。
「あひーっ!ぃひーっ!激しいっ!すぐイぐっ!いっちゃいます!」
「好きなだけイキなさい。私の愛しい紫苑。ほら、雄子宮に種付けしてほしいだろう?」
「あ"ーっ!!あ"~~~っ!!!しょこぉっ!しゅごいっ!奥まれきてりゅうううっ!」
俺は辰彦に抱きついて身体を震わせた。
「もっとかい?紫苑」
「はひっ!も、っど!もっと犯してぇ!子種くらしゃいいぃっ!あっ!またイクッ!イグゥウッ!!」
ビュルルルーッ!ドピュッドピューッ!ビューッビュッビュッ! 
熱い奔流が流れ込んでくるのを感じながら、俺は何度も絶頂を迎え、辰彦の熱い子種を受け入れた。
辰彦の腹筋に擦り付けられた俺の肉棒からも大量の精液が吹き出し、二人の腹を汚していく。
辰彦は俺の胸元に飛び散った精液をツンと勃起した乳首に塗りたくった。
いやらしい匂いとヌルヌルとした感触に興奮して、まだ萎えない剛直をキュウキュウと搾り取るように締め付ける。
辰彦はそれに苦笑いを浮かべながら、俺の胎内を肉マラで撫で続けた。
「満足したかい?紫苑」
「あっ♡……んぅっ♡腰動かしながら聞かないでください」
「ふむ。まだまだ足りないようだね」
「足りてないのは辰彦様のほうでしょう?紫苑をもっと可愛がってください」
俺は甘えるような声を出して辰彦にしがみつく。
辰彦は俺の尻を掴んで引き寄せ、結合を深くした。
俺は辰彦の首に腕を回し、足を絡めて自分から腰を押し付けた。
緩んだ結腸口が亀頭を包み込む。
お腹の中が気持ち良くてビクンビクンと跳ねさせながら聞く。
「俺のおめこは、気持ち良いですか?」
「もちろんだよ。上手に私を奥まで誘い込めるようになったね。とても熱くて絡みついてきて最高だ」
低く掠れたセクシーな声が鼓膜を揺らし、俺はゾクゾクと身を震わせる。
「はうぅ……嬉しい……♡」
俺は辰彦に褒められただけで軽く達してしまった。
辰彦はそんな俺を愛しそうに見つめると、ゆっくりと動き始めた。
緩慢な動作で中をかき混ぜられ、甘い快感が蓄積されていく。
やがてそれが弾ける瞬間が訪れ、俺は喉を晒して喘いだ。
「あっ!あぁっ!いくっ!イッちゃう!あーっ!あっ!あぁーっ!!」
中イキが続いているが、俺の陰茎からは勢いのない透明な液体がトロトロと流れ出すだけだった。
イク時の雄膣の痙攣が好きらしく、辰彦は俺を追いイキさせるように、腰を打ちっぱなしにする。
「ひゃうっ!今だめぇっ!動いちゃダメぇっ!おめこ溶けちゃいましゅうっ!あああっ!おほっ!おぉおっ!」
「ふっ、くっ!すごい締まりだ。こんなに乱れて可愛いね。ほら、またイキなさい」
「あひぃーっ!イグゥッ!あ"ーっ!あ"ーっ!いぐぅうっ!あ"ーっ!あ"ーっ!」
「紫苑、紫苑、愛してる」
「おれもぉっ!あいひてるっ!しゅきっ!しゅきぃっ!あ"ーっ!あ"ーっ!お"ぉーっ!イグゥッ!」
俺達は同時に果て、俺は潮を吹き出した。
辰彦は俺の身体を離すと、自分のモノを引き抜いた。
俺のおめこは名残惜しげに穴をヒクつかせ、コプンと辰彦の精液を吐き出す。
「子種、こぼれちゃった……」
「まだいくらでも注いでやる」
「俺は孕めないけど、いっぱい辰彦様のお相手しますからね」
「それは楽しみだ」
「子供は父上様の所に行けばいつでも可愛がれますから、辰彦様は俺をずっと側に置いて可愛がってください」
「ああ。約束しよう」
俺は辰彦にキスをして微笑んだ。
辰彦は目を細めて笑うと、俺を抱き寄せた。
それから、夜が明けるまで激しい性交をし、俺は辰彦の子種を腹いっぱいに詰め込んでもらえた。
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