蛇の恩返し

如月 永

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   ◇◇◇◇

東西南北、日本国内で移住繰り返していたが、普段は雪の降らない都会でも雪が積もった年があった。
もっと南に住んでいれば良かったなんて思ったが、九州でも雪が積もったくらいだからたまたまその年が異常だったのだ。
天気予報は見ていたが、俺はそんなに急激に寒くなるとは思っておらず防寒対策を怠ってしまったために、伊久巳は人の姿を保てなくなってしまった。
たまたま神気が弱まる時期と重なったというのもあった。
寒さに弱い伊久巳はすっかり冬眠モードに入ってしまった。
俺が呼んでも蛇の姿で丸まっているだけで、いくら呼びかけても返事がなかった。
悪化する前に「神気が弱ってて少し眠るだけだから大丈夫だよ」と説明してくれたが、不安で仕方なくて、俺は電気毛布で包んだ伊久巳を抱き締めて何日も過ごした。
「早く元気になってくださいね」
どうすれば良いのか分からなくて泣きそうな気分になるのを堪えて、蒸しタオルで温めた伊久巳の身体を撫でていたら、カサカサ乾燥していた鱗が剥がれているのに気が付いた。
日焼け後に肌が剥けるみたいな薄皮だ。
俺は強く擦りすぎたのかと思って焦った。
「伊久巳さんごめんなさい!痛かったですか!?どうしよう……どうしよう!」
《清一……、落ち着いて》
久しぶりに聞いた伊久巳の声に俺は目に涙を溜めて喜んだ。
「伊久巳さん!伊久巳さん!良かった、起きてくれた!」
伊久巳は鎌首を持ち上げるのもやっとのようでいつもはルビーみたいな瞳だって濁っていて、俺はオロオロしながら伊久巳を撫でた。
「まだ寒いですか?湯たんぽ作りましょうか?」
《だから落ち着いて》
「う、うるさかったですか?ごめんなさい。何か俺に出来る事はありますか?」
縋り付いて額を擦り付けると、伊久巳は慰めるように俺の頬を細い舌でチロリと舐めてくれた。
《早速で悪いけれど目覚めたばかりで精気が足りないんだ。清一の美味しい精気を分けてくれるかい?》
「はい!いっぱいあげます!俺の濃厚な精気たっぷりあげます!」
《ふふ、ありがとう。でも私はまだ動けないから、オナニーを見せて》
俺はすぐに伊久巳の目の前で全裸になり、ベッドヘッドに寄り掛かって大きくM字に脚を開いて自分の性器を晒した。
「伊久巳さん、俺のえっちな姿見て」
直接セックスしなくても俺の性的な興奮が増せばそれだけでも伊久巳の精気になる。
俺は伊久巳に視姦されるだけで興奮していて、ビクビクと脈打つペニスを見て伊久巳は満足そうに微笑んでいた。
《いい子だね、清一》
俺は片手でおちんちんを握り、もう一方の手で乳首をこね回した。
「んっ……、あふぅ……、んんっ……、ずっと触ってなかったから気持ちいぃです」
《だから私の精気も底をついたのだな。もしまた目覚めない時があっても、私に精気を分けておくれ》
「え……、寝てる伊久巳さんの前でするの?」
《そうだよ。寝ている時は見えないけど声は聞こえているから、シコシコしながらいっぱいエッチな言葉を聞かせて》
「そ、そんなの恥ずかしい……」
寝ている伊久巳に俺の痴態を見せ付けて、スケベな声を聞かせる姿を想像たら腰がカクカクと揺れてしまう。
先走り汁が溢れてきて、それを掬い取るとぬちゃりと糸を引いた。
《ははっ、興奮した精気美味しいよ。もっと興奮するようにいやらしい言葉を言えるかな?》
今の蛇姿の伊久巳は直径平均で4cm、長さは2m半くらいで、神様を動物に例えるのも良くないけどインディゴスネークっていう種類の蛇に似ていて、色は真っ白だけど、鱗の大きさとかクリクリした大きめの瞳とかすごく綺麗なんだ。
その大きな瞳で俺を見ている。
「はいっ♡乳首とちんぽシコシコしてる所見られて興奮してます♡ひくひくしてるおまんこも見えますか?伊久巳さんのぉ、おちんぽ欲しくて仕方ない縦割れおまんこ、えっちでしょ?早く元気になってお嫁さんまんこに種付けして欲しいです」
伊久巳に見せ付けながら夢中で手を動かす。
亀頭を親指でグリグリしたり尿道口に爪を立てたり、カリの部分を引っ掻いたりすると腰がガクついて止まらない。
《清一可愛い。エッチな私のお嫁さん。動けるようになったらたくさん愛してあげるからね》
嬉しくて射精感が強まる。
「おっほぉっ!伊久巳しゃんの声でイグゥッ!イっちゃいますぅぅぅ!!」
《ダメダメ、勿体ない!私の口に出して》
今すぐにでも射精しそうなカリ首を強く握って漏らさないようにすると、身体を起こして伊久巳さんのパカッと開けた口に向けて俺は射精をした。
蛇の鋭い牙の覗く口に向けての発射はすごくゾクゾクした。
勢い良く飛び出た精子が伊久巳の舌や口内に溜まっていく。
《んぐっ、んっ、はぁ、ご馳走様》
伊久巳は俺の出した大量の濃いザーメンを飲み干すと、尾の先を動かした。
《少し動けるようになったから、尻尾でしてあげようか?》
「しっぽ!尻尾ちょうだい!して、早く早く!」
《久しぶりだからおまんこ入るかな?》
「入るよぉ!ほら、もうこんなに広がるよ!」
自分で後ろの穴に指を入れて伊久巳に全部曝け出しておまんこ穴を拡げた。
《おねだりまでして、そんなに欲しいの?》
「欲しいよぉ!俺はぁ、伊久巳さんのおちんぽでぇ、奥の奥まで突かれるの好きなんだからぁ!」
《おちんぽじゃないよ。尻尾だから精液出ないけど良いの?》
「尻尾はおちんぽより奥に届くからしっぽも好きなのぉ!焦らさないでぇ!」
《それなら良いよ。いっぱい気持ち良くなってね》
伊久巳の身体がシュルリと動くと、俺の足の間に陣取った。
「はやく!早く!ちょうだい!」
《もうっ、そんなに急かさなくてもすぐ挿れてあげるから》
伊久巳はしゅるっと長い身体をくねらせると、俺のおまんこ目掛けて尾を捩込んできた。
「あひゃああああっ!!しゅごいぃぃっ!おくまれきちゃうぅぅぅ!!!」
尻尾は直腸を躊躇無く進み、S状部をぶち抜いて俺の最深部を串刺しにした。
「おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、おっ、おおぉんっ!」
俺は自分の腹に精液を放っていた。
《まだ精子プリプリしてるね。もっと出して》
伊久巳の身体が波打ち、腸壁越しに前立腺を擦られるとまた勃起してしまう。
伊久巳は首を伸ばして腹の精子を細い舌で舐め取っていった。
臍の窪みまで綺麗に舐め取られ、俺は快感で震えた。
「ああぁん!おへそだめぇ!」
《どうして?清一はお臍の穴舐められても感じちゃうの?》
「感じるよぉ!伊久巳さんにいっぱい舐められたせいで、おへそもおまんこみたいに敏感になったのぉ!」
《じゃあいっぱいペロペロしてあげないとね》
「してぇ!おへそも犯してぇ!」
恥ずかしいおねだりを叫んだのに伊久巳が伸ばした舌は臍ではなく、くぱくぱとしていた尿道口に差し込まれた。
「んひぃっ!?あひぃぃぃっ、おんちんのあにゃぁ、らめぇぇっ」
俺は背中を反らせて胸を突き出すような格好になった。
《嗚呼、もどかしい。早く人の姿に戻って乳首も弄ってあげたい》
伊久巳はまだ動きが不自由のようで、尻尾もピストン出来ないが、その代わりに尻尾の先端部分だけが結腸の奥で暴れていた。
首振りバイブの動きみたいだ。
「おっほぉぉっ、おぐぅ、おぐうぅぅっ」
《ほらほら、もっとナカ締めて。乳首も自分で弄れる?》
「んひぃっ、はひっ、はひぃっ」
俺は両手で乳首を摘んで引っ張り上げた。
《両手で摘んでクリクリして、いやらしいね。もっと、もっとだよ。ほら、ほらほらほらほら》
乳首の根元から先端にかけてキュッと強く引っ張るとビリビリとした快感が走る。
同時に伊久巳の尻尾が精嚢の裏側を押し潰した。
「んひぃぃぃっ、イクゥッ!イグイグイグぅぅーっ!」
ビクビクと全身痙攣させてドライでイった。
気を失いそうなほどの絶頂から発せられる精気に伊久巳も満足そうに目を細めた。
《はぁ、美味しかった。ありがとう清一。これでもう少し動けるようになるよ》
伊久巳のピストンが始まり、俺はシーツを掴んで悶えた。
「尻尾ぉっ!お"ぉっ!ぴしゅとん、ジュボジュボしゃれりゅぅぅっ!」
《気持ち良い?私の尻尾美味しい?》
「おいひぃっ!おちんぽよりもずっと長いから入口から奥までジュボジュボしゅごいぃぃ!あへっ、あへぇっ、あへえぇぇぇっ!!」
俺が連続絶頂のあまり腰を振ってしまい、潮を撒き散らすと伊久巳は喜んだ。
「あふっ、お潮噴いてごめんなさいっ!でも腰止まんないよぉっ!お潮止まんないよぉっ!」
《私の精気が早く溜まるように、そのままたくさんイきなさい》
「はいっ!あへえぇっ!んひぃぃっ!しゅごいぃぃっ!イぐっ、まらイグぅぅっ!」
涎を垂らしながら腰を振り続ける俺の顔に伊久巳の舌が伸びてきて、涙や鼻水や唾液を舐め取られる。
《可愛いよ清一。私のためにこんなに頑張ってくれて嬉しいよ》
優しい声音に俺は更に興奮して、伊久巳に頬ずりした。
すると伊久巳は応えるように頭を擦り寄せてきた。
《清一愛しているよ》
伊久巳は俺の唇を二股に割れた舌で舐めた。
伊久巳のキスが嬉しくて、キスというよりは伊久巳の顔をベロベロと舐め回してしまう。
《あははっ、舐めすぎだよ》
「伊久巳しゃん大好き!俺もぉ、俺も伊久巳しゃんのこと好き!愛してりゅうぅぅ!」
《そうだ清一。お口の中を舐めてあげるから口開けて。噛まないでね》
言われるがままに口を開けると、伊久巳の蛇頭が口の中に入ってくる。
やばい、これやばい!伊久巳さんに下からも上からも責められてる!
俺は伊久巳の頭を口に含んだまま、伊久巳の尻尾をきゅうっと締め付けた。
伊久巳は俺の口の中に入ると口蓋垂に舌を絡ませる。
俺は嘔吐感でゲェゲェとえずいたけど、伊久巳の頭を吐き出す事はしなかった。
伊久巳は喉ちんこをチロチロと舐めたり、舌を巻付けて引っ張ったりしごいたり、まるでそこが男性器かのように扱う。
俺はその度にビクンと身体を震わせてしまう。
俺は、伊久巳の顔を舐め返した。つるつるして僅かにでこぼことした鱗の感触まで分かる。
「んぶっ、んぶうぅっ、んんんんんんんんっ!!……プハァッ!」
《ははっ、ごめんね。苦しかったね。でも濃い精気出たね》
「だってぇ、俺の喉ちんこ、伊久巳しゃんがしゃぶるからぁ!興奮したの」
どこもかしこも伊久巳に舐められすぎて、俺は舌での愛撫が大好きになってしまっている。
《あとで喉奥も舐めてあげるからね》
伊久巳は結腸の奥まで入っていた尻尾をズルリと抜くと、身体を大きく動かした。ようやく人の姿に戻れるらしい。
《でも人の姿に戻る前に脱皮を手伝ってくれるかい?清一のお口とおまんこでふやけたからめくれてきてるだろう?》
そうだった。タオルで拭いた時も皮が少しめくれてたのは脱皮の兆候だったのか。
《剥がしても痛くないけど、擽ったいからゆっくりね》
俺はめくれかけている伊久巳の身体に指を這わせながら、丁寧に古い皮を脱がせていった。
俺が不器用で途中何度もちぎれてしまったが、不思議な事に伊久巳の身体から放れてしまうとサラサラと砂のように崩れて最後は光になって消えていく。
そもそも身体の存在自体が人とは違うから驚かないよ。
それに脱皮のたびに神様の身体の一部が世の中に残ったらマズイもんね。
剥がれにくい所は俺が舐めてふやかしてから剥いた。
「これで最後かな?」
「ハァー、すっきりした」
伸びをした伊久巳はそのまま人の姿に変化した。
俺は伊久巳に抱き着いた。
「伊久巳さん!」
「おや?泣いてるのかい?ほんの少し眠っていただけだろう?」
「一ヶ月以上ですよ?!少し、じゃないです!」
長い時間生きている伊久巳の感覚はかなりズレている。
俺も寿命が延びたとはいえ、本当に長く感じられて、伊久巳が目覚めるまで不安で堪らなかった。
伊久巳が目覚めた事でやっと安心できたのだ。
伊久巳は俺を抱き締め返してくれた。
「死んじゃうかもって思ったんですからね。反省してください」
「心配かけてごめんね。脱皮も50年前くらいぶりだから脱皮の時期だってのも忘れてたんだ」
脱皮なんて初めて見たし、まさか目の皮まで剥けるなんて知らなかったから濁った目を見て更に伊久巳が死んでしまうのではないかと怖かったのだ。
俺は抱き着いた腕にギューッと力を入れた。
「機嫌を直してくれないか?清一のお顔見せて」
プイッと顔を背けたのは怒っているというより泣いてしまった照れ隠しだ。
「顔見せてくれないとキスもしてあげれないよ?」
キスという単語に渋々振り向くと、優しく微笑む伊久巳がいた。
ちゅっ、と触れるだけの軽いキスをして離れる伊久巳の唇を追って、俺の方から唇を押し付ける。
「寝てた日数分、キスしてくれなきゃ許しません!」
「ふふ、じゃあたくさんキスしなくちゃね」
伊久巳は俺の後頭部に手を添えて、深く口付けてきた。
舌が絡み合い、唾液を交換し合う。
「んっ……ふぅっ……」
キスだけで気持ち良くて腰が揺れてしまう。
「もうおまんこに欲しいの?まだ寝てた分のキス終わってないよ?」
伊久巳の言葉の意味を理解して俺は真っ赤になった。
「もうっ!全部伊久巳さんのせいなんだから!」
「怒らないで清一。ほら、喉まで舐めてあげるから」
伊久巳は再び俺の口を塞いだ。
伊久巳の舌が奥の奥まで口内に入り込んでくる。
「ん"ん"……ッ」
喉奥を舐められる刺激に俺は涙を浮かべながらも、伊久巳の頭を掻き抱いて口内の愛撫に応えた。
先ほどの細い舌とは大違いで、先端は二股で尖っているが人間の舌の幅に近い。しかし長さは3倍くらいあるだろうか。
舌を伝ってくる伊久巳の体液が喉を通り過ぎていく。
舌フェラ気持ちいい……。
伊久巳は喉奥に舌を挿入すると、ぐるりと円を描くように動かした。
喉奥を犯される快感に、俺はビクビクと痙攣しながら潮を漏らしていた。
酸欠でフワッと意識が飛びそうになった俺の抱き着く力が抜けた所で舌が抜かれる。
粘り気の強い唾液が伊久巳の舌に纏わり付いて滴り落ちる。
「んあぁっ!もっとぉ……っ!」
「お望み通りたくさん舐めてあげる」
再び喉奥に舌が差し込まれてピストンが始まる。
俺はそれに合わせて喉を締めたり緩めたりした。
「んぐぅぅぅ!んぶうぅぅぅ!!」
伊久巳は舌を引き抜いて今度は頬の内側や上顎、歯茎を舐めたりもしてくれた。
ざらついた舌の表面で擦られ、裏側まで舐められて、俺はなまめかしい甘い呻きを漏らした。
「すごくエッチな顔になってるね、清一」
舌舐めずりをしながら俺に被さってきた伊久巳を引き寄せ、俺達は絡み合って布団の上で入り乱れる。
脱皮をしたせいか、伊久巳の肌はいつもよりスベスベモチモチしていて触り心地が良い。
俺は伊久巳の股間に手を伸ばして撫でた。
「脱皮おちんぽもスベスベですね。俺の濡れ濡れおまんこでいっぱい気持ち良くなってください」
そう言ったものの、ふと頭に浮かんだ疑問を口にする。
脱皮は一回り大きくなるためなんて聞いたことがあったのを思い出したのだ。
「まさか……、脱皮しておちんぽおっきくなったとか……ないですよね?」
伊久巳はクスクスと笑った。
「さぁどうかな?試してみるかい?」
「はい!おまんこに挿れてください!」
俺は仰向けになり、足を開いて伊久巳に見せつけた。
「でもその前におまんこ舐めていい?舌でぐちゃぐちゃに掻き混ぜたいよ」
「おちんぽ早く欲しいけど……伊久巳さんがしたいなら舐めて良いですよ」
早速伊久巳は俺の尻穴を両手で広げると、中に舌を突っ込んで舐め始めた。
ジュルジュルと音を立てて吸われ、舌で中をほじられる。
しかも舐めながらも指で乳首を弄られ、俺は喘ぎまくった。
「あひぃっ!おひりぃっ!おひぃぃっ!らめぇっ!イクゥッ!イッちゃいまふぅぅっ!!」
アナルアクメでイっている最中なのに、伊久巳はまだ舐めるのを止めてくれない。
「あひっ、あひぃぃっ、あへぇっ!あへえぇぇっ!ぎぼぢいぃぃっ!イグのどまらないぃぃっ!」
俺は腰を浮かせて痙攣しながら連続でイき続けた。
伊久巳はようやく口を離すと、今度は俺の勃起ちんぽを舐め始める。
「らめらめらめぇっ!イきっぱなしだからぁ!今イってるのぉ!イきまくるのぉぉぉぉぉぉ!!!」
イき続けてるのにまたイってしまう。伊久巳は俺のちんぽを口全体で包み込み、喉奥まで飲み込んだ。
そのまま舌を絡めながらピストンされる。
「清一のミルク、飲ませて」
伊久巳はフェラしながら喋るものだから、振動が伝わって気持ち良い。
しかも前立腺を指でコリコリされて、もう何が何だかわからなくなるほど絶頂を極め続ける。
俺が射精すると伊久巳はゴクリと喉を動かして精液を飲み干した。
そして尿道に残った精子も吸い出してくれる。
伊久巳の口が離れると、俺は身体を弛緩させた。
すると伊久巳は俺の両足を持ち上げて、ずぷんっと亀頭をめり込ませた。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!はいってくるぅぅっ!伊久巳しゃんのおちんぽが入ってくるぅぅっ!」
「はぁ、やっぱりこの体勢が一番好きだな。清一の可愛い顔がよく見えるし、繋がっている部分も丸見えだしね」
伊久巳は慣らして緩んだおまんこに根本まで挿入する。
俺は仰け反った。
「おほおおおっ!!おぐまれきたぁぁっ!しゅごいっ!奥まで届いてるうううっ!んあああっ!もっと突いてぇ!いっぱいパンパンしてくらさいぃぃっ!」
「淫乱なおまんこ、いっぱいしてあげるからね」
伊久巳は激しく動き出した。
結腸の奥まで入り込むペニスに串刺しにされ、俺は泣き叫ぶ。
「ああぁぁっ!すごっ、すごいぃぃっ!おまんこしゅごいぃっ!壊れるくらいじゅぽじゅぽしゃれてりゅよぉぉっ!」
俺がイく度におまんこはキュウキュウ締まって伊久巳のちんこを搾ろうとするから、伊久巳は嬉々として俺を犯し続けてくれる。
「まだ半分だよ」
半分というのは長さではなく、ヘミペニスの片割れががまだ残っているという意味だ。
「入れてっ!伊久巳しゃんの全部欲しっ、欲しいよぉ!」
「そんなに締め付けたら入らないよ」
伊久巳は笑いながら、残りの片方を俺のちんぽに擦り付ける。
「ほしいなら、もっと緩めて」
俺は言われるままに力を抜いて、伊久巳のおちんぽを受け入れる準備をしようとしたが、緩めるどこじゃなく逆に締め付けてしまう。
「気持ちよしゅぎてできにゃっ……あうっ、あぁっ!」
「困ったねぇ」
「ちゃんとぉ、伊久巳しゃんのぉ形になるからぁ、伊久巳しゃんでいっぱいにしてくらしゃい」
「良いの?入れちゃうよ?」
伊久巳は俺の尻穴を広げて、二本のおちんぽの先端を押し当ててくる。
俺は期待感でお腹がきゅんきゅんとうねった。
「きてぇ!両方挿れてくださいっ!伊久巳さんのおちんぽで栓してぇ!」
「本当にいいんだね?」
「はやくうぅっ!」
伊久巳は俺の言葉を聞くと同時に、両方のペニスを挿れてきた。
メリメリと押し広げられる感覚に息が詰まる。
「かは……っ」
「苦しいね。ごめんね」
「やめないれぇ……!」
押し戻す対抗が強くて伊久巳は一旦腰を引くと、勢いをつけて突き刺してきた。
「ひぎぃっ!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!ぎぼぢぃぃっ!おひりぎもぢぃぃぃぃっ!!」
腸壁越しに前立腺をゴリゴリと潰されて、俺は絶叫する。
イっているという認識が追いつかない。頭の中が真っ白になって、ただ快感だけが全身を支配していた。
「清一のおまんこ、狭くてギューギューしてとっても気持ち良いよ。精気も美味しい」
そう言いながらも伊久巳は腰を打ち付け続ける。
「んひぃぃっ!んひぃぃっ!おひりぃぃっ!おひぃぃぃっ!!」
俺はガクンガクンと身体を揺らしていたところを、伊久巳は俺の乳首を口に含んで舌先でチロチロとくすぐってきた。
「んほぉぉぉっ!ちくびだめぇぇっ!イぐぅぅっ!!」
「ずっと清一のおまんこの中、キュンキュンしてるね。私もそろそろイきそうだ」
伊久巳に揺さぶられながら俺は叫ぶ。
「いぐみしゃん!あいしてまふぅぅっ!イぐうぅぅぅぅっ!!!」
俺は身体を弓なりにしならせて絶頂を極めた。
伊久巳も俺の中で果てる。
放たれた精液はいつもより濃く、量も多かった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
伊久巳は俺の中からペニスを引き抜くと、俺の隣に寝転がって抱き締めてくれた。
「精気、足りました?」
「うん、ありがとう。とても満ちたりた気分だよ」
「それは良かったです」
俺は伊久巳の腕の中で目を閉じた。
ずっと伊久巳が心配で熟睡なんて出来ていなかったのだ。セックスの疲れもあるが、安心感で急に瞼が重くなる。
「清一、このまま眠ってしまうのかい?」
「ちょっとだけ休ませてください。目が覚めたら、伊久巳さんに巻き付かれて締め付けられながらしてほしいです」
「ふふふっ、お安い御用だよ。おやすみ、清一」
伊久巳は微笑むと、俺の額にキスをした。
俺達は幸せな気持ちに包まれたまま眠りについた。

しかし寝ている間も伊久巳に汗ばんだ全身を舐められていたせいでエッチな夢を見てしまったのは言うまでもない。

=========

まだ完結していないので、続きはスローペースに投稿すると思います。
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