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第6章
第二十八話 ぶっ飛ばすババァ(コミケ103に出ます)
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実は、王はラウラリスから了承を得た後に王子に問い詰めたようだった。
「この子は私が心配になる程に我儘を言わない子でな。それが、ラウラリス殿の話をした途端に会いたいなどと急に申したのだ。気になるのも仕方がない事だろう」
そうして改めて話を聞いてみれば、先日にお忍びで城下に降りた時に偶然助けられたと。もっとも、気が付いたのは護衛に連れられて城に帰った後。剣姫の特徴は既に知り得ていたが、色々あったことで混乱があり、自室で落ち着いて己を助けてくれた少女のことを思い出してようやく合致したのだ。
そこに加えて、国王の口から剣姫が城にやってくることが漏れたことで、滅多にでない我儘が飛び出た次第である。
改めてラウラリスに対面したアベルは、彼女に向けて再度頭を下げた。
「あの時は助けていただき、ありがとうございました!!」
「……あれは成り行きだ。何度も礼を言われるほどじゃぁないさ」
謙遜するラウラリスであったが、顔を上げた王子の目は、側から見て分かるほどにキラキラと輝いていた。肉体年齢の上に位置する者からの好奇な視線や畏怖の眼差しに散々晒されてきたが、明らかに年下の子供からこうも憧れに近い目を向けられることは今世で初めてであった。どうにもむず痒い。
「私の方からも礼を言わせてもらう。貴殿が息子を助けてくれたおかげで、私も優秀な配下に重い処罰を下さずに済んだ」
護衛が護衛対象から目を離すことはあってはならぬこと。当日に王子についていた護衛の騎士たちは、しばらくの間は減給の上に担当を外れ厳しい訓練が課されることとなった。
だがそれは、王子がラウラリスに助けられた旨を胸の内に留めていたから。最初は、道に迷っていたところを案内された、としか伝えていなかったのだ。後日に王に問い詰められたことで、路地裏に迷い込みよからずに迫られた事実まで告白してしまったのだ。
それが本当であれば、担当護衛には非常に重い罰が下されていたに違いない。ともすれば、最悪は極刑もあり得ただろう。
しかしながら、一度下した裁定を覆すのもよろしくはないと。この件は当事者たちの胸に留めることとなったのである。
「……勝手にはぐれた僕が悪いんですが。あの人たちには申し訳ないことをしてしまって」
「ま、仕方がないだろうさ──もしかして、あの時の護衛ってそちらの人たちで?」
楽にして良いと言われたので、割と平常運転の口調であるラウラリス。彼女の指摘に、王は笑みを浮かべながら頷き、対照的に護衛たちは苦々しい表情を浮かべていた。
「あまり公にして良い内容ではないからな。一時的にではあるが、改めて息子と私の護衛についてもらっている。先日の失態はともかく、非常に優秀な者であるには違いないからな」
王族の護衛を任される様な人材だ。厳しい試験や過酷な訓練を乗り越えた選りすぐりの騎士なのだ。容易く失うにはあまりにも惜しいということだろう。
「どうだろう、ラウラリス殿の目から見て彼らは」
王の問いかけに、護衛たちが音を立てずとも静かに唾を嚥下したのが分かった。ラウラリスは彼らを見渡してから、おどけた風に肩をすくめた。
「……止めておきましょ。どう答えても絶対に角が立ちますので」
(今の私じゃ増援が来るまでは持ち堪えられそうだって──って言ってもねぇ)
内心では彼女なりの賞賛を述べながらも、当たり障りのない台詞で濁すラウラリス。とりあえず、王とその息子の守護としては申し分ないという見立てが正直な感想であった。
「あの……父上」
「おっと、すまなかったなアベル。此度はお前とラウラリス殿の対面が本題であったな。私ばかり話してしまってすまない」
「それはその……良いんです。こうしてラウラリスさんにまた会えて、お礼を言えただけでも十分すぎるくらいで」
父親と話しながら、アベルはチラチラとラウラリスに視線を向けては外すを繰り返す。何やら言いたげな雰囲気に、ラウラリスが助け舟を出す。
「アベル王子、これも何かの縁だ。言いたいことがあるなら遠慮せずに口にすると良い。そいつを咎める者はこの場にはいやしないんだ」
「……で、では失礼して──」
──それからというもの、アベルは最初の遠慮がちな態度とはうって変わって興奮気味にラウラリスとの話に没頭していった。
やはり王子も男の子。長剣を背負って流浪するラウラリスの話に興味津々であった。
女性でありながら各地で活躍し名をあげる剣姫の話は、ある意味で男の剣士のそれよりも痛快だ。噂話を元にアベルが問いかけると、ラウラリスは明かせない裏話を上手い具合にぼかしながら面白おかしく語った。
そうして二人の会話がしばらく盛り上がったところで、王が少し意外な提案を出したのだ。
──王子に剣の手ほどきをして欲しい、と。
王の新たな申し出を了承したラウラリス。王子の方も、微笑ましいほどに乗り気であった。
(まさか勇者の子孫に手ほどきをするなんてね)
因果な巡り合わせもあったもんだ、とラウラリスは王城の中庭に佇む。
「王様、繰り返しになるがやり方は私に一存してもらえるんだろうね」
「ああ、構わん。とはいえ、後に響く様な大怪我は流石に勘弁願いたい」
「それと、残念ながら私の剣は王侯貴族とかが使う作法とは無縁の我流だ」
「承知しているとも。むしろアレには良い刺激になるだろう」
中庭の端に構える王様に、ラウラリスは最後の確認を取る。彼の両隣に陣取る護衛は、相も変わらず険しい視線をラウラリスに向けていた。物腰は落ち着いているが、万が一があればいつでも抜剣できる身構えをしている。
(王が気さくに対応する相手に、微塵も油断を挟んでいない。よく仕込まれてるじゃないか)
護衛というのはそれで良い。万が一──億が一の可能性を警戒し、常に主を守るのが役割。守るべき対象が一国の王ともなれば、むしろ目に付く全てを警戒するくらいがちょうど良い。かつては皇帝であったラウラリスから見て、王の護衛は実に正しい事をしていた。むしろ好感を持てるほどであった。
手の内にあるのは、いつもの鞘入り長剣ではなく小柄な木剣だ。王城には屈強な兵や騎士もおり、普段はラウラリスが扱う長剣に近い模造剣もあるが、今回の相手は素人。それに合わせて、ラウラリスも得物を選んだ次第だ。
「お、お待たせしました」
程なくして、先ほどよりも運動に適した身なりに着替えた王子がやってくる。手にはラウラリスと同じく木剣が握られている。ラウラリスのものは中に重りが仕込まれた本物同等の質量に対し、王子のものは木だけで作られた軽量だ。十代を過ぎたばかりの少年に本物と同じ重さの模造剣では扱いきれないからである。
「僕の我儘を聞いてくださってありがとうございます、ラウラリスさん」
「大人には素直に甘えろって言った手前だからねぇ」
恭しく頭を下げるアベルに、ラウラリスは軽く手を振り軽く答える。彼女の返答は理由の半分程度。残りの半分は気まぐれに近く、強いてあげるならやはり自らを討った勇者の子孫がであるからだろう。
「ただ、やるからには王子が相手だからって手心はくわえないよ。丈は合わせてやるが、甘く見積もってると泣きを見るよ」
「も、もちろん……覚悟の上です」
ほのかに発したラウラリスの圧に、アベルはわずかにどもった。そんな彼の小さな強がりに、ラウラリスはニッと口端を釣り上げた。
「じゃぁその覚悟ってやつを少しだけ試してやろう。剣を構えな」
モタモタした動作で剣を正面に構えるアベル。体幹や重心は言うに及ばず、基本を上部だけなぞっただけのハリボテの所作だ。素人が見ても不安定であるのがわかってしまう程度にはなっていない。
「よぉし、しっかり剣を握ってな。でなきゃこれで終わっちまうからね」
「え? それって──」
アベルが疑問を挟もうと口を開いた時には既に、ラウラリスは彼の目前で剣を振りかぶっていた。
──ゴッッ!!
ラウラリスの目前からアベルの姿が消えた。僅かに遅れ、彼の姿が十歩ほど離れた地面に叩きつけられた。ラウラリスが振るった木剣の一撃で吹き飛ばされたのだ。
「この子は私が心配になる程に我儘を言わない子でな。それが、ラウラリス殿の話をした途端に会いたいなどと急に申したのだ。気になるのも仕方がない事だろう」
そうして改めて話を聞いてみれば、先日にお忍びで城下に降りた時に偶然助けられたと。もっとも、気が付いたのは護衛に連れられて城に帰った後。剣姫の特徴は既に知り得ていたが、色々あったことで混乱があり、自室で落ち着いて己を助けてくれた少女のことを思い出してようやく合致したのだ。
そこに加えて、国王の口から剣姫が城にやってくることが漏れたことで、滅多にでない我儘が飛び出た次第である。
改めてラウラリスに対面したアベルは、彼女に向けて再度頭を下げた。
「あの時は助けていただき、ありがとうございました!!」
「……あれは成り行きだ。何度も礼を言われるほどじゃぁないさ」
謙遜するラウラリスであったが、顔を上げた王子の目は、側から見て分かるほどにキラキラと輝いていた。肉体年齢の上に位置する者からの好奇な視線や畏怖の眼差しに散々晒されてきたが、明らかに年下の子供からこうも憧れに近い目を向けられることは今世で初めてであった。どうにもむず痒い。
「私の方からも礼を言わせてもらう。貴殿が息子を助けてくれたおかげで、私も優秀な配下に重い処罰を下さずに済んだ」
護衛が護衛対象から目を離すことはあってはならぬこと。当日に王子についていた護衛の騎士たちは、しばらくの間は減給の上に担当を外れ厳しい訓練が課されることとなった。
だがそれは、王子がラウラリスに助けられた旨を胸の内に留めていたから。最初は、道に迷っていたところを案内された、としか伝えていなかったのだ。後日に王に問い詰められたことで、路地裏に迷い込みよからずに迫られた事実まで告白してしまったのだ。
それが本当であれば、担当護衛には非常に重い罰が下されていたに違いない。ともすれば、最悪は極刑もあり得ただろう。
しかしながら、一度下した裁定を覆すのもよろしくはないと。この件は当事者たちの胸に留めることとなったのである。
「……勝手にはぐれた僕が悪いんですが。あの人たちには申し訳ないことをしてしまって」
「ま、仕方がないだろうさ──もしかして、あの時の護衛ってそちらの人たちで?」
楽にして良いと言われたので、割と平常運転の口調であるラウラリス。彼女の指摘に、王は笑みを浮かべながら頷き、対照的に護衛たちは苦々しい表情を浮かべていた。
「あまり公にして良い内容ではないからな。一時的にではあるが、改めて息子と私の護衛についてもらっている。先日の失態はともかく、非常に優秀な者であるには違いないからな」
王族の護衛を任される様な人材だ。厳しい試験や過酷な訓練を乗り越えた選りすぐりの騎士なのだ。容易く失うにはあまりにも惜しいということだろう。
「どうだろう、ラウラリス殿の目から見て彼らは」
王の問いかけに、護衛たちが音を立てずとも静かに唾を嚥下したのが分かった。ラウラリスは彼らを見渡してから、おどけた風に肩をすくめた。
「……止めておきましょ。どう答えても絶対に角が立ちますので」
(今の私じゃ増援が来るまでは持ち堪えられそうだって──って言ってもねぇ)
内心では彼女なりの賞賛を述べながらも、当たり障りのない台詞で濁すラウラリス。とりあえず、王とその息子の守護としては申し分ないという見立てが正直な感想であった。
「あの……父上」
「おっと、すまなかったなアベル。此度はお前とラウラリス殿の対面が本題であったな。私ばかり話してしまってすまない」
「それはその……良いんです。こうしてラウラリスさんにまた会えて、お礼を言えただけでも十分すぎるくらいで」
父親と話しながら、アベルはチラチラとラウラリスに視線を向けては外すを繰り返す。何やら言いたげな雰囲気に、ラウラリスが助け舟を出す。
「アベル王子、これも何かの縁だ。言いたいことがあるなら遠慮せずに口にすると良い。そいつを咎める者はこの場にはいやしないんだ」
「……で、では失礼して──」
──それからというもの、アベルは最初の遠慮がちな態度とはうって変わって興奮気味にラウラリスとの話に没頭していった。
やはり王子も男の子。長剣を背負って流浪するラウラリスの話に興味津々であった。
女性でありながら各地で活躍し名をあげる剣姫の話は、ある意味で男の剣士のそれよりも痛快だ。噂話を元にアベルが問いかけると、ラウラリスは明かせない裏話を上手い具合にぼかしながら面白おかしく語った。
そうして二人の会話がしばらく盛り上がったところで、王が少し意外な提案を出したのだ。
──王子に剣の手ほどきをして欲しい、と。
王の新たな申し出を了承したラウラリス。王子の方も、微笑ましいほどに乗り気であった。
(まさか勇者の子孫に手ほどきをするなんてね)
因果な巡り合わせもあったもんだ、とラウラリスは王城の中庭に佇む。
「王様、繰り返しになるがやり方は私に一存してもらえるんだろうね」
「ああ、構わん。とはいえ、後に響く様な大怪我は流石に勘弁願いたい」
「それと、残念ながら私の剣は王侯貴族とかが使う作法とは無縁の我流だ」
「承知しているとも。むしろアレには良い刺激になるだろう」
中庭の端に構える王様に、ラウラリスは最後の確認を取る。彼の両隣に陣取る護衛は、相も変わらず険しい視線をラウラリスに向けていた。物腰は落ち着いているが、万が一があればいつでも抜剣できる身構えをしている。
(王が気さくに対応する相手に、微塵も油断を挟んでいない。よく仕込まれてるじゃないか)
護衛というのはそれで良い。万が一──億が一の可能性を警戒し、常に主を守るのが役割。守るべき対象が一国の王ともなれば、むしろ目に付く全てを警戒するくらいがちょうど良い。かつては皇帝であったラウラリスから見て、王の護衛は実に正しい事をしていた。むしろ好感を持てるほどであった。
手の内にあるのは、いつもの鞘入り長剣ではなく小柄な木剣だ。王城には屈強な兵や騎士もおり、普段はラウラリスが扱う長剣に近い模造剣もあるが、今回の相手は素人。それに合わせて、ラウラリスも得物を選んだ次第だ。
「お、お待たせしました」
程なくして、先ほどよりも運動に適した身なりに着替えた王子がやってくる。手にはラウラリスと同じく木剣が握られている。ラウラリスのものは中に重りが仕込まれた本物同等の質量に対し、王子のものは木だけで作られた軽量だ。十代を過ぎたばかりの少年に本物と同じ重さの模造剣では扱いきれないからである。
「僕の我儘を聞いてくださってありがとうございます、ラウラリスさん」
「大人には素直に甘えろって言った手前だからねぇ」
恭しく頭を下げるアベルに、ラウラリスは軽く手を振り軽く答える。彼女の返答は理由の半分程度。残りの半分は気まぐれに近く、強いてあげるならやはり自らを討った勇者の子孫がであるからだろう。
「ただ、やるからには王子が相手だからって手心はくわえないよ。丈は合わせてやるが、甘く見積もってると泣きを見るよ」
「も、もちろん……覚悟の上です」
ほのかに発したラウラリスの圧に、アベルはわずかにどもった。そんな彼の小さな強がりに、ラウラリスはニッと口端を釣り上げた。
「じゃぁその覚悟ってやつを少しだけ試してやろう。剣を構えな」
モタモタした動作で剣を正面に構えるアベル。体幹や重心は言うに及ばず、基本を上部だけなぞっただけのハリボテの所作だ。素人が見ても不安定であるのがわかってしまう程度にはなっていない。
「よぉし、しっかり剣を握ってな。でなきゃこれで終わっちまうからね」
「え? それって──」
アベルが疑問を挟もうと口を開いた時には既に、ラウラリスは彼の目前で剣を振りかぶっていた。
──ゴッッ!!
ラウラリスの目前からアベルの姿が消えた。僅かに遅れ、彼の姿が十歩ほど離れた地面に叩きつけられた。ラウラリスが振るった木剣の一撃で吹き飛ばされたのだ。
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