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第3章 エルグレドの旅 編

第 130 話 疑問

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 グラディー領境北方の森の中に、 対峙たいじするエグザルレイと北のエルフ兵の姿があった。

 北のエルフ兵は自分の前面に両腕を組んだ防御体制でエグザルレイを にらみつけている。しかし、しばらくするとその緊張を解き、口を開いた。

「……痛み分けと行こう。俺はこのまま森を飛び出してエグデン軍に戻る。お前は今後の作戦を練り直せ。間に合うかは分からんがな……どうだ?」

 エグザルレイはエルフ兵に視線を向けたまま、相手から出された提案を 吟味ぎんみする。

……こんな危険な敵はここで ほうむっておいたほうが良いんですが……今は……仕方無いですね……

「……分かりました。では……1・2の3でそれぞれ後方に 退き、それぞれの場所へ行く……という事で……」

「よし。じゃあ、それで……1……」

「2の……」

 2人は互いの動きを見つめたまま声を合わせる。

「3!」

 エグザルレイは後方に跳んだ。その一瞬、飛び込もうとしている背後の下草に意識を向けてしまった。一方、北のエルフ兵は…… 防御態勢ぼうぎょたいせいき、エグザルレイに向かって飛び込んで来た。

 男の勝ち ほこったような目と、あざ笑うようかのような口がエグザルレイの瞳に映る。

 しまった!  だまされた!

 エグザルレイは急いで攻撃態勢に切り替えようとしたが、初めから騙まし ちをねらっていた男のスピードに遅れをとってしまう。 ぐ伸ばされた男の右指先から はなたれたまぶしい光の矢が、何の防御体勢もとれていないエグザルレイの左目上の ひたいに突きさった。

 攻撃態勢に移る事も出来ない内に 致命的ちめいてき一矢ひとやを額に受け、そのまま後方へ吹き飛ばされる中、エルフ兵はエグザルレイに向かいさらに2の矢、3の矢を連続で撃ち出して来る。法力光を引く追撃の2矢とも、エグザルレイの胸に立て続けに命中した。エグザルレイは受け身をとる力も無く、勢いよく下草の上に背中から叩きつけられる。

「ふん!……やはり、人間とは おろかなり! このような戦いの 最中さなかに、敵の誘いに乗って退くとは…… あわれな種族だ」

 エグザルレイの身体は 痙攣けいれんを引き起こしながらも、その右手は つかんだ長剣をまだ動かそうとしている。エルフ兵はその様子に気付くと自分の右腕に目を向けた。先ほど受けたエグザルレイからの攻撃……剣先だけの浅い突きだったが、まだ血が したたっている。

「少し……狙いがズレたか……まあいい」

 エルフ兵は左手を自分の右腕から出血する箇所に 治癒魔法ちゆまほうを ほどこす。見る間に右腕の傷口はしっかりと閉じ、出血が治まる。治癒を確認し、エルフ兵は 仰向あおむけに倒れているエグザルレイに両手を向けた。

「お前も……消えろ!」

 両手に法力光が集まってくる。先ほどの「矢」よりも格段に強力な攻撃魔法を撃ち出そうとしていた。

「骨も残さず……消し去ってやる!」

 ドガンッ!

 完全滅消レベルの強力な攻撃魔法を放とうとしたエルフ兵は、突然目の前が真っ暗になった。 はげしい衝撃しょうげきを先ず上半身に感じ、少し遅れて自分の身体の中で起きた何箇所もの 破壊痛はかいつうを感じる。背後上方から何らかの攻撃を受けて はじき飛ばされたという事を理解した時、エルフ兵はすでに地の上を苦痛に喘ぎ、もがき転がっていた。

「エル! エル! しっかりして!」

 なん……だ?……女の声……敵か? どこから……

 耳に飛び込んでいた第三者の声に反応し、エルフ兵は苦痛に悶える身体を必死で制止に向かわせる。自分の視界がグニャグニャと ねじれている状態に気付き、エルフ兵はしばらく目を閉じた。

 クッ……しばらく……治癒に専念せねば……。脊柱とあばら……複数個所「もっていかれた」か……。マズイぞ……これは……

 フィルフェリーはエルフ兵に向かい上空から急降下し、その頸椎に全重量を乗せた両足での 蹴撃しゅうげきを加えて着地していた。ケパが教えてくれた伝統的な 猛禽鳥人類もうきんちょうじんるいり方法を、無意識の内に り出したのだった。
 しかし、その成果を確かめようともせず、フィルフェリーの視線はエグザルレイに向けられている。左前頭部を 破壊はかいされ、胸部に2箇所の大きな傷を負い 仰向あおむけに倒れているエグザルレイの そばひざまずき、必死でその名を呼び続けた。

「エル! エル! ああ……なんとか……なんとかしなくちゃ!……どうすれば良いの!……エル! エル! ああ……どうして……なんで……」

 うるさい……女だ……

 エルフ兵はフィルフェリーの叫ぶ声に 苛立いらだちを覚える。

 この女……エルフのくせに……あんな人間を……クソッ!

「お……い……女……」

 エルフ兵はまだ意識が 朦朧もうろうとし、目眩めまいを覚え目も開けられない。フィルフェリーへの攻撃を諦め、横たわったままフィルフェリーに声をかける。
 フィルフェリーは、敵がまだ生きていたという事実にようやく気付くと、倒れているエグザルレイを かばうように両手を広げ声の ぬしに向き直る。

「なに……あなた……何者!」

 フィルフェリーの声に、驚きだけでなく殺意が宿っていることに気付いたエルフ兵は、極力相手を刺激しないように言葉を選ぶ。

「よくも……やってくれた……な。だが……お前の……勝ちだ。どうだ……そいつを助けたいなら……方法があるかも知らんぞ……」

「言って!」

 フィルフェリーは時間をわずかでも無駄むだにしたくない。すぐにエルフ兵の提案を聞く姿勢を見せる。

 よし……この女……戦士では無いようだ……な……

「……お前の血を……少しそいつに飲ませてみろ…… 命の……血分け……まわしい……ルエルフのまじないだそうだが……お前とそいつに特別なつながりがあれば……効くかも知らんぞ……」

 エルフ兵は噂話で聞いた「ルエルフ達の 禁忌きんき邪法じゃほう」を思いつきで提案した。フィルフェリーはエルフ兵の言葉を聞くと、すぐにエグザルレイが にぎる長剣を取り、自分の左手甲に 一筋ひとすじの切れ目を入れる。突然切り開かれた「出口」に向かい、フィルフェリーの血はすぐに集まり、 あふれ流れ出す。
 フィルフェリーは握り締めた左手をエグザルレイの 口元くちもとせると、その血の滴りをエグザルレイの口の中へ注ぎ込む。

「次は?」

「治癒……魔法は……使えるのか?」

 男の声に反応し、フィルフェリーはエグザルレイの傷を確認する。左前頭部の破損はそんは大きいが出血は少ない。胸部の2箇所の傷の内、一箇所から勢い良く血が溢れ出している。

 急ぐのは……こっちだ!

 左手をそのまま口に載せて血を注ぎつつ、フィルフェリーは右手を出血が続いているエグザルレイの胸の傷穴上に置き、治癒魔法に集中した。
 無防備にエグザルレイを 治療ちりょうしているフィルフェリーの背中を見、エルフ兵は何とか攻撃態勢を取りたいと願い身を動かそうとするが、やはりまだしばらくは無理だと自己診断を下す。

 仕方無い……。とにかく……目障りだ……

「……応急処置を終えたら……人間の法術士にでも診せに行け。……上手く行けば……まだ間に合うかも……」

 エルフ兵にエグザルレイを助けるつもりなど 毛頭無もうとうない。ただ「気持ち悪いルエルフ」を連想させるこの女と人間に、早くここから消えてもらいたいだけだ。女がギャーギャー叫ぶ声で、敵を寄せ集めてしまう危険性もあるからな……

 フィルフェリーはエルフ兵のそんな 思惑おもわくを知る よしもない。とにかく、明らかに死に まれかかっているエグザルレイを死の口から引き戻したい一心で治癒魔法を続けた。 き水のように きだしていた出血が治まったのを確認すると、右手をエグザルレイの左前頭部の破損箇所へ移動させ可能な限りの修復・再生を試みる。

「……あなたの……声が聞こえた……『伝心』で……」

 エグザルレイの手当てを続けながら、フィルフェリーは背後に倒れている北のエルフ兵に語りかけた。

「ふ……ん……。洩れたか……。ちょっと……強過ぎた……まさか……他にもエルフが……近くにいるとはな……」

「私だけでなく、他の戦士達にも伝わってるわ……。少し向こうで、部隊が急いで動き出す姿が見えたから……」

「なぜ……そんな話を……」

 エルフ兵は起き上がろうとしたが、重要部骨が何箇所も くだけている状態では応急治癒も間に合わない。

 早くこの場を離れなければ……

 フィルフェリーはエグザルレイの状態を確認し、とりあえずの応急手当が上手く行ったのを確認すると小さく息を く。

「……エルをこんな風にしたあなたを ゆるせない。……でも……あなたの助言のおかげで、一命は取り止められた。後は知らない……あなたがどうなろうと……」

 エグザルレイを 両脇りょうわきからき起こしたフィルフェリーは、一度もエルフ兵に目を向けることもせず、そのまま空へ び上がり垂直に上空へ離れて行った。エルフ兵は あきれたようにその姿を見送る。

「……なんだ……アイツは……空を?」

 そう つぶやくと再び目を閉じてクククッと笑った。

「やはり……ありゃ……『ロ・エルフ』だ……」


―・―・―・―・―・―


 急がないと!……人間の法術士……どこに?

 フィルフェリーはエグザルレイを抱きかかえ上昇しながら、どこへ向かえば良いかを考える。

 宿営に……いや……人間の法術士はいなかった。……東部の部隊? ダメ……場所が確定出来ない……

 フィルフェリーは視線を南に向ける。

 エルのお姉さん……人属集落は……近い。

 降下先を定めたフィルフェリーはエグザルレイを自分の身体と同化させるかのようにしっかり抱きしめ、人属集落……エグザルレイ達の村に向かい降下していった。


―・―・―・―・―・―


「ミルカ!」

 家の中で娘のトルパに い物を教えていたミルカのもとに、中年女性が飛び込んで来た。

「オルミさん! どうしたんですか?」

 ミルカは立ち上がりオルミを迎え入れようとする。

「一体何が……え?……エル!」

 オルミの後に続き2人の女性に両脇から抱えられ、エグザルレイが運び込まれて来た。

「エル! どうしたの!……あなたは……」

 エグザルレイを支える女性の内の1人が、特徴のある とがった大きな耳を持つエルフ女性であると気付き、ミルカは目を見開き尋ねる。

「私はフィルフェリーです! エルが重傷なの……人間の法術士は?」

 差し迫っている弟の危機を瞬時に感じたミルカは、状況を確認するよりも ずやるべき事を判断する。

「トルパ! そこをどいて!……エルをそこへ!」

 フィルフェリー達はミルカの指示に従い、トルパが急いで立ち 退いた敷物しきものの上にエグザルレイを横たえた。

「オルミさん! メノウ ばあさんを急いで呼んで!」

 集落の長老である高齢の女性法術士への 救援要請きゅうえんようせいを隣人にたくし、ミルカは調理場からナイフと おけに張った水、手拭てぬぐいを持って来る。フィルフェリーはエグザルレイの かたわらに座り、左前頭部と胸部に自分の左右の手をかざし治癒魔法を続けた。

「血を くわ……」

 ミルカはフィルフェリーの処置の邪魔にならないよう気をつけつつ、エグザルレイの上着前部をナイフで切り き肌を露出ろしゅつさせる。

「……前線で?」

 すでに 凝固ぎょうこしている胸の血糊ちのりを静かに き取りながらミルカが尋ねた。

「 偵察ていさつ……だったのかと。……敵がいました……1人……エルフ兵でした……私たちとは違う……恐らく、北の地に住むエルフ……」

 フィルフェリーが申し訳無さそうに答える。エグザルレイに傷を負わせたのが「エルフ」だったという事に責任を感じているようだ。ミルカはその気持ちを さっすると、優しく微笑み応じる。

「……種族は関係ないわ。敵との戦闘で負った 怪我けがなのね?」

「……はい」

 ミルカの一言にフィルフェリーもどこか救われた気がした。表情から「申し訳無さ」が消える。

「出血していた血管は……とりあえず……つなぎ治めました。……頭も…… 損傷部位そんしょうぶいはある程度……」

 フィルフェリーの報告を聞きながら、ミルカはエグザルレイの頭部と顔面の血を ぬぐい取っていく。

「……あんたま……ネンネ? たいたいの?」

 トルパがミルカのスカートを にぎり、ジッとエグザルレイを見つめている。

「トッパ、レミューと外で遊ぼ」

 フィルフェリーと一緒にエグザルレイを抱え家に入ってきた女性がトルパに声をかえる。ミルカも笑みを娘に向けた。

「ほら、トッパ。母ちゃん達はあんたまに『よしよし』してるから、レミューと遊んどいで。……お願いね、レミュー」

 レミューは近寄りトルパの手を取ると、外へ連れ出して行く。入れ替わるように、オルミがメノウを連れて戻って来た。

「ミルカ! 婆さん連れて来たよ!」

 オルミはメノウを突き飛ばすようにエグザルレイの前へ押し出す。

「あいたた! 乱暴するな!……そんなに慌てて一体……こりゃあ……」

 横たえられているエグザルレイの姿を見ると、メノウは文句も忘れて状況の悪さに絶句する。

「……まだ息はあるのかい?」

「あります! 脈も……弱ってますが……」

 フィルフェリーは治癒魔法の手を休めず答えた。

「あんたは……エルフの……」

「フィルフェリーです!」

「フィリーちゃんかい?」

 メノウの呼びかけに、ミルカとフィルフェリーは「えっ?」と目を合わせる。

「婆さん……お知り合い?」

「ああ、ああ! ずいぶんと昔々になぁ……。いやぁ、やっぱりまだ若いまんまだったんだねぇ……」

 ミルカはもう一度フィルフェリーに目を向けたが、フィルフェリーは首を横に振り、申し訳なさそうにメノウに顔を向けた。

「……ごめんなさい……覚えていなくて……。私……しばらく病気だったし……」

「お父様のことだね? 聞いてたよ。……心配しとったが……まぁ、まさかこんなところで!」

「婆さん!」

  たまらずミルカが声を上げる。

「とにかくまずはエルを て! 頭と……胸には2箇所!」

 急務の事態を思い出したように、メノウは「どれどれ……」と呟きながらエグザルレイの そばに寄る。ミルカは場所を ゆずり立ち退いた。しばらくの間、メノウはエグザルレイの頭からお腹に向け右手をかざし、何回か往復させ傷具合を確かめる。

 しばらく状態を確認した後、怪訝そうな表情で首を かしげると、不思議そうに呟いた。

「……こんな状態で、なんでコイツはまだ生きておられるんじゃ?」
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