空海〜仕組まれた罠〜

恵果阿闍梨の、元へ。

寺の、使用人に、頼み込んで、

恵果阿闍梨の、元へ、頼む。
と、申し付けると。

阿闍梨様に、何の、用事だ。
と、切り返してくる。只の、小汚い、外国人が、
阿闍梨様に、用など、無い筈だと、思っているらしい。

鬱陶しくなった、空海は、怒鳴った。
いいから、行けと、言うんだ！
幾らだ？
はぁ？
金だよ。
金がなくて、頼む気か？

使用人は、ゆすりたかり。

日本人も、舐められた物である。

百万貫だ！

、、、、、、
、、、、、、

本当か？
使用人は、頭が弱いらしい。

こんな、馬鹿に、日本人は、コケに、されるのか、
と、思うと、なんだか、泣けて来る。

あぁ、着いたらな。
お前は、金持ちだ。もう少ししたら。

、、、
、、、
やったぁー、
使用人は、そのオツムの程度、相応の反応。