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しおりを挟むあれから10年
24歳になった僕は再び名取能面という名で賛辞とスポットライトを嫌になる程浴びている。
認めたくはないがこれも全てあの鶯という名の男のお陰だ。あの男が全てを整え、何も持たない僕をあの高見へと送り返したのだ。
ーーーー
10年前のあの日
彼らは僕を囲み医療的な施術を施した。
14歳にしては成長が遅れていた僕の成長を更に遅らせるようにしたのだ。
勿論、その日の内に頂かれもした。
全くスキモノめ
そのお陰なのか僕は16歳まであの中世的な容姿と可愛らしい変声期前の声を維持したまま復帰作とその後のハリウッド映画に出演し、大ヒットを出し、スターダムへと駆け上がった。
ハリウッド映画は3部作で異国の男の子がとある国へと売られてそこから王に寵愛されて王を裏切って、、、何ていうちょっとスキャンダラスな作品だった。ナニがスキャンダラスかというとそのままの意味ナニがのシーンのことだ。
初めは16歳とは言え妙に子供っぽい男というか男の子がおっさんと睦み合うシーンがあるのだ。それが、演技とは言えかなりリアルでというよりかなり現実で賛否両論だったが、それのお陰で注目も浴びた。
どんな奴だって結局は綺麗な子供がその表情をめちゃくちゃにして喘いでいる姿に目を惹きつけられるらしい。
2作目になると僕は成長してすっかり青年へと姿を変えていた。この時期からは成長過程をドキュメンタリーで切り売りして更には有名ブランドの広告塔になってあの可愛い男の子から脱却していた。
そして、三作目でスタントまで全て自身でこなし派手な生活を世間に見せつけながらも慈悲深く寄付やらボランティアを本気で行ったおかげか
"まぁ、こいつなら仕方がないか"
だって、あの女の息子だし
or
まともな教育なんて受けてないだろうし
or
芸能人だからねぇ
ともなんとも言えないレッテルのような何かを貼られて世の中に随時出荷され続けている。
これも全てあの男の子プロデュース
管理下での話だ
おかげさまでまともな友達はゼロを10年間更新し続けている。無論恋人なんていない。
僕は現在東京の鶯の自宅のソファーに毛布でぐるぐる巻きの蓑虫状態で休息をとっている。
次の大仕事に備えて羽を休めている。
この仕事が終われば奴との契約が満了する。
鶯が真面目に管理し、財産を増やしてくれたお陰で一生を暮らせる。
だから僕はこの世界をさっさと引退して引き篭もるんだ。そんな決心をしている。
まぁ、コレが最大のフラグというやつなんだけどね。
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