【R18】大人女子✕年下男子!あなたがだいすきです!可愛い年下わんこ君との恋人7日間契約

兎森りんこ

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7日間のお試し交際?

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 弟からの1週間のお試し交際の提案。

「トシ、あんた何を言って……」

「いいじゃん、なぁ? リュウ」
 
「お、お試しでもいいです! お願いします!」

 また手を握られる。
 衝撃の展開に、心がついていけない……が。
 確かに1週間、お試しで付き合えば彼の方がこんな女は無理だ! と思うことだろう。
 その時に年上として、今まで通り友達の姉として振る舞う。
 それが最善な気がした。

「わ、わかりました。そうしましょう」

「り、利佳子さぁん!!」

 キラキラの瞳が一層輝いた。

「やったーーー!!!」

「良かったな……!! じゃあ俺、出掛けてくるよ」

 眠かったはずの弟は、何故かしゃっきりした顔をしてジャンパーを羽織ろうとした。
 
「待ってトシ! 俺、今日はもう帰るから!」

「え……いいのかよ」

「突然なんですけど……七日しかないから色々急いでもいいですか?」

「え? まぁ……そうね」

 言われてみれば、交際後の七日では会うのも1回のカップルも多いだろう。

「俺、明日休みなんです。だから俺の家にご飯を食べに来ませんか? 俺、会社の近くの駅まで迎えに行きます!」

「え、えぇ…」

 会社の近くは……と思ったが、もうなにが正解なのかわからない。
 とりあえず頷いた。

「やった! じゃあ今日はおいとまします!」 

「いいのかよ? せっかく」

「今日は幸せ過ぎて、やばいからちょっと頭冷やす。利佳子ちゃん!」

「えっ」

 え、しか発してない自分に恥ずかしさを感じる。
 『利佳子ちゃん』なんて親戚のおばさんくらいしか呼ばれていない。

「帰ったらメールしますね、利佳子ちゃん! えっと……片付けして帰ります」

「あー片づけ俺がするから」

「ごめんトシ、いいの?」

「うん、姉ちゃん。玄関まで、リュウを送ってやれよ。ほら」

「え、えぇ」

 呆然としつつ、隆太朗を玄関まで送る。

「利佳子ちゃん、大丈夫ですか?」

「……うん……」

「明日、美味しいご飯とケーキ作っておきます」

 また、わんこスマイル。

「……は、はい」

「いやですか?」

「いやではないです、ちょっと戸惑っているだけ」

「そうだよね、ごめんなさい。でも俺嬉しい。帰ってめっちゃ準備します」

「……うん……ありがとう」

 どう反応していいのか、わからない。
 玄関で、メールアプリの交換をして、ぎゅうっと手を握られた。
 『七日間、よろしくお願いします』と隆太朗はにっこり笑って帰っていった。

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