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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他
▫️早さの単位
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な「よーーーーーーーーーーい…」
ピッ!!
軽快なホイッスルの音と共に元気に駆け出す子ども達。
子どもは風の子、走る子と言われるよう
走ることが大大大好きな生き物の代表格だ。
額に汗をびっしょりしていてもケロッとした顔で
「もう1回やろ!」
と笑顔で言ってくる。
言葉を選ばなければ、バチクソ頭が悪い生き物だ(ぁ
そんな折、誰が一番速いか問題に辿り着いてしまった我がクラス。
「俺が一番かな!」
「えー? B君の方が速いで」
「違うって。A君もB君も速いけどCちゃんやって! なぁCちゃん?」
「え~…」
答えは実際に走ってみるのが一番分かりやすく納得の解決策だけど
ちょっぴり意地悪したくなっちゃった私。
な「確かにうちのクラスは足が速い子多いけど、誰が速いんかなぁ?
先生に分かるように説明してほしいわ~?」
わざと煽るように話を子ども達に振ってみる。
さてどんなアイディアや妙案が生まれるか、楽しみ!
「俺は自転車と同じくらい速いで!」
「B君もお母さんの自転車と一緒に走れるしな。」
「私だって、先生と勝負できるくらい速いよ!」
「先生と勝負するなら、僕もしたことあるで」
「それなら、僕はトンボと追いかけっこしたことあるから、一番速いかも!」
「えー?」
子ども達が思う(速い)の基準が次々に出る。
しかし、流石に自動車や電車など現実的な例が出ないあたり流石年長児と言ったところ。
ニヤニヤしながら子ども達のやり取りを聞いていた私だが
突然のD君の速さの単位に驚く。
「僕はね、5Gで走れるよ」
「え?」
「は?」
「ふぁいぶじー?」
「テレビでも言ってるじゃん。ケータイと同じ速さだよ」
「ケータイと一緒はずるいわ!」
「そんなん速いに決まってるやん」
「なしや、なし!」
「いや、僕の5Gがみんな一番驚いたから僕の勝ちや」
「なんでやねん!」
うん、確かに5Gじゃあ誰も勝てんよ。
今回のMVP賞は間違いなく(D君の5G)!(*´꒳`*)笑
ピッ!!
軽快なホイッスルの音と共に元気に駆け出す子ども達。
子どもは風の子、走る子と言われるよう
走ることが大大大好きな生き物の代表格だ。
額に汗をびっしょりしていてもケロッとした顔で
「もう1回やろ!」
と笑顔で言ってくる。
言葉を選ばなければ、バチクソ頭が悪い生き物だ(ぁ
そんな折、誰が一番速いか問題に辿り着いてしまった我がクラス。
「俺が一番かな!」
「えー? B君の方が速いで」
「違うって。A君もB君も速いけどCちゃんやって! なぁCちゃん?」
「え~…」
答えは実際に走ってみるのが一番分かりやすく納得の解決策だけど
ちょっぴり意地悪したくなっちゃった私。
な「確かにうちのクラスは足が速い子多いけど、誰が速いんかなぁ?
先生に分かるように説明してほしいわ~?」
わざと煽るように話を子ども達に振ってみる。
さてどんなアイディアや妙案が生まれるか、楽しみ!
「俺は自転車と同じくらい速いで!」
「B君もお母さんの自転車と一緒に走れるしな。」
「私だって、先生と勝負できるくらい速いよ!」
「先生と勝負するなら、僕もしたことあるで」
「それなら、僕はトンボと追いかけっこしたことあるから、一番速いかも!」
「えー?」
子ども達が思う(速い)の基準が次々に出る。
しかし、流石に自動車や電車など現実的な例が出ないあたり流石年長児と言ったところ。
ニヤニヤしながら子ども達のやり取りを聞いていた私だが
突然のD君の速さの単位に驚く。
「僕はね、5Gで走れるよ」
「え?」
「は?」
「ふぁいぶじー?」
「テレビでも言ってるじゃん。ケータイと同じ速さだよ」
「ケータイと一緒はずるいわ!」
「そんなん速いに決まってるやん」
「なしや、なし!」
「いや、僕の5Gがみんな一番驚いたから僕の勝ちや」
「なんでやねん!」
うん、確かに5Gじゃあ誰も勝てんよ。
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