エッセイ集を出せば売れる、と聞いたから。

:ななこ。@保育士、休職中

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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️よく見てみ?

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「おはよーななちゃん!」
「A君、おはよう!」

なんだかそわそわしているような、そうでないような~

「ななちゃんさ。俺いつもと違うくない?」
「えーと…」
「よく見てよー!」

(恐ろしいほどに何も違う気がしない)
(至ってノーマル、つまりデフォ状態…っ!)

「分かった~?」
「アレやね」
「そうそう!」
「アレが違うわ!」
「うんそれ! で、アレって何なんさ?」
「いや、アレやん…。」
「…分かってないんちゃん?」
「いや! もちろん分かってるで! アレや、目のことや!」

(しまった。目なんてまずないのに)

「せーかいっ! さすがななちゃんやで!」
「ん」
「ほらよく見てみてよ」
「ん~…と…、り、立派な二重になっとるやんか!」
「せやねん! 朝起きたらこうなっててん!」
「マジか~私よりも綺麗やん」
「まぁな!」

歳の離れたお姉ちゃんたちの影響を受けてか
歳の割に美意識の高いA君。
たまたまなったであろう? それかお姉ちゃんたちにこっそりヤラレたか?
真相は分からないが、喜ぶA君の表情が実に映える。
そして危うく(やりかね無い)ところだった。
朝から内心ドキドキした一日でした。
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