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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️ひまわりと共に

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小さな苗から育てていたひまわり。
今ではすっかり子ども達の背を越え、大きな花を咲かしています。

「今日もおっきいなーひまわり!」
「ほんとねー。」
「最初は小さかったのに!」
「ねー」
「みんなより大きいんじゃないの?」
「えー!?」
「横に並んでみ?」

ひまわりの葉っぱが邪魔になります。
何とか避けて真横に立つと、改めてその大きさに驚く子ども達。

「ぼく、ひまわりみたいに大きくなるわ」
「わたしも!」
「いいねー、それは楽しみ笑」



そんなやり取りから数週間。
すっかり萎んでしまったひまわり。
暫くは日に当てて種の乾燥を待つため、そのままにしていると

「なんか小さくなったな」
「ほんまや」
「枯れたからや」
「何で大きくなったりするのに、小さくなるの?」
「枯れるからや」
「枯れる、ってなに?」
「枯れるって…やんやろうなぁ?」
「人間と同じかも知れん」
「?」
「おじいちゃんだって、昔はパパみたいに大きかったって言ってた」
「でも今は小さいもん」
「ということは」
「大きくなって、最後は小さくなる??」
「枯れるって、おじいちゃん・おばあちゃんってこと?」
「うーーーーーん」



目の前にあるひまわりからあらぬ方向へと考えが広がります。
たくさん考えて、いっぱい?を作って、一緒に答えを探そうね。

後日、収穫した種は子ども達の家に。
来年は各家庭で花開くかな。
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