エッセイ集を出せば売れる、と聞いたから。

追憶：保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️夢と現実

「僕さ、大きくなったら先生になりたいねん。」
「へー！　先生って学校の？」
「ううん、保育園の先生。ななちゃんみたいになりたいねん。」
な（あら素敵！キュンキュンしちゃう…！）
「なんでなん？？」
「だってさ～」
な（ドキドキ）
「先生になったら、ご飯山盛り食べれるやんか」
「あーホンマな。ななちゃん、こないだもお肉いっぱい食べてたもんな」
「そうやろ？　ずるいやん？
だからズルい！って言ったら（先生になったらこんなに食べれるで）って言ってたしな」
「そうかーじゃ俺も先生になろーかなー」
「2人で先生になろう！」
「頑張ろうな！」



陰で聞き耳を立てていた全私が泣いた。