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36話_私が犯した罪の代償

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一件のメールが来た。
「予約依頼されていた資料が確保できました」
なんだ?
新手の迷惑メールかしら…?
などと思ってアプリを見てみると
図書館からのメールだった。

(ああ以前予約した本のことか!)
という、期待に満ちたちょっぴり嬉しい気持ちと同時にあることに気付いた。



前借りてた本、
返 す の 忘 れ て た ⭐️

パンチングボートに貼っ付けた貸し出し表に目をやると…
うん!
やっぱり期限、過ぎてる!
ヤッベェぞ⭐️

そこから大忙しですよ。
着替えするでしょ、
出れるように身支度するでしょ、
借りてた本集めるでしょ、
気温と天気を確認するでしょ、
色々やばそうだから歩きは断念、車出すことにするでしょ、
ついでだから買い物行けるように準備するでしょ、
あ、そいや資源ゴミ持ってくかと気付いて集めるでしょ、
アレコレしてたら汗だくなるっしょ、
一息つくでしょう…。

とまぁ、メールを確認してから
なんだかんだで1時間はゆうに超えてた。
むしろ2時間弱。
我ながら要領が悪い。
いや、むしろ不測の事態だったからノーカンかな。
良くやったよ、私。
私、偉い!



と悦に浸っている場合ではなかった。
とっととごめんなさいして、予約してた本借りて
資源ごみ出して
買い物して帰らなくちゃ!

思いを改めて玄関の扉を開くと



ただの地獄だった。



日差し強過ぎて立ちくらみしそう。
猫ミームの時に流行った(吐きそうな猫)の絵面が脳裏に浮かぶ。
これは…迅速かつ迅速?にことを済ませないといけない。
既に脳が考えることを止めようとしている…
体がそう発している、ような気がします。

あとは綴るまでもないことの話。
図書館で延滞ごめんなさいして、申し訳なさそうな表情と共に
「すみません、予約していた本なのですが…」
本当に申し訳ない気持ちいっぱいで本を受け取り
(受付のお姉さんの顔が優しすぎて逆につらみ)

資源ゴミ、買い物に向かう途中で
ポケモンGOのコミュニティーイベントデーだったことを思い出し
ケータイ片手に買い物する始末。

急いでお家帰って、イベント終了の17時まで粘ってから
(ホントの時間ギリギリまで粘ったのにさ!
シビシラスの色違いゲット出来なかったんだよ!
ちくそう! ちくそう! ちくそう!)
大急ぎでシャワーに向かう私。



何でもない1日のはずが
何故だかアレコレ動き回る羽目になった1日だった。
疲れた。
すごく、疲れた。


買い物の時、売れ残りで半額以下になってたから買っちゃったやつ。
子どもの頃、多くの人が一度は口にしたと思うポケモンパン。
それのシールホルダー付きのデラックス?版みたいな。
ま、実際はシールホルダーが主食みたいなもんだけど。

手持ちのデコキャラシールいれよーっと。
明日にでも。





うん。多分やらないやつや、これ。
おしまい。
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