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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他
▫️知っている
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g「きのこ、嫌い。」
な「まーそう言わずにさ。給食の先生達もみんなが美味しく食べられるように
気持ちを込めて作ってくれているんだからさ!」
g「嫌いは、嫌い。食べたくない」
な「一口だけ! 一回噛んでみるだけとか、どう!」
g「だから、嫌いなんだって」
な「えーgちゃんこないだ誕生日でお姉ちゃんになったから、頑張れそうな気がするんだけどなぁ」
g「お姉ちゃんでも嫌いは、嫌いなの」
な「…そっか~、じゃあ給食の先生、ちょっとだけ悲しい気持ちになっちゃうかも、なぁ」
g「…私知ってるの」
な「何を?」
g「子どもはいっぱいいるし、先生もいっぱいいる。
私みたいに嫌いなものを残す子は他にもいるし、Bちゃんだってきのこ嫌いだし…
だから、誰が残したか先生覚えてないの。」
な「…」
g「だから私は今日(は)残す。ごめんは言う」
そう言い残し、トレーを下げて調理の先生に謝るgちゃんの背中が
やたら大きく見えた。
な「まーそう言わずにさ。給食の先生達もみんなが美味しく食べられるように
気持ちを込めて作ってくれているんだからさ!」
g「嫌いは、嫌い。食べたくない」
な「一口だけ! 一回噛んでみるだけとか、どう!」
g「だから、嫌いなんだって」
な「えーgちゃんこないだ誕生日でお姉ちゃんになったから、頑張れそうな気がするんだけどなぁ」
g「お姉ちゃんでも嫌いは、嫌いなの」
な「…そっか~、じゃあ給食の先生、ちょっとだけ悲しい気持ちになっちゃうかも、なぁ」
g「…私知ってるの」
な「何を?」
g「子どもはいっぱいいるし、先生もいっぱいいる。
私みたいに嫌いなものを残す子は他にもいるし、Bちゃんだってきのこ嫌いだし…
だから、誰が残したか先生覚えてないの。」
な「…」
g「だから私は今日(は)残す。ごめんは言う」
そう言い残し、トレーを下げて調理の先生に謝るgちゃんの背中が
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