エッセイ集を出せば売れる、と聞いたから。

追憶：保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️理屈じゃない

「みんな違って、みんないい」

誰もが一度は見たり、聞いたりしたことがある有名な言葉。
読んで字の如く
誰しもが同じである必要はなく、
違うからこその良さを認め合って行くのだ
みたいな感じだ。

（間違っていたらごめん。）

私たち保育士や幼稚園教諭、
ひいては学校教諭など、
多くの（先生）と呼ばれる人たちは
この言葉を胸に、子ども達や目の前の人たちと関わっていると思う。
微力ながらも私もそのつもりだ。



しかし、現実は、そう甘くないのだ。





g「いーやーだー！　アレがいいの！」
な「ほらさ、今から一緒に描こうよ…」
g「いーやーだー！！」



目の前には涙をボロボロ流し、声を大にするgちゃん。
ことの経緯はこうだ。

①他児と一緒にお絵描きをする私
②互いの絵を交換することとなる
③交換した私が描いた絵をgちゃんが目にする
④gちゃん「欲しいぃぃぃぃぃ！！」



「みんな違って、みんないい」
そんな言葉を脳裏にしながら、今私の前には絶望が広がっている。辛い。