エッセイ集を出せば売れる、と聞いたから。

:ななこ。@保育士、休職中

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11話_私は通院する

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今日は私が通院しているペインクリニックでのルーティン
そして、初診のエピソードを紹介しよう。



身体の痛みはございませんか?
整体に通院しているのに、なかなか良くならないとかありませんか?
日常的に体が重いとかあるでしょ?
心が荒んできて…でもメンタルクリニックまでは…と思い悩んだりしてませんか?

私たちが生きていく中でいろいろな痛みが生じてきます。
その痛みは、体から出てくる異常事態を知らせるいわば警告みたいなもの。
痛みを感じて違和感を伴うのは警告、だから病院で診てもらう。
ペインクリニックとは、慢性的な痛みを和らげたり軽減・消失させて
生活の向上を促す治療を施してくれます。

この辺は専門外なので、各自お調べ下さい。



要約すると痛いの痛いの飛んでけーーー!を、大の大人が医療技術を持って
やってくれる感じかしら。

現在の休職に至った要因の一つである
首・右肩・右肘・右手:親指、人差し指
の痛みや震えを緩和する目的で継続通院しています。



さぁ、ではルーティンのご案内
①受付
②心拍・血圧・問診票の記入
③診察ー問診により分岐
    ・ブロック注射
    ・理学療法士の指導のもとリハビリ
     (正確にはまだリハビリができず、リハビリできる状態に体を調整)
    ・薬物療法
    ・心理外来
と、他の病院と殆ど同じ流れ。
今回は前述した初診時のブロック注射について記したい。



ブロック注射と記したけど本当は神経ブロックであって
注射ってのは治療法のこと。
神経ブロックって言っても「?」ってなる人多いと思うの。
実際私も「何それ?」って感じだったし。
神経に局所麻酔や炎症を抑える薬を打っ込むからブロック注射。

ブロック注射って聞いたら痛いってイメージする人多いと思う。
私もその思いだった(後述)
それでも、

体の痛み>>>>>>>注射の痛み

だったので
選択の余地はなく、大人の私が覚悟を決めたその時だった。



問診を経て、別室にすすめられた。
手荷物を預け、更に向かった先は小さな手術室のような空気が流れていた。
…私、手術室入ったことないけど。

CTとか置いてありそうな雰囲気の部屋、
中央には手術台?があり、その台に寝てください、と促される私。

(知らない天井だ)

内心ドキドキしつつ、先生(医師)がやってきた。
(ああ、打っ込まれるんだ)
覚悟はしたつもりだけど、やっぱり怖い。
だって、
・痛い。
・めちゃくちゃ痛い。
・しんじゃうくらい痛い。
みたいなのを聞いたことがあるんだもん。

瞳を閉じる力が自然と強まる。
ここから先は目を閉じているので、聞こえてくる声や音・触れられる感触でしかわからない。

何やら先生が看護師の方と話している。
内容は全く耳に入ってこず、
(やるなら早くしてーーーーー)
と、地獄のような時間が流れる。

しかも初診の時は、寝る姿勢すら痛みを伴っていたので
ジンジン痛みも出てきた。
これから何をされるのかわからない怖さと、ズキズキと痛み出した体。
多分汗も出ていたと思う。

先生「では確認しますねー」
そんなラフな感じで首元に触れられる。

「体全体を少しだけ上に移動できますか」
「少しだけ顎を上に向けて下さいね」
「あと、もう少し力抜いて大丈夫ですからね~」

きっちり見透かされていることに
恥ずかしくなる私。

首元にアイライナー?のようなもので印を付けられる。
患部だけ穴が空いた手術の時に使うようなカバー?を掛けられる。
 ※あとで調べたら、ドレープっていうらしい。一つ脳の容量が減ってしまった
(ああ、ついにか…)
改めて感じる。

先生「ちょっと、チクってしますよ」

(ちょっとって、痛いんだろおおおおおおおおおお)
(じおhjをjっlvのうれのんぉbklれ!!)





チクっ



うん?



また先生と看護師さんが会話を交わしている。
例によって内容なんて入ってこない。

今はすでに刺さっているの?
投薬中??
本当にチクっ?



先生「もうすぐ終わりますからね~」

やっぱり既に始まっているようだ。
拍子抜けってこういうことかぁ
少しの安心をすると、それまで感じていた体の痛みが倍くらいに感じ出した。
まずいまずいまずいまずいまずいまずい

控えめに言って、めちゃくちゃ痛い。
注射の効果なのか、安堵からくるドーパミンの異常か
とにかく痛い。
1秒でも早く体勢を変えたい。
でもどうやら今は注射器が刺さっている?ようで

ドラマとかで死に際に時間が引き延ばされる演出ってあるじゃん。
あれと同じ感覚。
めちゃくちゃ痛いのに、物凄くその時間が長く感じる。

で。



どうやらここいら辺りで一瞬意識がとんでいたらしい?
あとで聞いてびっくりした。

手術台から別のタンカー?に移り、看護師さん達にベッドまで運んでもらった。
ありがたいというか、情けないというか。

その後、クリニックのベッドで1時間以上の経過観察となった。
クリニックをあとにしたのは20時過ぎだった。
諸々含めて4時間近くいたことになる。
激痛に耐え忍んだ体は…





ものすごく痛かった。

おしまい。





結果的には初診時に打った神経では効果が得られず、
その後2度ほど打ちなおして、
現在の効果が得られるようにまでなりました。



あと、ただの聞いてほしいだけなんだけど、
毎週通院→注射
で、都度5千円ほどの出費になっている。

体が資産、とはやっぱり昔の人は正しかったんだ。
そう最近思えるようになってきた今日この頃。
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