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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他
▫️削るは誰のため
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b「なーなちゃん、鉛筆削りかしてー」
な「約束覚えてる?」
b「大丈夫👌終わったら、先にセンセイに返す😆」
な「オッケー、椅子に座って机で使ってね」
b「はーい!」
年長児ともなると、自分で鉛筆を削ることが出来る。
もちろん、目を配りながらではあるけれど、
自分のことはまずは自分でやってみる、
をモットーに身の回りのことを自身で出来るように関わるのも
保育士の勤めとも言える。
最初はおぼつかなかった動作も徐々に滑らかになり、
今では慣れたものだ。
子どもの成長を見ると、それだけでも嬉しくなる。
他ごとをしている間に15-20分くらい経っていた。
そういえば鉛筆削りまだ返ってきてなかったな、どうしたのかな?
と思い目を配ってみると
以前同じ場所で黙々と削る姿があった。
疑問に思い近くに行ってみると
綺麗に整った色鉛筆が並んでいた。
な「〇〇君、絵描くんじゃなかったけ?」
b「絵?違うよ。」
な「じゃあ塗り絵?」
b「それも違うけど?」
な「じゃあ何してるの??」
b「色鉛筆削ってる」
な「…確かに。」
b「色鉛筆、丸くなってるあってさ、ピンピンにした方が綺麗かなって」
な「まじか」
b「まじだ」
な「まじだな」
自慢げに並んだ色鉛筆を見て誇らしい〇〇君。
その額には勲章とも言える汗が光っていた。
な「約束覚えてる?」
b「大丈夫👌終わったら、先にセンセイに返す😆」
な「オッケー、椅子に座って机で使ってね」
b「はーい!」
年長児ともなると、自分で鉛筆を削ることが出来る。
もちろん、目を配りながらではあるけれど、
自分のことはまずは自分でやってみる、
をモットーに身の回りのことを自身で出来るように関わるのも
保育士の勤めとも言える。
最初はおぼつかなかった動作も徐々に滑らかになり、
今では慣れたものだ。
子どもの成長を見ると、それだけでも嬉しくなる。
他ごとをしている間に15-20分くらい経っていた。
そういえば鉛筆削りまだ返ってきてなかったな、どうしたのかな?
と思い目を配ってみると
以前同じ場所で黙々と削る姿があった。
疑問に思い近くに行ってみると
綺麗に整った色鉛筆が並んでいた。
な「〇〇君、絵描くんじゃなかったけ?」
b「絵?違うよ。」
な「じゃあ塗り絵?」
b「それも違うけど?」
な「じゃあ何してるの??」
b「色鉛筆削ってる」
な「…確かに。」
b「色鉛筆、丸くなってるあってさ、ピンピンにした方が綺麗かなって」
な「まじか」
b「まじだ」
な「まじだな」
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