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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️心の叫び

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室内の造形コーナーで真剣な表情をして
積み木を組み上げる男の子。
その高さはすでに彼の身長を越えようとしている。

な「頑張ってるね~!」
b「天井まで頑張るねん」
な「それは、それは笑」
b「なぁ先生、これ(積み木積み)するとき椅子使っていい?」
な「それはなんで?」
b「だって届かないから」
な「なるほど。では先生が台を持って来て〇〇君のこと後ろから守るならいいよ」
b「いいよ!いいよ!」

周囲にマットを敷き台を設置、
続きが始まる頃にはクラス中の子ども達が集まってきた。
積み木をリレーバトンのように繋げ〇〇君の元に集まって来た。

一同「頑張れー!」
な「大丈夫?」
b「まだ、、まだ大丈夫…」

積み上がった積み木は、私の身長と同じくらいとなり
目標の天井まであと1/3と少しといった感じ。
流石に疲れたのか、あるいは緊張なのか途端に口数が減る〇〇君。

子どもの気持ちを察し、受け止めるのが私たち保育士の仕事。
彼に優しく声をかけると思いもしない返事が。

b「先生…おしっこ出そう…」
な「な! どれくらいで出そう⁉️」
b「もう無理かもしれん」

気づいたら子どもを抱えてトイレにダッシュする私。
この時は世界記録を狙えたかみだった。
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