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つづきから
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昔、兄からゲームを貰ったことがある。新作が出たからそれはもう要らない、といった感じで譲り受けたのだ。
それにはセーブデータが残っており、クリアまでやらないのか、と聞くと俺には難しくてできなかった、と返って来た。
せっかくだし続きからやることにした俺は、難なくクリアすることができた。それを報告すると、凄い、と褒めてくれたのを覚えている。
靴も貰った。当然、履き潰した。そして褒められる。大抵のお下がりは使い潰したし、そうすると必ず喜ぶのだ。
何故褒めるのか聞いたことがある。自分にできないことができる俺を誇らしく思うから、と言われた。
兄は何事も長続きしない性格だ。何かを始めてもすぐに飽きて別の新しいものに手を出す。
俺にとってそれは、素晴らしいことだと思う。新しいことに挑戦できるのは、俺からしたら異常にハードルが高い。兄が羨ましいよ、と伝えると兄はどこかほっとしたような顔になり、俺も実は同じように思ってたんだ、と打ち明けてくれた。
そんな俺たちもいい大人。俺たちは互いに自身の性格と向き合ってそれぞれの道を歩いていた。
そんな時、俺に彼女ができた。気立てが良く清楚な見た目の女の子だ。
初めての彼女だったけど、何故か緊張や抵抗感もなくすんなりと受け入れることができたのが幸いだった。
とんとん拍子に彼女との仲が深まっていく。
そうして初セックスの夜。
彼女の身体を見ると何故だか既視感がやってきた。
右乳首だけが異様に肥大化している。触れてみると彼女は一瞬のうちにトロトロに蕩けてしまった。
清楚な彼女には似つかわしくない姿。前の男に開発されたんだろうな、とは思ったが、別にそれに対して嫉妬心の類はない。むしろそこにあったのは既視感の正体だ。
気付いた俺は彼女の左の乳首を弄る。それが使命だと言わんばかりに弄った。
その日から、彼女とヤる度に左乳首の開発に努めた。そしてついに両方の乳首が同じくらいの大きさになった。
使命を果たした瞬間だった。
彼女は兄からのお下がり。かどうかは定かではないが、あの時と同じようにセーブデータを続きからプレイして、今クリアしたのだ。
それにはセーブデータが残っており、クリアまでやらないのか、と聞くと俺には難しくてできなかった、と返って来た。
せっかくだし続きからやることにした俺は、難なくクリアすることができた。それを報告すると、凄い、と褒めてくれたのを覚えている。
靴も貰った。当然、履き潰した。そして褒められる。大抵のお下がりは使い潰したし、そうすると必ず喜ぶのだ。
何故褒めるのか聞いたことがある。自分にできないことができる俺を誇らしく思うから、と言われた。
兄は何事も長続きしない性格だ。何かを始めてもすぐに飽きて別の新しいものに手を出す。
俺にとってそれは、素晴らしいことだと思う。新しいことに挑戦できるのは、俺からしたら異常にハードルが高い。兄が羨ましいよ、と伝えると兄はどこかほっとしたような顔になり、俺も実は同じように思ってたんだ、と打ち明けてくれた。
そんな俺たちもいい大人。俺たちは互いに自身の性格と向き合ってそれぞれの道を歩いていた。
そんな時、俺に彼女ができた。気立てが良く清楚な見た目の女の子だ。
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とんとん拍子に彼女との仲が深まっていく。
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その日から、彼女とヤる度に左乳首の開発に努めた。そしてついに両方の乳首が同じくらいの大きさになった。
使命を果たした瞬間だった。
彼女は兄からのお下がり。かどうかは定かではないが、あの時と同じようにセーブデータを続きからプレイして、今クリアしたのだ。
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