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第五章 椎名匡貴
第四十九話
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だから、文化祭が終わってからしばらくたって、富田と栢原が付き合っていることが発覚したとき、特進科には少なからず動揺が走ったと思う。
それは女子の、「えー、そうなんだー」のかん高さにも表れていたし、男子の、「ふーん、意外だな」と言うときの顔にも表れていた。
それらの反応は、興味を示さなくちゃいけないという建前からじゃなくて、きっと本音から出てきていた。
なんでも言っていい環境で油断していた俺は、このときもつい「栢原かー」と言ってしまった。叫んでしまった、に近かったかもしれない。十分間の休み時間で、教室にはほぼ全員が顔を揃えていて、当然、その中には栢原たちもいて、俺たちの声は絶対に届いていたはずだ。
ノブやヒロミに悟られないようそっと栢原を見ると、栢原は友人と喋りながら笑っていた。あの笑い方は絶対に愛想笑いだと分かる笑い方だった。他の三人にも特に変わった様子はない。聞こえなかったことにしているのだろう。
「えーーーっ」
今度叫んだのは柚木だった。
純粋な驚きだけでなく、ほのかな批判が含まれる叫びだった。先ほどから中島と宮地がこの話をしていたところに柚木が入っていったので、柚木の含むところはみんなに理解されたに違いない。宮地だって、休み時間が始まった直後から栢原をちらちらと見ていた。俺なんかよりもよっぽど露骨な二人だった。
でも、大丈夫なはずだと俺は踏んでいた。あの二人も、そう踏んでいるから、「しまった」という仕草を欠片も見せないのだろう。
栢原たち四人は、良く言えば普通グループ。でも、体育祭も、合唱大会も、遠足も、文化祭もこなしたこの特進科が、もう普通のクラスでないことは全員共通の理解といえる段階に入っていた。栢原たちのグループが一番だらだらとするグループだった。特技もなにもなくて、かといってお喋りや仕切りの中心メンバーでもなくて、それでいて一生懸命頑張ろうなんて態度でいられる殊勝さもない。歌が上手い、楽器が弾ける、絵が描ける、小物や衣装を作ったりできる。そんな人たちは意外と、普通未満のあからさまに地味なグループにいるのだ。
そして、特進科ではそういう人物が重宝され、適切な敬意と感謝が払われていた。
だから、栢原たちはなんにもしないことで普通を装う、実際には中心から最も遠いグループだと俺は思っていた。高濱だって、賢い、というかある種狡猾な委員長だから、少しばかり熱意に欠けるからといってしゃしゃり出て注意したりなんかしない。でも、歯がゆく思っていたはずだ。
そんな栢原が、真面目な、というか、単なる真面目以上に熱意の塊のような富田と付き合うというのだから、とんでもないことだった。橋本がにやにやしながら、「栢原さんとどうなの?」と聞いて、「好きだよ」と富田が返事して、「そういうことじゃないけど、そういうことだよっ」と橋本がわざとらしく身悶えしていた。
富田と栢原は教室であんまり喋ったりしない。でも、毎日一緒に帰ってるようだし、イベントごとのときはいつもくっついていて、ふとしたときの目配せなんかがあったりして、なんというか、いい感じだった。
だから教室を見渡すと、誰よりも中心から遠いのは自分たちじゃないかと俺は感じはじめていて、事実、そうだったのだと思う。
俺以外の全員が、俺には輝いて見えた。みんな、自分のやりたいことに熱中して、なのに行事にも協力的で、それであまりにも円満なのが明真学園特進科だった。誰も苦しんでなさそうなのが、栢原でさえ幸せそうなのが、俺にとって一番の苦しさだった。
そこに立ち現れた寄附の企画。企画者である高濱や栢原、田島はもちろん、クラスメイトの誰もが口に出さないけど、でも、富田のための寄附の裏事情を読もうとしないやつはいないだろう。
それはべつに、探偵がするような、推理の域に達するような深読みじゃない。単なる簡潔な想像。修学旅行費を積み立てられないってことは、家庭の事情があるってことだ。明真学園高校において特進科は完全学費免除。入学料もない。支払う費用は、制服代とか教科書代とか、修学旅行のお金だけ。学費免除だからという理由でここを併願校に選んだ生徒も少しはいるだろう。
でも、そんなやつらでも、修学旅行代の積み立てもできないなんて話は聞いたことがない。確かに、行先は毎年海外だし、私立だから修学旅行費も公立に比べれば高いのだろう。それでも、特進科の生徒と親にとって、入学時の一時的な出費以外ではほとんど唯一の費用負担がこれだ。それを払えないということは、つまり、相当なものだということだ。
これまでよく、富田は隠し通せてきたもんだなと思う。お互いの親の顔なんか知らなくたって、同じ学校の、同じクラスに通っていれば、少しずつ見えてくるものだ。立ち振る舞い、会話の仕方、持ち物、一緒になにかを買うときの、ちょっとした躊躇いと積極性の差。
たとえば、特進科で一番の金持ちは間違いなく橋本だ。いつも、あれを買った、これを買ったという話ばかり。しかも、そんなに安いものじゃない。遠足のときに来てくる服だって、ちょっとした文房具だって、俺たちとは違う。そりゃあ、お金に関係なく選んだらそうなるだろうなぁって物を持ってるし、なにより更新のサイクルが早すぎる。
そう思うと、橋本と富田はよくやっていけてたものだ。金持ちか貧乏かの差は、俺たちのあいだに間違いなく線を引く。多少の差は見ないふりもできるけど、でも、線がくっきりすればするほど見て見ぬふりはできない。
小学生のとき、親の都合で俺のクラスに転校してきた男子がいた。父親と一緒に文化住宅に住んでると言って、見た目にも匂いにも、あぁ、って感じで、一週間で学校に来なくなった。俺が見てきた中で、一番濃厚に引かれていた線。
そこまでじゃなくても、うっすらとした線の向こう側にいたやつは何人か見てきた。そして富田も、ついにそちらへ加わるわけだ。もう、隠しきれなくなってしまったわけだ。
世の中は残酷だ。世の中は残酷だなんて言って、自分の醜い感情を常識の中に溶かしこもうとしているだけなのかもしれないけど、現実はそんなもんだ。きっとこれから、富田とクラスメイトとの関係はよそよそしいものになるだろう。俺たちとの距離は変わらないかもしれないけど、橋本や田島、そして栢原なんかとの距離は、確実に変わる。
ホームルームが終わって、世界史の授業が始まる、先生が一方的に喋るだけで、発言を求められたりはしない授業。チョークが黒板を白く埋めていって、生徒がそれぞれのタイミングでシャーペンを握る。シャーペンの芯がノートと擦れあう音にも個性があって、そして書き終わると、ある者はシャーペンの先端をそっとノートから浮かし、ある者はぱたりと机上に横たえる。
個性は大事だ。でも、こういう個性と、今回発覚した富田の個性はわけが違う。俺の視界の端で、栢原がシャーペンを置いた。もう一方の端では、田島がまだ書き続けている。
栢原や田島だって、今回は主役の企画側に入っているけど、でも、これっきりだろう。むしろ、富田が抱える事情を知ったうえでこんなことをするのは不思議でならない。まだ富田にすがってやっていけると思っているのか、単純に義理を感じてやってるのか、それとも、「親切な自分」のポーズをとっているのか。
一つだけ確実に言えることは、この事件をきっかけに、特進科はもう「いい子ちゃん」のクラスでは居られなくなるということだ。富田に対する妙な気遣いが始まれば、その気遣いを一生懸命しようとするやつらと、内心では鬱陶しいと思ってるやつらに少しずつ分かれていく。俺たちの栄華はそのときに戻ってくる気がした。
それは女子の、「えー、そうなんだー」のかん高さにも表れていたし、男子の、「ふーん、意外だな」と言うときの顔にも表れていた。
それらの反応は、興味を示さなくちゃいけないという建前からじゃなくて、きっと本音から出てきていた。
なんでも言っていい環境で油断していた俺は、このときもつい「栢原かー」と言ってしまった。叫んでしまった、に近かったかもしれない。十分間の休み時間で、教室にはほぼ全員が顔を揃えていて、当然、その中には栢原たちもいて、俺たちの声は絶対に届いていたはずだ。
ノブやヒロミに悟られないようそっと栢原を見ると、栢原は友人と喋りながら笑っていた。あの笑い方は絶対に愛想笑いだと分かる笑い方だった。他の三人にも特に変わった様子はない。聞こえなかったことにしているのだろう。
「えーーーっ」
今度叫んだのは柚木だった。
純粋な驚きだけでなく、ほのかな批判が含まれる叫びだった。先ほどから中島と宮地がこの話をしていたところに柚木が入っていったので、柚木の含むところはみんなに理解されたに違いない。宮地だって、休み時間が始まった直後から栢原をちらちらと見ていた。俺なんかよりもよっぽど露骨な二人だった。
でも、大丈夫なはずだと俺は踏んでいた。あの二人も、そう踏んでいるから、「しまった」という仕草を欠片も見せないのだろう。
栢原たち四人は、良く言えば普通グループ。でも、体育祭も、合唱大会も、遠足も、文化祭もこなしたこの特進科が、もう普通のクラスでないことは全員共通の理解といえる段階に入っていた。栢原たちのグループが一番だらだらとするグループだった。特技もなにもなくて、かといってお喋りや仕切りの中心メンバーでもなくて、それでいて一生懸命頑張ろうなんて態度でいられる殊勝さもない。歌が上手い、楽器が弾ける、絵が描ける、小物や衣装を作ったりできる。そんな人たちは意外と、普通未満のあからさまに地味なグループにいるのだ。
そして、特進科ではそういう人物が重宝され、適切な敬意と感謝が払われていた。
だから、栢原たちはなんにもしないことで普通を装う、実際には中心から最も遠いグループだと俺は思っていた。高濱だって、賢い、というかある種狡猾な委員長だから、少しばかり熱意に欠けるからといってしゃしゃり出て注意したりなんかしない。でも、歯がゆく思っていたはずだ。
そんな栢原が、真面目な、というか、単なる真面目以上に熱意の塊のような富田と付き合うというのだから、とんでもないことだった。橋本がにやにやしながら、「栢原さんとどうなの?」と聞いて、「好きだよ」と富田が返事して、「そういうことじゃないけど、そういうことだよっ」と橋本がわざとらしく身悶えしていた。
富田と栢原は教室であんまり喋ったりしない。でも、毎日一緒に帰ってるようだし、イベントごとのときはいつもくっついていて、ふとしたときの目配せなんかがあったりして、なんというか、いい感じだった。
だから教室を見渡すと、誰よりも中心から遠いのは自分たちじゃないかと俺は感じはじめていて、事実、そうだったのだと思う。
俺以外の全員が、俺には輝いて見えた。みんな、自分のやりたいことに熱中して、なのに行事にも協力的で、それであまりにも円満なのが明真学園特進科だった。誰も苦しんでなさそうなのが、栢原でさえ幸せそうなのが、俺にとって一番の苦しさだった。
そこに立ち現れた寄附の企画。企画者である高濱や栢原、田島はもちろん、クラスメイトの誰もが口に出さないけど、でも、富田のための寄附の裏事情を読もうとしないやつはいないだろう。
それはべつに、探偵がするような、推理の域に達するような深読みじゃない。単なる簡潔な想像。修学旅行費を積み立てられないってことは、家庭の事情があるってことだ。明真学園高校において特進科は完全学費免除。入学料もない。支払う費用は、制服代とか教科書代とか、修学旅行のお金だけ。学費免除だからという理由でここを併願校に選んだ生徒も少しはいるだろう。
でも、そんなやつらでも、修学旅行代の積み立てもできないなんて話は聞いたことがない。確かに、行先は毎年海外だし、私立だから修学旅行費も公立に比べれば高いのだろう。それでも、特進科の生徒と親にとって、入学時の一時的な出費以外ではほとんど唯一の費用負担がこれだ。それを払えないということは、つまり、相当なものだということだ。
これまでよく、富田は隠し通せてきたもんだなと思う。お互いの親の顔なんか知らなくたって、同じ学校の、同じクラスに通っていれば、少しずつ見えてくるものだ。立ち振る舞い、会話の仕方、持ち物、一緒になにかを買うときの、ちょっとした躊躇いと積極性の差。
たとえば、特進科で一番の金持ちは間違いなく橋本だ。いつも、あれを買った、これを買ったという話ばかり。しかも、そんなに安いものじゃない。遠足のときに来てくる服だって、ちょっとした文房具だって、俺たちとは違う。そりゃあ、お金に関係なく選んだらそうなるだろうなぁって物を持ってるし、なにより更新のサイクルが早すぎる。
そう思うと、橋本と富田はよくやっていけてたものだ。金持ちか貧乏かの差は、俺たちのあいだに間違いなく線を引く。多少の差は見ないふりもできるけど、でも、線がくっきりすればするほど見て見ぬふりはできない。
小学生のとき、親の都合で俺のクラスに転校してきた男子がいた。父親と一緒に文化住宅に住んでると言って、見た目にも匂いにも、あぁ、って感じで、一週間で学校に来なくなった。俺が見てきた中で、一番濃厚に引かれていた線。
そこまでじゃなくても、うっすらとした線の向こう側にいたやつは何人か見てきた。そして富田も、ついにそちらへ加わるわけだ。もう、隠しきれなくなってしまったわけだ。
世の中は残酷だ。世の中は残酷だなんて言って、自分の醜い感情を常識の中に溶かしこもうとしているだけなのかもしれないけど、現実はそんなもんだ。きっとこれから、富田とクラスメイトとの関係はよそよそしいものになるだろう。俺たちとの距離は変わらないかもしれないけど、橋本や田島、そして栢原なんかとの距離は、確実に変わる。
ホームルームが終わって、世界史の授業が始まる、先生が一方的に喋るだけで、発言を求められたりはしない授業。チョークが黒板を白く埋めていって、生徒がそれぞれのタイミングでシャーペンを握る。シャーペンの芯がノートと擦れあう音にも個性があって、そして書き終わると、ある者はシャーペンの先端をそっとノートから浮かし、ある者はぱたりと机上に横たえる。
個性は大事だ。でも、こういう個性と、今回発覚した富田の個性はわけが違う。俺の視界の端で、栢原がシャーペンを置いた。もう一方の端では、田島がまだ書き続けている。
栢原や田島だって、今回は主役の企画側に入っているけど、でも、これっきりだろう。むしろ、富田が抱える事情を知ったうえでこんなことをするのは不思議でならない。まだ富田にすがってやっていけると思っているのか、単純に義理を感じてやってるのか、それとも、「親切な自分」のポーズをとっているのか。
一つだけ確実に言えることは、この事件をきっかけに、特進科はもう「いい子ちゃん」のクラスでは居られなくなるということだ。富田に対する妙な気遣いが始まれば、その気遣いを一生懸命しようとするやつらと、内心では鬱陶しいと思ってるやつらに少しずつ分かれていく。俺たちの栄華はそのときに戻ってくる気がした。
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