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第四章 高濱弥生
第三十九話
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翌日、火曜日。わたしは栢原さんと約束して、早くに登校した。
わたしは人生で初めて、教室一番乗りを果たした。誰もいない教室に机と椅子だけが並んでいるのはどこか不気味で、わたしはすぐにカーテンと窓を開けた。
吹き込む風は生ぬるくて、そこに暑苦しい野球部の掛け声が乗ってくる。まぁ、寂しさは半減かなと思いながらも、教室はまだいつも通りじゃない。電気が点いていないのだ。わたしは教室の隅に戻って、壁にあるスイッチを指で押した。その瞬間は、静かな教室を背後に、白い壁と小さなスイッチだけが視界に入る。
いつも誰か、一番乗りの人がこの役割を引き受けているんだなと思うと、わたしは寂しい気持ちになった。
「高濱さん、おはよう」
話しかけられて、わたしは我に返った。開けっぱなしだった教室前方の扉。そこから栢原さんが入ってくる。
「おはよう」
振り向いて栢原さんに挨拶したわたしは、彼女の背後に現れた男子に視線を移す。栢原さんよりも顔二個分くらい高い身長。椎名匡貴くんだった。
「高濱、こんなに早く来てるのかよ」
栢原さんの頭越しに、椎名くんがわたしに向かってそう言った。栢原さんは驚いて振り返り、そこに椎名くんを発見して「椎名くん」と呟いた。椎名くんは「よっ」と栢原さんに軽く挨拶して、再び視線をわたしに戻す。
「だって、富田くんが来るより前にって思ったら」
わたしと栢原さんが早く来たのは、お金を回収するためだった、積極的なメンバーが、昨日の今日で「払う」と言ってきたのだ。椎名くんもその一人だけれど、祐斗が来るまでは教室で回収をやると伝えている。だから、こんなに早く教室に来る必要はない。
「じゃあこれ、頑張れよ」
椎名くんは長財布を取り出し、わたしの手のひらにぽんと一万円札を置く。
「ありがと、ごめんね」
「富田のためだしな」
にこりと笑い、椎名くんは近くの机にひょいと腰かける。栢原さんが「それ、わたしの机」と満更でもない顔で指摘する。
「ごめんごめん」
椎名くんは頭を掻きながら机を降り、その隣の机に腰かける。栢原さんは自分の机に鞄を置くと、椎名くんを見上げた。
「ほんとに、早く来させてごめんね」
「大丈夫。俺、いつもこの時間に来てるから。栢原こそいつもより早いじゃん」
無音の教室でスイッチを押したときの気持ちを思い出し、わたしはふと胸を衝かれた。いつも、椎名くんが電気を点けている。無言で、無表情の椎名くん。想像がつかない。栢原さんの方を向いて、わたしに背を向けている椎名くん。背中はその人を表すとわたしは思う。田島くんと椎名くんでは、全く違う背中をしている。電気のスイッチを押すときの椎名くんの背中は、やっぱり想像できない。
「わたしも企画側だから」
「そうなんだ、すごいじゃん」
栢原さんは照れたような、でもどこか誇らしげな様子で瞳を輝かせた。
「じゃあ、高濱と、栢原と二人で?」
椎名くんが聞くと、高濱は「えっと」と少しためらう様子を見せてから、「田島も」と付け加えた。
「田島かぁ。あいつ、いないじゃん」
椎名くんは口を尖らせ、窓の外をじっと見つめた。田島くんを含めた三人が朝練をしているのはクラスでも知られている。
「あいつは祐斗の監視係」
栢原さんは椎名くんの横顔を見て答える。
「ふぅん」
椎名くんはまだ窓の外を見ている。
「田島くんがどうかしたの?」
わたしが聞くと、
「いや、珍しい組み合わせだなと思って。高濱と栢原と、田島だろ?」
椎名くんはわたしに答えた。いらないことを言ってしまったな、とわたしは反省する。
「でも、実果ちゃんは富田くんの彼女だし、田島くんは富田くんと仲いいし、わたしはこういうの好きだし」
細かい経緯に突っ込まないでくれ、と思いながらわたしは言った。椎名くんは何かを言おうとしたけれど、ちょうどいいタイミングで別の男子が入ってきて、椎名くんは机から飛び降りて彼に寄っていった。
椎名くん以外にも、気の早い賛同者たちはぽつりぽつりと登校してきて、わたしと栢原さんに励ましの言葉をかけたりしながらお金を置いていった。
「ごめん、俺、明日払うよ」
そんな様子を見てだろうか、昨日反応がなかった人たちの中にも、そう言ってくれる人が現れ始めた。感動的な善意の伝播だ、と思い込みたくなる幼いわたしを、わたしはぎゅっと抑えつける。他人というのはわたしじゃない。それどころか、わたしと全く違う感覚を生きている。その場の雰囲気で、善意が変化したりする、そういうものなのだ。いや、そもそも善意なんかじゃなくて、「払っておかなくちゃ体裁がマズいかも」と思い始めたのかもしれない。かもしれない、じゃなくて、きっとそうなんだ。
「田島から、祐斗もうすぐ来るって」
栢原さんがわたしにスマートフォンの画面を見せる。わたしは頷いて、「集金終わります」と宣言して、ラインのグループにもそう書きこんだ。
「田島からもう一つ、橋本くんが高濱さんに話したいことあるって」
なんだろう。わたしはとりあえずこくりと頷く。
教室は普段の光景に戻っていて、わたしもいつもの面子とお喋りを楽しんでいた。三人が教室に入ってきて、わたしは田島くんと、そして橋本くんと視線を交わす。
しばらくして、「トイレ行ってくる」と大げさに言う橋本くんの声が聞こえた。わたしは時間差で教室を出て、トイレの前で橋本くんを待った。
「金集めるってやつ、高濱さんが考えたの?」
男子トイレを出てわたしを発見した橋本くんは開口一番にそう言った。わたしは慌てて唇に人差し指をあてる。
「小さい声でお願い。他のクラスから富田くんにばれるかもしれないし。話あるなら中庭で」
わたしは空いている手の人差し指を真下に向ける。
「じゃあ、中庭で」
橋本くんは憮然とした表情でくるりと振り向き、トイレの横にある階段をずんずんと降りて行った。
「こういうやり方、格好悪くないか?」
中庭に降りてすぐ、橋本くんはやはり声を大にして言った。田島くんと同じことを言っている。
わたしはまた唇に人差し指を当て、なるべく人目につかないところへと橋本くんを誘導しながら答える。
「格好悪いって、どこが?」
木陰に入って、わたしたちは立ち止まった。橋本くんは目を細め、眉根を寄せ、唇をきゅっと引き結んでいる。橋本くんが怒りの形相を浮かべるのを、わたしは初めて見た。
「考えたのは実果ちゃんだよ」
怖くなって、わたしは慌てて付け加える。
「それで、高濱さんはどう思ってんの?」
「うん、まぁ、いいんじゃない、みんなで協力するのは」
「そういうことじゃないとは思わないんだ」
「だから、そういうことじゃないって?」
意味が分からなくて、わたしもむきになってしまった。
「わかんないならいいよ」
橋本くんはため息交じりにそう言って、左手でひょいひょいと制服のボタンを開けていった。右手を内ポケットに突っ込んで、出てきたのは郵便用の白い封筒。
「俺からのぶん」
橋本くんが突き出してきた封筒を、わたしは慌てて受け取る。なんだこれ、「厚み」があるぞ。
「いくら入ってるの?」
「十万円」
「は?」
「大丈夫、一ヶ月の小遣いだから」
「は?」
「じゃあ」
橋本くんはくるりと振り向き、早足で校舎へと消えていった。
昔から、男子の考えることはよくわからない。文化祭でも合唱大会でも、よくサボるのは男子だ。
わたしは封筒を両手で持ち、宛名のない真っ白な表面を見つめた。陽光に照らされた木の葉の影の広がりがそのまま映っている。お金持ちとはいえ、これだけ渡しておいて企画そのものに反対ってことはないだろう。なにより、何人か出してくれなくても、これで賄えそうだ。
わたしは木陰から出て振り向き、栢原さんと田島くんに誘われたベンチを視界に捉えた。中学校がおかしかっただけで、そもそも、わたしは正しいのかもしれない。ある程度賢い人、ある程度まともな学校ならば、こういうことが通じるのだ。
五月晴れの陽ざしが心地よい。もう発作など、ずっと起こらないような気がした。
わたしは人生で初めて、教室一番乗りを果たした。誰もいない教室に机と椅子だけが並んでいるのはどこか不気味で、わたしはすぐにカーテンと窓を開けた。
吹き込む風は生ぬるくて、そこに暑苦しい野球部の掛け声が乗ってくる。まぁ、寂しさは半減かなと思いながらも、教室はまだいつも通りじゃない。電気が点いていないのだ。わたしは教室の隅に戻って、壁にあるスイッチを指で押した。その瞬間は、静かな教室を背後に、白い壁と小さなスイッチだけが視界に入る。
いつも誰か、一番乗りの人がこの役割を引き受けているんだなと思うと、わたしは寂しい気持ちになった。
「高濱さん、おはよう」
話しかけられて、わたしは我に返った。開けっぱなしだった教室前方の扉。そこから栢原さんが入ってくる。
「おはよう」
振り向いて栢原さんに挨拶したわたしは、彼女の背後に現れた男子に視線を移す。栢原さんよりも顔二個分くらい高い身長。椎名匡貴くんだった。
「高濱、こんなに早く来てるのかよ」
栢原さんの頭越しに、椎名くんがわたしに向かってそう言った。栢原さんは驚いて振り返り、そこに椎名くんを発見して「椎名くん」と呟いた。椎名くんは「よっ」と栢原さんに軽く挨拶して、再び視線をわたしに戻す。
「だって、富田くんが来るより前にって思ったら」
わたしと栢原さんが早く来たのは、お金を回収するためだった、積極的なメンバーが、昨日の今日で「払う」と言ってきたのだ。椎名くんもその一人だけれど、祐斗が来るまでは教室で回収をやると伝えている。だから、こんなに早く教室に来る必要はない。
「じゃあこれ、頑張れよ」
椎名くんは長財布を取り出し、わたしの手のひらにぽんと一万円札を置く。
「ありがと、ごめんね」
「富田のためだしな」
にこりと笑い、椎名くんは近くの机にひょいと腰かける。栢原さんが「それ、わたしの机」と満更でもない顔で指摘する。
「ごめんごめん」
椎名くんは頭を掻きながら机を降り、その隣の机に腰かける。栢原さんは自分の机に鞄を置くと、椎名くんを見上げた。
「ほんとに、早く来させてごめんね」
「大丈夫。俺、いつもこの時間に来てるから。栢原こそいつもより早いじゃん」
無音の教室でスイッチを押したときの気持ちを思い出し、わたしはふと胸を衝かれた。いつも、椎名くんが電気を点けている。無言で、無表情の椎名くん。想像がつかない。栢原さんの方を向いて、わたしに背を向けている椎名くん。背中はその人を表すとわたしは思う。田島くんと椎名くんでは、全く違う背中をしている。電気のスイッチを押すときの椎名くんの背中は、やっぱり想像できない。
「わたしも企画側だから」
「そうなんだ、すごいじゃん」
栢原さんは照れたような、でもどこか誇らしげな様子で瞳を輝かせた。
「じゃあ、高濱と、栢原と二人で?」
椎名くんが聞くと、高濱は「えっと」と少しためらう様子を見せてから、「田島も」と付け加えた。
「田島かぁ。あいつ、いないじゃん」
椎名くんは口を尖らせ、窓の外をじっと見つめた。田島くんを含めた三人が朝練をしているのはクラスでも知られている。
「あいつは祐斗の監視係」
栢原さんは椎名くんの横顔を見て答える。
「ふぅん」
椎名くんはまだ窓の外を見ている。
「田島くんがどうかしたの?」
わたしが聞くと、
「いや、珍しい組み合わせだなと思って。高濱と栢原と、田島だろ?」
椎名くんはわたしに答えた。いらないことを言ってしまったな、とわたしは反省する。
「でも、実果ちゃんは富田くんの彼女だし、田島くんは富田くんと仲いいし、わたしはこういうの好きだし」
細かい経緯に突っ込まないでくれ、と思いながらわたしは言った。椎名くんは何かを言おうとしたけれど、ちょうどいいタイミングで別の男子が入ってきて、椎名くんは机から飛び降りて彼に寄っていった。
椎名くん以外にも、気の早い賛同者たちはぽつりぽつりと登校してきて、わたしと栢原さんに励ましの言葉をかけたりしながらお金を置いていった。
「ごめん、俺、明日払うよ」
そんな様子を見てだろうか、昨日反応がなかった人たちの中にも、そう言ってくれる人が現れ始めた。感動的な善意の伝播だ、と思い込みたくなる幼いわたしを、わたしはぎゅっと抑えつける。他人というのはわたしじゃない。それどころか、わたしと全く違う感覚を生きている。その場の雰囲気で、善意が変化したりする、そういうものなのだ。いや、そもそも善意なんかじゃなくて、「払っておかなくちゃ体裁がマズいかも」と思い始めたのかもしれない。かもしれない、じゃなくて、きっとそうなんだ。
「田島から、祐斗もうすぐ来るって」
栢原さんがわたしにスマートフォンの画面を見せる。わたしは頷いて、「集金終わります」と宣言して、ラインのグループにもそう書きこんだ。
「田島からもう一つ、橋本くんが高濱さんに話したいことあるって」
なんだろう。わたしはとりあえずこくりと頷く。
教室は普段の光景に戻っていて、わたしもいつもの面子とお喋りを楽しんでいた。三人が教室に入ってきて、わたしは田島くんと、そして橋本くんと視線を交わす。
しばらくして、「トイレ行ってくる」と大げさに言う橋本くんの声が聞こえた。わたしは時間差で教室を出て、トイレの前で橋本くんを待った。
「金集めるってやつ、高濱さんが考えたの?」
男子トイレを出てわたしを発見した橋本くんは開口一番にそう言った。わたしは慌てて唇に人差し指をあてる。
「小さい声でお願い。他のクラスから富田くんにばれるかもしれないし。話あるなら中庭で」
わたしは空いている手の人差し指を真下に向ける。
「じゃあ、中庭で」
橋本くんは憮然とした表情でくるりと振り向き、トイレの横にある階段をずんずんと降りて行った。
「こういうやり方、格好悪くないか?」
中庭に降りてすぐ、橋本くんはやはり声を大にして言った。田島くんと同じことを言っている。
わたしはまた唇に人差し指を当て、なるべく人目につかないところへと橋本くんを誘導しながら答える。
「格好悪いって、どこが?」
木陰に入って、わたしたちは立ち止まった。橋本くんは目を細め、眉根を寄せ、唇をきゅっと引き結んでいる。橋本くんが怒りの形相を浮かべるのを、わたしは初めて見た。
「考えたのは実果ちゃんだよ」
怖くなって、わたしは慌てて付け加える。
「それで、高濱さんはどう思ってんの?」
「うん、まぁ、いいんじゃない、みんなで協力するのは」
「そういうことじゃないとは思わないんだ」
「だから、そういうことじゃないって?」
意味が分からなくて、わたしもむきになってしまった。
「わかんないならいいよ」
橋本くんはため息交じりにそう言って、左手でひょいひょいと制服のボタンを開けていった。右手を内ポケットに突っ込んで、出てきたのは郵便用の白い封筒。
「俺からのぶん」
橋本くんが突き出してきた封筒を、わたしは慌てて受け取る。なんだこれ、「厚み」があるぞ。
「いくら入ってるの?」
「十万円」
「は?」
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「は?」
「じゃあ」
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昔から、男子の考えることはよくわからない。文化祭でも合唱大会でも、よくサボるのは男子だ。
わたしは封筒を両手で持ち、宛名のない真っ白な表面を見つめた。陽光に照らされた木の葉の影の広がりがそのまま映っている。お金持ちとはいえ、これだけ渡しておいて企画そのものに反対ってことはないだろう。なにより、何人か出してくれなくても、これで賄えそうだ。
わたしは木陰から出て振り向き、栢原さんと田島くんに誘われたベンチを視界に捉えた。中学校がおかしかっただけで、そもそも、わたしは正しいのかもしれない。ある程度賢い人、ある程度まともな学校ならば、こういうことが通じるのだ。
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