シグマの日常

 博士に助けられ、瀕死の事故から生還した志津馬は、「シグマ」というね――人型ロボットに意識を移し、サイボーグとなる。
 彼は博士の頼みで、世界を救うためにある少女を助けることになる。
 志津馬はタイムトラベルを用い、その少女を助けるべく奔走する。

 彼女と出会い、幾人かの人や生命と出逢い、平和で退屈な、されど掛け替えのない日常を過ごしていく志津馬。

 その果てに出合うのは、彼女の真相――そして志津馬自身の真相。

 彼女の正体とは。
 志津馬の正体とは。
 なぜ志津馬が助けられたのか。
 なぜ志津馬はサイボーグに意識を移さなければならなかったのか。
 博士の正体とは。

 これは、世界救済と少女救出の一端――試行錯誤の半永久ループの中のたった一回…………それを著したものである。
 
 ――そして、そんなシリアスの王道を無視した…………日常系仄々〈ほのぼの〉スラップスティッキーコメディ、かも? ですっ☆ 
 ご注文はサイボーグですか? 
 はい! どうぞお召し上がり下さい☆ (笑顔で捻じ込む)
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