女性が少ない世界へ異世界転生してしまった件

プロローグ

私は生きるのが辛かった。



将来やりたいこともないのに授業を受けなきゃいけなくて、授業の発表では緊張して恥をかいてすごく嫌だった。クラスメイトも私の陰口を目の前で言うし、唯一の話し相手の友達は内弁慶すぎて腹が立つ。

親も話が通じないし、ニコチン中毒で父親はセクハラしてくる。



生きても意味ないし、ストレス感じたくないから何もない死の世界を選ぶことにした。



その日は仮病を使って学校を休んだ。
スマホを使えなくなるのはすごく悲しいが決めたことなんだ。
お昼ご飯は私の好きなカレーライスをたべた。
好きな音楽を聴いた。最後だから。


ドアノブにネットで買っておいた縄を通して首に回して水野理沙はこの世を去った。