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転生
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すぐに意識がなくなり死んだと自覚するのが早いか、もしくは今いるこの空間がどこかと問うのが早いか。
「ここはどこだ・・・・・・」
俺は後者だ。
この場所は人が俺以外には見つからない。
そして物が何もない真っ白な空間。
そんな中で一人疑問が募っていく。
考え込んでいると目の前に現れる魔法陣のようなもの。
その魔法陣の上にはとても綺麗な女の人がいた。
「あなたは・・・・・・」
あまりにも美しく呆気にとられる。
「私は女神ディオネ。使命を果たしに来ました」
「使命とは・・・・・・?」
「河野凛、あなたを転生させることです」
次から次に流れ込んでくる初めての経験に頭が追いつかない。
でも確かに分かることがある。
それは俺が死んだと言う事実だ。
転生ということはつまりそういうことなのだろう。
「第二の人生では何になりたいですか?」
そうだなぁ~・・・・・・
「ん~、まあ平凡に暮らしたいですね」
「とは言っても私が自由に決めることはできませんが。これを引いてください」
目の前に出されたのは抽選会などでよく見られるような一箇所だけ穴がある箱だ。
早速手を突っ込んでみた・・・・・・
だが中には一枚しか紙が入っていないように感じる。
「あの、紙が一枚しか入っていないように思えるんですが・・・・・・」
「それで間違いはありません。その紙は特殊で、神である私の力が込められており触れた者の運命を決めるのです」
そう言われ信用して引いてみる。
箱から手を出せば真っ白な紙が出てくる。
四つ折りになっており、開こうとしても開くことができない。
「その紙は人間には見ることができません。貸してください」
女神様はその紙を見た途端、意味深な顔をした。
俺は結局何になるのだろう・・・・・・。
「俺は何を引きましたか?」
「そうですね、後で自ら確かめてみるといいでしょう。あなたならやり遂げることができるはずです」
話し終えると俺の足元には先ほどとは違う魔法陣が現れた。
「あちらの世界に着き次第、"ステータス"と言ってみなさい」
その言葉の後、あたりが光に包まれ眩しくて目を開けていられなかった。
「ここはどこだ・・・・・・」
俺は後者だ。
この場所は人が俺以外には見つからない。
そして物が何もない真っ白な空間。
そんな中で一人疑問が募っていく。
考え込んでいると目の前に現れる魔法陣のようなもの。
その魔法陣の上にはとても綺麗な女の人がいた。
「あなたは・・・・・・」
あまりにも美しく呆気にとられる。
「私は女神ディオネ。使命を果たしに来ました」
「使命とは・・・・・・?」
「河野凛、あなたを転生させることです」
次から次に流れ込んでくる初めての経験に頭が追いつかない。
でも確かに分かることがある。
それは俺が死んだと言う事実だ。
転生ということはつまりそういうことなのだろう。
「第二の人生では何になりたいですか?」
そうだなぁ~・・・・・・
「ん~、まあ平凡に暮らしたいですね」
「とは言っても私が自由に決めることはできませんが。これを引いてください」
目の前に出されたのは抽選会などでよく見られるような一箇所だけ穴がある箱だ。
早速手を突っ込んでみた・・・・・・
だが中には一枚しか紙が入っていないように感じる。
「あの、紙が一枚しか入っていないように思えるんですが・・・・・・」
「それで間違いはありません。その紙は特殊で、神である私の力が込められており触れた者の運命を決めるのです」
そう言われ信用して引いてみる。
箱から手を出せば真っ白な紙が出てくる。
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「その紙は人間には見ることができません。貸してください」
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俺は結局何になるのだろう・・・・・・。
「俺は何を引きましたか?」
「そうですね、後で自ら確かめてみるといいでしょう。あなたならやり遂げることができるはずです」
話し終えると俺の足元には先ほどとは違う魔法陣が現れた。
「あちらの世界に着き次第、"ステータス"と言ってみなさい」
その言葉の後、あたりが光に包まれ眩しくて目を開けていられなかった。
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