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動き出す時
閑話:或第四皇子専属護衛騎士の歓喜
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好きな人に勢いのまま告白してしまった時、一体どうしたら良いだろうか?
俺は悩みに悩んだ後、オリヴァ先輩に相談することにした。
「オリヴァ先輩!!」
「んあ?ヴァイナモか。どうだった?殿下との海辺デートは。楽しかったか?」
別荘まで戻って来た俺はその足でオリヴァ先輩の下へ向かった。俺の顔を見たオリヴァ先輩は茶化すようにそう聞いてくるがその時の俺に反論する余裕などなかった。ガシッとオリヴァ先輩の腕を掴むと、ズルズルと人気のない場所までオリヴァ先輩を連れて行こうとし、オリヴァ先輩は俺の奇行に動揺した。
「うおっちょい!何だ何だ!?いきなりどうした!?」
「ちょっと!至急相談したいことが!ありまして!」
「厄介事じゃねえだろうな!」
「ちょっと厄介かもしれません!」
「なら俺を巻き込むな!」
「オリヴァ先輩じゃないと相談出来ません!」
確かそんな会話をしたと思う。オリヴァ先輩は面倒くさそうに文句を言ったが、『オリヴァ先輩じゃないと』と言う言葉に満更でもなさそうに口を噤んだ。俺はその隙に人の居ない食堂までやって来た。
俺は扉を乱雑に閉めると、誰にも聞き耳を立てられないよう、奥の方へ歩みを進めた。俺の必死な様子にオリヴァ先輩は仕方ないなと溜息をついて俺に用件を聞いてくれた。
俺がうっかりエルネスティ様に告白をしてしまったことを伝えた時のオリヴァ先輩の反応はこうだ。
「ふーん。ほーん。告白ねえ。……ん?告白?……ってはあ!?告白!?告白ってあれか!?好きです付き合ってください、の告白か!?」
最初ははいはいと軽く聞き流そうとしたが、引っかかりを覚えた言葉を反芻した後、大袈裟に驚いてみせたのだ。俺はいきなり主に告白したとか、騎士として有るまじき行為だと言う自覚があったため、その反応に意外性はなかった。
しかし次に聞いてきたことに、俺は少し驚いてしまった。
「お前いつの間に自分の気持ちに気づいてたんだ!?」
『何やってんだお前!?』と怒鳴られると思っていた俺は、逆に嬉々として事情を尋ねてきたのにしどろもどろになった。しかも俺が告白する直前に自覚したと答えると、「気づいてすぐに告ったのかよ!流石だなお前!」とケラケラと笑って俺を褒めてくる始末。俺は当惑せずにはいられなかった。
「それで?殿下はなんて返事したんだ?」
そう質問して来たオリヴァ先輩の声には溢れんばかりの期待が込められていて、何故か返事がOKであることを信じて疑っていないようだった。俺が少し声量を抑えてエルネスティ様の返事を教えると、オリヴァ先輩は有り得ないとドン引きした様子で「お前の幻聴じゃねえのか?」なんて失礼なことを言って来た。
なんでそうなる。俺はエルネスティ様の言葉を一言一句聞き漏らさないよう全神経をエルネスティ様に集中させていたんだから、聞き間違える訳ない。
そんなことを俺が言うと、オリヴァ先輩は何かをぶつぶつ呟きながら頭を抱えた。俺は何でそんな反応をするのかわからなかった。至って普通の、いや寧ろフラれてない分良い返事だと思ったが、オリヴァ先輩にとっては違ったようである。
暫くしていつも調子を取り戻したオリヴァ先輩は、このことを自分に相談して、お前はどうしたいのかを尋ねてきた。俺は俯きながら次のように答えた。
「どうしたいって言うより……どうしたら良いかわからないから相談しました」
告白した直後は、俺にもチャンスがあるなら最後まで足掻こうと思っていた。けど冷静になって考えると、やはりそれはエルネスティ様の迷惑になるのではないか、と不安になって来たのだ。迷惑をかけて嫌われるのだけは避けたい。でもエルネスティ様の気を惹きたい。欲望と理性がせめぎ合って、何をすればいいのか濃霧で何も見えないようにわからないのだ。
俺はそのことをぽつぽつと今の感情を正直に話した。するとオリヴァ先輩はニヤリと悪い顔で笑ってこう言った。
「……迷惑をかけたくないが、自分のことを好きになって欲しい、か。ならそれを両立すれば良い」
キョトンとなる俺に、オリヴァ先輩は得意気に説明した。
「考える時間が欲しいと言うことは、少なくともお前を好きになる余地はあると言うこと。多分殿下はこれからお前をそう言う目で見ようとしている。ならそこで惚れさせるような態度を取る以外の選択肢はないだろ。今が追い込み時だぞ。初めからグイグイ行くのは得策じゃねえから、徐々に押して行くのが良い。殿下の態度を漏らさずチェックして、ここぞと言う時に一気に押す。良いか?ヴァイナモ。恋は駆け引きだぞ」
オリヴァ先輩はそうドヤ顔で断言した。確かにオリヴァ先輩がそう言う駆け引きでアスモ先輩を落とした話は、何回も惚気られたから知っていたが、アレを俺もしろ、と言われたら無理である。俺は気の利かない朴念仁だ。オリヴァ先輩みたいな柔軟で繊細なことなんて出来ない。
無理です、そう答えようとした時、オリヴァ先輩のある言葉を思い出した。
出来るか、ではなく、やる。
それはつまり、エルネスティ様に俺を好きになってもらうには、それぐらいの努力をしなければならないと言うことだ。苦手を苦手で終わらせずに、克服して逆に得意になるほどの、血の滲むような努力を。
俺はエルネスティ様のお側を誰にも譲りたくない。
そんな分不相応の欲望を持っている。それを実現するためには、それぐらいの覚悟がないといけないのだ。
俺がそのことを悟り、拳を握りしめて思い悩んでいると、突如として食堂の扉が開かれた。俺が驚いて振り返るとそこには、
ダーヴィド先輩に連れられたエルネスティ様の姿があったのだ。
* * *
なんで、まだ覚悟が決まってないのに。
そう焦っているうちにいつの間にかエルネスティ様と2人きりになり、話を切り出された。
告白の返事をしたい、と。
結局俺は好きになってもらうための努力をする機会すら与えられなかったのだ。
俺は絶望した。断られてしまったら最後、以前までの関係に戻れない。エルネスティ様への好きが抑え切れないのだ。それはエルネスティ様に迷惑になる。この巨大感情を押し殺すのは、とても辛いことだろう。
でも、それでも、エルネスティ様のお側に居れないことの方が、もっと辛いに違いない。
だから、告白をなかったことにしても良い。どれだけ辛くても押し殺してみせるから、どうか俺を貴方の側に置いてください。
そう嘆願すると、エルネスティ様から予想外の返答をされた。
なかったことなんかにしない。俺の気持ちは迷惑じゃない。これからも護衛を続けて欲しい。手を出されたら逆に嬉しいかもしれない。
俺はそんな返答を素直に受け取ることが出来なかった。きっとエルネスティ様はお優しいから、俺が騎士を続けられるように遠慮して、我慢しようとしてくださってるに決まってる。
それでも、その慈悲に縋り付きたくなるほど、俺はエルネスティ様から離れたくない。
俺は俺の恋慕を許す寛大なエルネスティ様に、何故俺にそこまでしてくれるのか、と疑問に思い聞いてみると、エルネスティ様は少し怒った様子で言った。
好きでもない人から触られるのは嫌だし、秘密を話したりもしない。
俺は一瞬何を言われたかわからなかった。好きでもない人に触られたくない。なら何で俺が手を出すことを許すんだ?好きでもない人に秘密なんか言わない。なら何で俺に話してくれた?
それはつまり、俺のことが……好き?
まさかまさか、そんな。そんな俺に都合の良い展開なんて、有り得ない。
でもエルネスティ様は俺の考えを否定した。
「……私も、ヴァイナモのことが恋愛対象として好きですから」
夢かと思った。幻聴かと思った。でも抓った頬は痛いし、ハンカチ越しに感じるエルネスティ様の温もりは本物だったから、これが現実であった。
でも、それでも信じられなくて。自分に否定的な言葉を並べていると、エルネスティ様は堪忍袋の緒が切れたかのように怒鳴った。
「素直に私の返事を受け取ってください!」
そう顔を真っ赤にして言い放ったエルネスティ様に、俺は何をそんなに疑っているんだろう、と馬鹿馬鹿しくなった。
エルネスティ様は恥ずかしいのを我慢して、勇気を出して告白してくれているのに、俺が受け取らなくてどうする。
一気に濃霧が晴れ、視界が良好になったような心地がした。俺はエルネスティ様が好きで、エルネスティ様も俺が好き。だから付き合う。単純なことだ。
そして俺は、素直にエルネスティ様の返事を受け取ることにしたのであった。
* * * * * * * * *
2022/03/16
誤字修正しました。
俺は悩みに悩んだ後、オリヴァ先輩に相談することにした。
「オリヴァ先輩!!」
「んあ?ヴァイナモか。どうだった?殿下との海辺デートは。楽しかったか?」
別荘まで戻って来た俺はその足でオリヴァ先輩の下へ向かった。俺の顔を見たオリヴァ先輩は茶化すようにそう聞いてくるがその時の俺に反論する余裕などなかった。ガシッとオリヴァ先輩の腕を掴むと、ズルズルと人気のない場所までオリヴァ先輩を連れて行こうとし、オリヴァ先輩は俺の奇行に動揺した。
「うおっちょい!何だ何だ!?いきなりどうした!?」
「ちょっと!至急相談したいことが!ありまして!」
「厄介事じゃねえだろうな!」
「ちょっと厄介かもしれません!」
「なら俺を巻き込むな!」
「オリヴァ先輩じゃないと相談出来ません!」
確かそんな会話をしたと思う。オリヴァ先輩は面倒くさそうに文句を言ったが、『オリヴァ先輩じゃないと』と言う言葉に満更でもなさそうに口を噤んだ。俺はその隙に人の居ない食堂までやって来た。
俺は扉を乱雑に閉めると、誰にも聞き耳を立てられないよう、奥の方へ歩みを進めた。俺の必死な様子にオリヴァ先輩は仕方ないなと溜息をついて俺に用件を聞いてくれた。
俺がうっかりエルネスティ様に告白をしてしまったことを伝えた時のオリヴァ先輩の反応はこうだ。
「ふーん。ほーん。告白ねえ。……ん?告白?……ってはあ!?告白!?告白ってあれか!?好きです付き合ってください、の告白か!?」
最初ははいはいと軽く聞き流そうとしたが、引っかかりを覚えた言葉を反芻した後、大袈裟に驚いてみせたのだ。俺はいきなり主に告白したとか、騎士として有るまじき行為だと言う自覚があったため、その反応に意外性はなかった。
しかし次に聞いてきたことに、俺は少し驚いてしまった。
「お前いつの間に自分の気持ちに気づいてたんだ!?」
『何やってんだお前!?』と怒鳴られると思っていた俺は、逆に嬉々として事情を尋ねてきたのにしどろもどろになった。しかも俺が告白する直前に自覚したと答えると、「気づいてすぐに告ったのかよ!流石だなお前!」とケラケラと笑って俺を褒めてくる始末。俺は当惑せずにはいられなかった。
「それで?殿下はなんて返事したんだ?」
そう質問して来たオリヴァ先輩の声には溢れんばかりの期待が込められていて、何故か返事がOKであることを信じて疑っていないようだった。俺が少し声量を抑えてエルネスティ様の返事を教えると、オリヴァ先輩は有り得ないとドン引きした様子で「お前の幻聴じゃねえのか?」なんて失礼なことを言って来た。
なんでそうなる。俺はエルネスティ様の言葉を一言一句聞き漏らさないよう全神経をエルネスティ様に集中させていたんだから、聞き間違える訳ない。
そんなことを俺が言うと、オリヴァ先輩は何かをぶつぶつ呟きながら頭を抱えた。俺は何でそんな反応をするのかわからなかった。至って普通の、いや寧ろフラれてない分良い返事だと思ったが、オリヴァ先輩にとっては違ったようである。
暫くしていつも調子を取り戻したオリヴァ先輩は、このことを自分に相談して、お前はどうしたいのかを尋ねてきた。俺は俯きながら次のように答えた。
「どうしたいって言うより……どうしたら良いかわからないから相談しました」
告白した直後は、俺にもチャンスがあるなら最後まで足掻こうと思っていた。けど冷静になって考えると、やはりそれはエルネスティ様の迷惑になるのではないか、と不安になって来たのだ。迷惑をかけて嫌われるのだけは避けたい。でもエルネスティ様の気を惹きたい。欲望と理性がせめぎ合って、何をすればいいのか濃霧で何も見えないようにわからないのだ。
俺はそのことをぽつぽつと今の感情を正直に話した。するとオリヴァ先輩はニヤリと悪い顔で笑ってこう言った。
「……迷惑をかけたくないが、自分のことを好きになって欲しい、か。ならそれを両立すれば良い」
キョトンとなる俺に、オリヴァ先輩は得意気に説明した。
「考える時間が欲しいと言うことは、少なくともお前を好きになる余地はあると言うこと。多分殿下はこれからお前をそう言う目で見ようとしている。ならそこで惚れさせるような態度を取る以外の選択肢はないだろ。今が追い込み時だぞ。初めからグイグイ行くのは得策じゃねえから、徐々に押して行くのが良い。殿下の態度を漏らさずチェックして、ここぞと言う時に一気に押す。良いか?ヴァイナモ。恋は駆け引きだぞ」
オリヴァ先輩はそうドヤ顔で断言した。確かにオリヴァ先輩がそう言う駆け引きでアスモ先輩を落とした話は、何回も惚気られたから知っていたが、アレを俺もしろ、と言われたら無理である。俺は気の利かない朴念仁だ。オリヴァ先輩みたいな柔軟で繊細なことなんて出来ない。
無理です、そう答えようとした時、オリヴァ先輩のある言葉を思い出した。
出来るか、ではなく、やる。
それはつまり、エルネスティ様に俺を好きになってもらうには、それぐらいの努力をしなければならないと言うことだ。苦手を苦手で終わらせずに、克服して逆に得意になるほどの、血の滲むような努力を。
俺はエルネスティ様のお側を誰にも譲りたくない。
そんな分不相応の欲望を持っている。それを実現するためには、それぐらいの覚悟がないといけないのだ。
俺がそのことを悟り、拳を握りしめて思い悩んでいると、突如として食堂の扉が開かれた。俺が驚いて振り返るとそこには、
ダーヴィド先輩に連れられたエルネスティ様の姿があったのだ。
* * *
なんで、まだ覚悟が決まってないのに。
そう焦っているうちにいつの間にかエルネスティ様と2人きりになり、話を切り出された。
告白の返事をしたい、と。
結局俺は好きになってもらうための努力をする機会すら与えられなかったのだ。
俺は絶望した。断られてしまったら最後、以前までの関係に戻れない。エルネスティ様への好きが抑え切れないのだ。それはエルネスティ様に迷惑になる。この巨大感情を押し殺すのは、とても辛いことだろう。
でも、それでも、エルネスティ様のお側に居れないことの方が、もっと辛いに違いない。
だから、告白をなかったことにしても良い。どれだけ辛くても押し殺してみせるから、どうか俺を貴方の側に置いてください。
そう嘆願すると、エルネスティ様から予想外の返答をされた。
なかったことなんかにしない。俺の気持ちは迷惑じゃない。これからも護衛を続けて欲しい。手を出されたら逆に嬉しいかもしれない。
俺はそんな返答を素直に受け取ることが出来なかった。きっとエルネスティ様はお優しいから、俺が騎士を続けられるように遠慮して、我慢しようとしてくださってるに決まってる。
それでも、その慈悲に縋り付きたくなるほど、俺はエルネスティ様から離れたくない。
俺は俺の恋慕を許す寛大なエルネスティ様に、何故俺にそこまでしてくれるのか、と疑問に思い聞いてみると、エルネスティ様は少し怒った様子で言った。
好きでもない人から触られるのは嫌だし、秘密を話したりもしない。
俺は一瞬何を言われたかわからなかった。好きでもない人に触られたくない。なら何で俺が手を出すことを許すんだ?好きでもない人に秘密なんか言わない。なら何で俺に話してくれた?
それはつまり、俺のことが……好き?
まさかまさか、そんな。そんな俺に都合の良い展開なんて、有り得ない。
でもエルネスティ様は俺の考えを否定した。
「……私も、ヴァイナモのことが恋愛対象として好きですから」
夢かと思った。幻聴かと思った。でも抓った頬は痛いし、ハンカチ越しに感じるエルネスティ様の温もりは本物だったから、これが現実であった。
でも、それでも信じられなくて。自分に否定的な言葉を並べていると、エルネスティ様は堪忍袋の緒が切れたかのように怒鳴った。
「素直に私の返事を受け取ってください!」
そう顔を真っ赤にして言い放ったエルネスティ様に、俺は何をそんなに疑っているんだろう、と馬鹿馬鹿しくなった。
エルネスティ様は恥ずかしいのを我慢して、勇気を出して告白してくれているのに、俺が受け取らなくてどうする。
一気に濃霧が晴れ、視界が良好になったような心地がした。俺はエルネスティ様が好きで、エルネスティ様も俺が好き。だから付き合う。単純なことだ。
そして俺は、素直にエルネスティ様の返事を受け取ることにしたのであった。
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2022/03/16
誤字修正しました。
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