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人間関係が広がるお年頃
魔法陣研究禁止命令
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「ああ、そうだ。最後に伝えておかねばならぬ」
話が一段落ついて、王国騎士が退出しかけたその時、父上が若い騎士を呼び止めた。若い騎士はビクビクしながら父上の方を見る。
「……はい。何でしょうか」
「お前の魔法は特にお前の感情に左右されやすい。それは咄嗟に最良の魔法を展開出来るという利点があるが、同時に暴走しやすいという弱点もある。誰かを慈しみながら使えば万人を救う魔法となるが、誰かを憎しみながら使えば万人を傷つける魔法となる。それをゆめゆめ忘れるな。……次があるのであれば、な」
「……っ!……はい。心に刻んでおきます」
若い騎士は瞠目して息を呑んだ。そして上擦った声で返事をする。身に覚えでもあったのかな?まあこの若い騎士は悪い人ではなさそうだから、気をつければ最悪の事態は避けられるだろう。
王国騎士の2人はもう一度深く頭を下げて退出した。それを見送った後、俺は父上と向き直った。父上は眉間に深く皺を寄せて俺の方をギロリと睨んだ。俺は平静を保ちつつ、内心冷や汗タラタラだ。やばい。今回は父上めっちゃ引きずってる。いくら謝っても意味無いやつだ。
「……お前が魔法陣にかける情熱が太陽ほど熱いことは知っている。それを抑えろとは言わん。だが皇族としての最低限のことはしろ。お前の命はお前が思っている以上に重たい」
「……はい」
「今回は魔法陣があったから無傷だったが、もし無ければ?あの騎士の容疑は不敬罪だけではない。殺人未遂も含まれている。罪は重くなればなるほど、上に立つ者の判断を仰ぐ必要が出てくる。あの場で判断を下すべき人間は、間違いなくお前だった」
「……その通りです」
「お前は皇族として、人の上に立つ者としての義務を放棄した。自由な魔法陣学研究という恩恵を与えられているのにも関わらず、だ。お前は昔に言っていただろう?皇族としての最低限の義務は果たす、と」
「……はい。言いました」
「だが今回はどうであった?皇族として最低限の判断を下すことなく魔法陣研究にかまけて、その場を余計に混乱させた」
「……申し訳ございません」
俺は徐々に俯いていった。諭すような父上の的確な指摘は胸にグサグサ刺さる。そこで怒鳴ってくれた方がまだ精神的にマシだ。てかさっき説教は終わったじゃん!もういいって!いや俺がそれを言える立場にはないんだけどさ!
「約束を守れぬ者にはそれ相応の罰を与えねばならん。エルネスティよ。1ヶ月間、お前が魔法陣研究をすることを禁じる」
俺は下げていた頭を跳ねるように上げた。……待って待って。それは本気でやばい。俺禁断症状で死んじゃうって。1ヶ月は長すぎるって!
衝撃的な罰に今まで静観していたカレルヴォ兄上が一歩前に出た。
「父上、いくらなんでもエルネスティにそれは……」
「カレルヴォは黙っとれ。お前にも咎めはある。いきなり他国の騎士を殴ったのはいただけない」
「……弟が危険に晒されて、冷静でいろと?」
「父親心としては『良くやった』と褒めてやりたいが、皇帝としてそれが出来んのだ」
父上が頭を抱えて溜息をついた。父上が本音と建前をそうはっきりと言うなんて珍しいな。兄上も父上も俺のこと大切すぎない?俺何もなかったんだよ?
「まあカレルヴォの咎めは後々考えるとして。何故禁止期間が1ヶ月かは、理由がある」
「理由、ですか?」
「ああ。エルネスティ。お前にはサルメライネン伯爵領へ行ってもらう」
「サルメライネン……ってヴァイナモの実家ですか?」
俺はキョトンとした。何故未成年皇子がわざわざ伯爵領へ行くんだ?ヴァイナモなんかした?
「ああ。そこでパロメロ皇国大使に会ってほしい」
「サルメライネン伯爵領に大使館があるのですか?」
「ああ。そこは近年交易航路を開拓して、他国との交流が盛んだからな。一部の大使館はそちらに移動させた」
俺はサルメライネン伯爵領の地形を思い浮かべる。海に面してはいるがその範囲が狭く、しかも近くに魔の海流と呼ばれる海難事故が多発する範囲があるため、以前は沿岸漁業ぐらいしか行って居なかった。
だが父上の話によると現当主がその海流を避けて通る航路を見つけたらしい。それによってサルメライネン伯爵領は他国との交易が出来るようになり、栄えたそうだ。地形的に他国から攻められにくくなっているため、外国からの主要人物の滞在場所にもってこいなのだ。
「パロメロ皇国大使がサルメライネン伯爵領にいる理由はわかりました。ですが何故私が大使と会うのですか?」
「我が海の死神を食したと聞いて遠回しに『嘘をつくんじゃねえ』って文句を言ってきたからな。実際に食べているところを見せつけてやろうと思ったのだ」
なんでもパロメロ皇国は長年海の死神の大量発生に頭を悩ませているらしい。そんな中ちょこっと仲が悪い帝国の皇帝が海の死神を食べたと聞いて『マウント取りに来ている!』と大使は解釈したそうで、『我が国との外交で優位に立ちたいからって見栄張ってんじゃねえよ』と言ってきたそうだ。
うん。一言言わせて?
「大国の皇帝を嘘つき呼ばわりとは、怖いもの知らずですかその大使」
「まあ仲があまり良くない国に大使として長期間滞在出来る人間だからな。神経が図太いのだ。それに彼は皇国一の美食家で名が通っている。美食家として海の死神を食すことが許せないのだろう」
父上が呆れ気味に言う。あれですか変人ですか。そんな人が大使で大丈夫なんですか。父上の変人センサーが働いたんですか。
「だが我は帝都から動けない。今はアムレアン王国の騎士団が来国しているからな。だが1か月も馬鹿にされたまま放置は癪に障る。だからお前が出向いて、海の死神を食べているところを見せつけて来い」
「父上、それって私怨では……?」
「何を言う。皇国一の美食家が認めれば、ウーノの料理は国境を越えて受け入れられることになるのだぞ。それに海の死神を食材に出来れば喜ぶのは皇国の方だろう。それで皇国にも恩が売れる」
父上は惚ける。いやでも私怨はあるでしょ!?さっきはっきり言ってたからね?『癪に障る』って!他の理由は取って付けたでしょ!
「だが帝都からサルメライネン伯爵領までは馬車で1週間かかる。滞在期間は2週間を予定しておるから、1ヶ月は帝都に戻って来ない。その間魔法陣研究は出来ぬよって、お前を行かせるか迷っていたのだが……丁度良い名目が出来たな。魔法陣研究にかまけて皇族の義務を怠った罰として、1ヶ月魔法陣研究のない生活を送れ」
「甘んじてそれを受け入れます……と言いたいのですが、流石にそれは死んでしまいます……」
「一体何で死ぬんだよ」
「魔法陣研究したい欲による禁断症状でしょうか」
「……んな馬鹿なと言いたいが、お前なら有り得るな」
俺の返答にカレルヴォ兄上は頭を抱えた。父上も顎に手を添えて難しい表情を浮かべる。いやそこは冗談として受け取るところでしょ!?事実だけどな!
父上は深く溜息をついて、口を開いた。
「……わかった。旅路で魔法陣関連の書物を読むことだけは許そう」
「えっ!?良いのですか!?」
「お前に死なれたら困るからな」
父上が譲歩してくれたので、俺は大喜びした。父上も兄上も『やれやれ』と言った表情だ。2人とも俺に甘いとこあるよねありがとう!ごめんね手のかかる息子で!
* * * * * * * * *
○お知らせ○
明日、前後編の閑話を前編を朝、後編を夕方のいつもの時間に投稿予定です。内容は主人公が去った後訓練場での出来事です。是非ご覧ください。
2020/09/08
脱字を修正しました。
話が一段落ついて、王国騎士が退出しかけたその時、父上が若い騎士を呼び止めた。若い騎士はビクビクしながら父上の方を見る。
「……はい。何でしょうか」
「お前の魔法は特にお前の感情に左右されやすい。それは咄嗟に最良の魔法を展開出来るという利点があるが、同時に暴走しやすいという弱点もある。誰かを慈しみながら使えば万人を救う魔法となるが、誰かを憎しみながら使えば万人を傷つける魔法となる。それをゆめゆめ忘れるな。……次があるのであれば、な」
「……っ!……はい。心に刻んでおきます」
若い騎士は瞠目して息を呑んだ。そして上擦った声で返事をする。身に覚えでもあったのかな?まあこの若い騎士は悪い人ではなさそうだから、気をつければ最悪の事態は避けられるだろう。
王国騎士の2人はもう一度深く頭を下げて退出した。それを見送った後、俺は父上と向き直った。父上は眉間に深く皺を寄せて俺の方をギロリと睨んだ。俺は平静を保ちつつ、内心冷や汗タラタラだ。やばい。今回は父上めっちゃ引きずってる。いくら謝っても意味無いやつだ。
「……お前が魔法陣にかける情熱が太陽ほど熱いことは知っている。それを抑えろとは言わん。だが皇族としての最低限のことはしろ。お前の命はお前が思っている以上に重たい」
「……はい」
「今回は魔法陣があったから無傷だったが、もし無ければ?あの騎士の容疑は不敬罪だけではない。殺人未遂も含まれている。罪は重くなればなるほど、上に立つ者の判断を仰ぐ必要が出てくる。あの場で判断を下すべき人間は、間違いなくお前だった」
「……その通りです」
「お前は皇族として、人の上に立つ者としての義務を放棄した。自由な魔法陣学研究という恩恵を与えられているのにも関わらず、だ。お前は昔に言っていただろう?皇族としての最低限の義務は果たす、と」
「……はい。言いました」
「だが今回はどうであった?皇族として最低限の判断を下すことなく魔法陣研究にかまけて、その場を余計に混乱させた」
「……申し訳ございません」
俺は徐々に俯いていった。諭すような父上の的確な指摘は胸にグサグサ刺さる。そこで怒鳴ってくれた方がまだ精神的にマシだ。てかさっき説教は終わったじゃん!もういいって!いや俺がそれを言える立場にはないんだけどさ!
「約束を守れぬ者にはそれ相応の罰を与えねばならん。エルネスティよ。1ヶ月間、お前が魔法陣研究をすることを禁じる」
俺は下げていた頭を跳ねるように上げた。……待って待って。それは本気でやばい。俺禁断症状で死んじゃうって。1ヶ月は長すぎるって!
衝撃的な罰に今まで静観していたカレルヴォ兄上が一歩前に出た。
「父上、いくらなんでもエルネスティにそれは……」
「カレルヴォは黙っとれ。お前にも咎めはある。いきなり他国の騎士を殴ったのはいただけない」
「……弟が危険に晒されて、冷静でいろと?」
「父親心としては『良くやった』と褒めてやりたいが、皇帝としてそれが出来んのだ」
父上が頭を抱えて溜息をついた。父上が本音と建前をそうはっきりと言うなんて珍しいな。兄上も父上も俺のこと大切すぎない?俺何もなかったんだよ?
「まあカレルヴォの咎めは後々考えるとして。何故禁止期間が1ヶ月かは、理由がある」
「理由、ですか?」
「ああ。エルネスティ。お前にはサルメライネン伯爵領へ行ってもらう」
「サルメライネン……ってヴァイナモの実家ですか?」
俺はキョトンとした。何故未成年皇子がわざわざ伯爵領へ行くんだ?ヴァイナモなんかした?
「ああ。そこでパロメロ皇国大使に会ってほしい」
「サルメライネン伯爵領に大使館があるのですか?」
「ああ。そこは近年交易航路を開拓して、他国との交流が盛んだからな。一部の大使館はそちらに移動させた」
俺はサルメライネン伯爵領の地形を思い浮かべる。海に面してはいるがその範囲が狭く、しかも近くに魔の海流と呼ばれる海難事故が多発する範囲があるため、以前は沿岸漁業ぐらいしか行って居なかった。
だが父上の話によると現当主がその海流を避けて通る航路を見つけたらしい。それによってサルメライネン伯爵領は他国との交易が出来るようになり、栄えたそうだ。地形的に他国から攻められにくくなっているため、外国からの主要人物の滞在場所にもってこいなのだ。
「パロメロ皇国大使がサルメライネン伯爵領にいる理由はわかりました。ですが何故私が大使と会うのですか?」
「我が海の死神を食したと聞いて遠回しに『嘘をつくんじゃねえ』って文句を言ってきたからな。実際に食べているところを見せつけてやろうと思ったのだ」
なんでもパロメロ皇国は長年海の死神の大量発生に頭を悩ませているらしい。そんな中ちょこっと仲が悪い帝国の皇帝が海の死神を食べたと聞いて『マウント取りに来ている!』と大使は解釈したそうで、『我が国との外交で優位に立ちたいからって見栄張ってんじゃねえよ』と言ってきたそうだ。
うん。一言言わせて?
「大国の皇帝を嘘つき呼ばわりとは、怖いもの知らずですかその大使」
「まあ仲があまり良くない国に大使として長期間滞在出来る人間だからな。神経が図太いのだ。それに彼は皇国一の美食家で名が通っている。美食家として海の死神を食すことが許せないのだろう」
父上が呆れ気味に言う。あれですか変人ですか。そんな人が大使で大丈夫なんですか。父上の変人センサーが働いたんですか。
「だが我は帝都から動けない。今はアムレアン王国の騎士団が来国しているからな。だが1か月も馬鹿にされたまま放置は癪に障る。だからお前が出向いて、海の死神を食べているところを見せつけて来い」
「父上、それって私怨では……?」
「何を言う。皇国一の美食家が認めれば、ウーノの料理は国境を越えて受け入れられることになるのだぞ。それに海の死神を食材に出来れば喜ぶのは皇国の方だろう。それで皇国にも恩が売れる」
父上は惚ける。いやでも私怨はあるでしょ!?さっきはっきり言ってたからね?『癪に障る』って!他の理由は取って付けたでしょ!
「だが帝都からサルメライネン伯爵領までは馬車で1週間かかる。滞在期間は2週間を予定しておるから、1ヶ月は帝都に戻って来ない。その間魔法陣研究は出来ぬよって、お前を行かせるか迷っていたのだが……丁度良い名目が出来たな。魔法陣研究にかまけて皇族の義務を怠った罰として、1ヶ月魔法陣研究のない生活を送れ」
「甘んじてそれを受け入れます……と言いたいのですが、流石にそれは死んでしまいます……」
「一体何で死ぬんだよ」
「魔法陣研究したい欲による禁断症状でしょうか」
「……んな馬鹿なと言いたいが、お前なら有り得るな」
俺の返答にカレルヴォ兄上は頭を抱えた。父上も顎に手を添えて難しい表情を浮かべる。いやそこは冗談として受け取るところでしょ!?事実だけどな!
父上は深く溜息をついて、口を開いた。
「……わかった。旅路で魔法陣関連の書物を読むことだけは許そう」
「えっ!?良いのですか!?」
「お前に死なれたら困るからな」
父上が譲歩してくれたので、俺は大喜びした。父上も兄上も『やれやれ』と言った表情だ。2人とも俺に甘いとこあるよねありがとう!ごめんね手のかかる息子で!
* * * * * * * * *
○お知らせ○
明日、前後編の閑話を前編を朝、後編を夕方のいつもの時間に投稿予定です。内容は主人公が去った後訓練場での出来事です。是非ご覧ください。
2020/09/08
脱字を修正しました。
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