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人間関係が広がるお年頃
無自覚で話を逸らす
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……どうしよう。マジでどうしよう。
俺は冷や汗タラタラで悩んだ。俺が意味深に黙り込んでしまったから、変な空気が流れてるぞ。なんとかしないと。このまま昼休憩終了はしんどい。
その場の空気を一転させると言えば……ギャグか?一発芸か?前世の笑いの猛者たちの出番か??
いや待て。落ち着け自分。いきなりボケてもみんなついて行けないぞ。絶対滑るぞ。てか俺は普段あまり冗談を言わないから、真に受けてしまうかもしれない。駄目だ。余計変な空気なる。それはいけない。選択肢『ギャグ』は排除だ。
なら何がある?話を逸らすか?でも露骨過ぎるとそれはそれで気を遣わせてしまう。あくまで自然に、流れるような話題変換……。
……わからん!圧倒的コミュ力不足!前世の俺は必要以上に人と関わろうとしなかったし、今は人と関わる機会すらほとんどないからな!上手な話の持って行き方なんて知らんぞ!?
俺は荒ぶる思考をなんとか鎮めようと、サンドウィッチに手を伸ばした。適当にひとつ手に取ると、躊躇いなく口に入れる。そして目を丸くした。
「……これ、中に入っているのは……」
「ん?えっとそれは……玉子とツナね」
「ツナ、ですか」
俺はバスケットから同じサンドウィッチを取り出して、ズイッとヴァイナモの前に差し出した。ヴァイナモは目を瞬かせる。
「ヴァイナモ!ツナですよ!」
「……えっ?ええ、ツナですね」
「……あれ?ツナは好きではありませんか?」
俺が首をコテンと傾けると、ヴァイナモは目を丸くして「いや、好きですが……」と呟いた。俺は思い違いじゃなかったことに安堵しつつ、ヴァイナモの顔にサンドウィッチを近づけた。
「美味しいですよ。ヴァイナモもひとつどうぞ」
「……ツナが好きと、俺は言いましたか?」
「いいえ。ですが魚料理が好きそうだったので、ツナもそうかなと思っただけです」
「……その、魚料理が好きとどうして……」
「色んな料理を並べられた時、真っ先に魚料理を選んでいたので」
俺の言葉にヴァイナモは「そんなにわかりやすいてますか……」恥ずかしそうに頬を掻いた。……なっ、なんだその反応。可愛いかよ。精悍な顔つきの19の男子に向ける言葉じゃないかもしれないけど。なんて言うかピュアな可愛さと言うか。何だこれ俺の方が恥ずかしくなってきたぞ。
「……と、とにかく!どうぞ!美味しいですよ!」
「い、いえっ!俺は護衛騎士なので!」
「受け取らないと、無理矢理口に入れますよ!?」
「えっ!?それは勘弁してください!」
恥ずかしさを誤魔化すためにヴァイナモに迫ると、ヴァイナモは慌ててサンドウィッチを受け取った。まあ護衛騎士が13の少年に『あ~ん』されるのは恥ずかしいわな!それ以前に俺は皇族だから、公然の場でそんなことしたら首が飛ぶし!
ヴァイナモはサンドウィッチを見つめながら、「受け取ったは良いものの、食べて良いのか……?」と独り言を呟いた。護衛任務中に食べ物渡すのって、迷惑だったかな?
俺はその場の勢いでサンドウィッチを渡してしまったことを後悔していると、オリヴァが俺たちのもとにやって来た。護衛交代の時間か?
「ヴァイナモ、昼飯食って来い……って、どうした?そのサンドウィッチ」
「えっと……殿下が……」
「義姉上手作りの玉子ツナサンドですよ。美味しかったのでひとつヴァイナモにあげました」
「ああ、そう言う……。ヴァイナモ。今すぐ食べろ」
オリヴァは納得げに相槌を打つと、ヴァイナモにそう命じた。困っていたヴァイナモは焦り出す。
「えっ。ですが俺は護衛騎士で……」
「今は俺が来たから、護衛は交代だ。主からいただいたものを食べないのは、礼儀に欠けるんじゃないか?」
「それもそうですが……」
「それに作り手が目の前にいらっしゃるんだ。食べて感想を言うべきじゃないか?」
オリヴァの説得に、ヴァイナモは躊躇いつつも恐る恐るサンドウィッチを咀嚼した。難しい表情を浮かべていたヴァイナモはみるみるうちに目を輝かせていく。……うっ。可愛い。
「……とても、美味しいです」
「おいコラ語彙力どこ行った」
「ふふっ。良いのよ。その表情を見れば喜んでくれているのは一目瞭然だもの」
義姉上はクスクスと笑う。自分の料理を美味しそうに食べてもらえるのは、やはり嬉しくらしい。……てか義姉上に許可なくヴァイナモにあげてしまったけど、良かったのかな?
「……あの、義姉上。すみません。勝手にヴァイナモに渡してしまって……」
「あら?別に構わないわよ。良いもの見せてもらったし」
「……良いもの、とは?」
「ふふっ。秘密よ」
義姉上は内緒のジェスチャーをして、パチンとウインクした。よく見ると手に持つ扇子が粉々に砕かれていた。……義姉上、萌えを感じすぎじゃありません?まあ義姉上は美人だから何やってもサマになってるけどさ!
侍女さんは壊れた扇子を回収し、新しい扇子を義姉上に渡す。1日にこんな器物破損してたら、お金とか凄くかかるんじゃないかな?
「安心しろ。普段は滅多に壊さねえよ」
俺が扇子を凝視しているのを見て、カレルヴォ兄上が溜息混じりに言った。そうなの?でも今日だけでも3回器物損壊してるよ?
「ユスティーナにとって、お前は萌えの塊だからな」
なるほど!俺は天使だからね!義姉上の怪力が火を噴く訳だ!
てか何気にカレルヴォ兄上も俺の考えてること読み取ったよね!?なんで!?俺ってそんなにわかりやすい!?
「お前は複雑なことを考えてそうに見えて、割と単純なことしか考えてないからな」
それって俺が短慮ってことかな!?俺はこれでも思慮深い方だと自負してたんだけど!?
「わかりやすいって意味だ」
何だよ俺ってそんなに顔に出るのかよ恥ずかしい!俺の周りに読心術持ってる人が多すぎて怖いわ!
「……会話中すみませんが、ヴァイナモはこれから昼食に向かいます。その間の護衛は私、オリヴァ・クレーモラにお任せください」
オリヴァは俺とカレルヴォ兄上に向けて膝を折った。そっか。一応公の場だから、形式的にでもこう言うのしなきゃいけないのか。何気にオリヴァとカレルヴォ兄上って初対面だし。
「はい。よろしくお願いします」
「ああ、弟を頼むぞ」
「御意」
カレルヴォ兄上は俺の頭にポンッと手を乗せた。なんか『弟』って響きが良くて、ニヨニヨしてしまう。さっき家族のことで気分が落ち込んでいたから、尚のこと暖かい。
「では殿下。俺はここで失礼します」
「はい。また後ほど」
ヴァイナモは一礼して去っていった。その背中を見送りつつ、いつの間にか微妙な空気が無くなっていることに気づいた。
……あれ?何が起きたんだ?俺、なんかやったっけ?
まあいっか。終わり良ければ全てよろしいなのだ。
俺は冷や汗タラタラで悩んだ。俺が意味深に黙り込んでしまったから、変な空気が流れてるぞ。なんとかしないと。このまま昼休憩終了はしんどい。
その場の空気を一転させると言えば……ギャグか?一発芸か?前世の笑いの猛者たちの出番か??
いや待て。落ち着け自分。いきなりボケてもみんなついて行けないぞ。絶対滑るぞ。てか俺は普段あまり冗談を言わないから、真に受けてしまうかもしれない。駄目だ。余計変な空気なる。それはいけない。選択肢『ギャグ』は排除だ。
なら何がある?話を逸らすか?でも露骨過ぎるとそれはそれで気を遣わせてしまう。あくまで自然に、流れるような話題変換……。
……わからん!圧倒的コミュ力不足!前世の俺は必要以上に人と関わろうとしなかったし、今は人と関わる機会すらほとんどないからな!上手な話の持って行き方なんて知らんぞ!?
俺は荒ぶる思考をなんとか鎮めようと、サンドウィッチに手を伸ばした。適当にひとつ手に取ると、躊躇いなく口に入れる。そして目を丸くした。
「……これ、中に入っているのは……」
「ん?えっとそれは……玉子とツナね」
「ツナ、ですか」
俺はバスケットから同じサンドウィッチを取り出して、ズイッとヴァイナモの前に差し出した。ヴァイナモは目を瞬かせる。
「ヴァイナモ!ツナですよ!」
「……えっ?ええ、ツナですね」
「……あれ?ツナは好きではありませんか?」
俺が首をコテンと傾けると、ヴァイナモは目を丸くして「いや、好きですが……」と呟いた。俺は思い違いじゃなかったことに安堵しつつ、ヴァイナモの顔にサンドウィッチを近づけた。
「美味しいですよ。ヴァイナモもひとつどうぞ」
「……ツナが好きと、俺は言いましたか?」
「いいえ。ですが魚料理が好きそうだったので、ツナもそうかなと思っただけです」
「……その、魚料理が好きとどうして……」
「色んな料理を並べられた時、真っ先に魚料理を選んでいたので」
俺の言葉にヴァイナモは「そんなにわかりやすいてますか……」恥ずかしそうに頬を掻いた。……なっ、なんだその反応。可愛いかよ。精悍な顔つきの19の男子に向ける言葉じゃないかもしれないけど。なんて言うかピュアな可愛さと言うか。何だこれ俺の方が恥ずかしくなってきたぞ。
「……と、とにかく!どうぞ!美味しいですよ!」
「い、いえっ!俺は護衛騎士なので!」
「受け取らないと、無理矢理口に入れますよ!?」
「えっ!?それは勘弁してください!」
恥ずかしさを誤魔化すためにヴァイナモに迫ると、ヴァイナモは慌ててサンドウィッチを受け取った。まあ護衛騎士が13の少年に『あ~ん』されるのは恥ずかしいわな!それ以前に俺は皇族だから、公然の場でそんなことしたら首が飛ぶし!
ヴァイナモはサンドウィッチを見つめながら、「受け取ったは良いものの、食べて良いのか……?」と独り言を呟いた。護衛任務中に食べ物渡すのって、迷惑だったかな?
俺はその場の勢いでサンドウィッチを渡してしまったことを後悔していると、オリヴァが俺たちのもとにやって来た。護衛交代の時間か?
「ヴァイナモ、昼飯食って来い……って、どうした?そのサンドウィッチ」
「えっと……殿下が……」
「義姉上手作りの玉子ツナサンドですよ。美味しかったのでひとつヴァイナモにあげました」
「ああ、そう言う……。ヴァイナモ。今すぐ食べろ」
オリヴァは納得げに相槌を打つと、ヴァイナモにそう命じた。困っていたヴァイナモは焦り出す。
「えっ。ですが俺は護衛騎士で……」
「今は俺が来たから、護衛は交代だ。主からいただいたものを食べないのは、礼儀に欠けるんじゃないか?」
「それもそうですが……」
「それに作り手が目の前にいらっしゃるんだ。食べて感想を言うべきじゃないか?」
オリヴァの説得に、ヴァイナモは躊躇いつつも恐る恐るサンドウィッチを咀嚼した。難しい表情を浮かべていたヴァイナモはみるみるうちに目を輝かせていく。……うっ。可愛い。
「……とても、美味しいです」
「おいコラ語彙力どこ行った」
「ふふっ。良いのよ。その表情を見れば喜んでくれているのは一目瞭然だもの」
義姉上はクスクスと笑う。自分の料理を美味しそうに食べてもらえるのは、やはり嬉しくらしい。……てか義姉上に許可なくヴァイナモにあげてしまったけど、良かったのかな?
「……あの、義姉上。すみません。勝手にヴァイナモに渡してしまって……」
「あら?別に構わないわよ。良いもの見せてもらったし」
「……良いもの、とは?」
「ふふっ。秘密よ」
義姉上は内緒のジェスチャーをして、パチンとウインクした。よく見ると手に持つ扇子が粉々に砕かれていた。……義姉上、萌えを感じすぎじゃありません?まあ義姉上は美人だから何やってもサマになってるけどさ!
侍女さんは壊れた扇子を回収し、新しい扇子を義姉上に渡す。1日にこんな器物破損してたら、お金とか凄くかかるんじゃないかな?
「安心しろ。普段は滅多に壊さねえよ」
俺が扇子を凝視しているのを見て、カレルヴォ兄上が溜息混じりに言った。そうなの?でも今日だけでも3回器物損壊してるよ?
「ユスティーナにとって、お前は萌えの塊だからな」
なるほど!俺は天使だからね!義姉上の怪力が火を噴く訳だ!
てか何気にカレルヴォ兄上も俺の考えてること読み取ったよね!?なんで!?俺ってそんなにわかりやすい!?
「お前は複雑なことを考えてそうに見えて、割と単純なことしか考えてないからな」
それって俺が短慮ってことかな!?俺はこれでも思慮深い方だと自負してたんだけど!?
「わかりやすいって意味だ」
何だよ俺ってそんなに顔に出るのかよ恥ずかしい!俺の周りに読心術持ってる人が多すぎて怖いわ!
「……会話中すみませんが、ヴァイナモはこれから昼食に向かいます。その間の護衛は私、オリヴァ・クレーモラにお任せください」
オリヴァは俺とカレルヴォ兄上に向けて膝を折った。そっか。一応公の場だから、形式的にでもこう言うのしなきゃいけないのか。何気にオリヴァとカレルヴォ兄上って初対面だし。
「はい。よろしくお願いします」
「ああ、弟を頼むぞ」
「御意」
カレルヴォ兄上は俺の頭にポンッと手を乗せた。なんか『弟』って響きが良くて、ニヨニヨしてしまう。さっき家族のことで気分が落ち込んでいたから、尚のこと暖かい。
「では殿下。俺はここで失礼します」
「はい。また後ほど」
ヴァイナモは一礼して去っていった。その背中を見送りつつ、いつの間にか微妙な空気が無くなっていることに気づいた。
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