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帝位継承権争い?興味ねえ!
俺の専属護衛騎士
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「……よろしかったのですか?皇妃殿下にあのように仰って」
俺の威圧に圧倒され、赤べこよろしく首をブンブン縦に振って足早に部屋から去っていった母親の気配が遠ざかった頃、護衛騎士が警戒態勢を解いて俺に尋ねてきた。あの威圧を端で感じた後に平然と俺に話しかけくるなんて……物怖じしないと言うべきか、図太いと言うべきか。まあ俺が彼に敵意がないのをわかっての行動だろうけど。
「良いのですよ。もうあの人の傀儡は懲り懲りです。一度痛い目を見れば、こちらに干渉してくることも無いでしょう」
「そうですか……」
「それより貴方は良いのですか?」
「……?何がでしょうか」
護衛騎士はキョトンとした表情でこちらを見つめてきた。精悍な顔つきにどこか幼さが見え隠れし、そう言えば彼はとても若かったな、と思い出した。歳までは覚えてないけど、確か最年少で皇族を護衛する近衛騎士団に所属となった、剣術の神童。どこかの世間話で耳にしたことがあった。当時は興味なかったから「ふーんそんなにすごいんですね」で終わった気がするけど。どうしてもっと詳しく聞いておかなかった、俺!
「私は先程も言った通り、皇帝になるつもりは全くありません。ですから私の専属護衛騎士をしていても、出世の道はほぼゼロですよ?貴方が望むのであれば、専属護衛騎士の任を外すことだって可能です」
俺の言葉に護衛騎士は瞠目して固まった。何かおかしなことでも言っただろうか?そう不安に思いながらも彼の様子を伺っていると、みるみるうちに彼の眉間にシワが寄り、むくれるような目でこちらを見てきた。どこか幼いその表情に、俺は鼓動が少し撥ねたのを感じた。
「……殿下は私は打算で殿下の護衛騎士を務めているとお考えで?」
「……まあ、貴方は若いですし……」
「……殿下に若いと言われると少し違和感がありますが、今その話はどうでもいいですね。良いですか、殿下。確かに私は最初、上からの命令でこの任を引き受けましたが、そこに出世欲は一切ございませんでした。それは今も同じです。……いえ、今は寧ろ貴方の護衛騎士でありたい。貴方を傍でお護りしたいと存じております。ですから私は例え殿下の命令であっても、殿下の護衛騎士を辞めるつもりはございません」
護衛騎士の言葉に今度は俺が瞠目する番だ。どうして目の前の青年は俺に対してそう思ってくれる?俺は今まで母親の傀儡で、無表情で無感情で冷淡で、他人になんか興味なかったような悪人なのに。
そんな俺の戸惑いを察してか護衛騎士は苦笑いを浮かべて頬を掻いた。照れ臭そうなその表情に、俺は疑問を深める。
「……その、烏滸がましいとは承知の上だったのですが、私は殿下を不憫に存じておりました。生まれた瞬間から自分の使命を勝手に決められ、逆らうことを知らなかった殿下が、今こうやって抗うことを知り、自分の足で地に立つお姿を拝見でき、嬉しくて仕方ないのです」
……何故彼は俺のことをそんなに良く理解してくれているのだろう。誰も気づかなかったのに。彼にとって俺はただの護衛対象でしか無いはずなのに。俺は悪人だったのに。
今までの記憶が泣いている。
自分の中で母親が全てだった。母親に逆らうなんて有り得ない。母親の言う通りにしていれば上手くいく。そう教え込まれ、それを疑問に思わなかった。それが母親の子としての、正しい行動だと信じて疑わなかったから。
でも他人は私を悪人だと言う。淡白な表情の裏にとてつもない野心の炎が燃えているのだと恐れるのだ。あの母親持ってこの息子あり、と冷ややかな視線を送ってくるのだ。何故?私はただ母親の言うことを、正しいと思うことをしているだけなのに。何故否定される?
知らなかったのだ。自分がしていることがどれほど醜く、愚かであったのか。
理解してもらえなかったのだ。その性格が作られたものだと、私の本心がそこに無いということを。
他人に興味が無かったんじゃない。他人を見ないようにしてたんだ。理解されないことが、理解できないことが辛くて。目を背けていただけなんだ。
でももう、今は違う。知った。理解してもらえた。傀儡から脱した。自分で自分の道を進めた。
まだまだ本番はこれからだ。自分の好きなことをして、ありのままの自分で振舞って。それは簡単なことじゃない。強くあらねばならない。
だけど。だけど今だけは。
安堵と喜びの涙を流すことが、許されるだろうか?
……俺は静かに涙を零した。護衛騎士は困惑した様子でハンカチを差し出してくれた。俺は礼を言ってそのハンカチを受け取り、ぐっと涙を拭いた。
これまでの自分と決別するように。また、真っ直ぐ前を向くために。
「……すみません。ちょっと……いえ、すごく嬉しくて」
「そう……ですか。良かったです。何か殿下に失礼なことを申したのかとヒヤヒヤしました」
いきなり泣いた俺に、何か不味いことでも言ったのではないかと青ざめていた護衛騎士は挙動不審に腕をあちこちに動かしながら、俺の周りをウロウロした。その様子がおかしくてついクスクスと笑ってしまった。そして素直に理由を話すと、彼は顔を緩めて胸を撫で下ろした。
「……あの、今更でちょっと申し訳ないのですが、貴方の名前を教えてくれませんか?」
俺のお願いに目をパチクリとさせた護衛騎士は、言葉の真意を理解して肩を竦めた。俺はいたたまれなさを感じつつも、逃すまいと護衛騎士をじっと見る。すると彼は何を思ったかクスリと笑って、俺の頭をそっと撫でた。騎士が皇子にこのようなことをするなど、不敬かもしれない。でもこの場に気にする人はいない。
「……ヴァイナモ。ヴァイナモ・アッラン・サルメライネン。サルメライネン伯爵家の三男で、近衛騎士団第四部隊所属。エルネスティ殿下の専属護衛騎士を務めさせていただいております。以後、お見知り置きを」
「……ヴァイナモ。ヴァイナモですね」
優しい手に目を細めながら、俺はなんども彼の名前を口にした。忘れまいと、心に刻みながら。
俺の威圧に圧倒され、赤べこよろしく首をブンブン縦に振って足早に部屋から去っていった母親の気配が遠ざかった頃、護衛騎士が警戒態勢を解いて俺に尋ねてきた。あの威圧を端で感じた後に平然と俺に話しかけくるなんて……物怖じしないと言うべきか、図太いと言うべきか。まあ俺が彼に敵意がないのをわかっての行動だろうけど。
「良いのですよ。もうあの人の傀儡は懲り懲りです。一度痛い目を見れば、こちらに干渉してくることも無いでしょう」
「そうですか……」
「それより貴方は良いのですか?」
「……?何がでしょうか」
護衛騎士はキョトンとした表情でこちらを見つめてきた。精悍な顔つきにどこか幼さが見え隠れし、そう言えば彼はとても若かったな、と思い出した。歳までは覚えてないけど、確か最年少で皇族を護衛する近衛騎士団に所属となった、剣術の神童。どこかの世間話で耳にしたことがあった。当時は興味なかったから「ふーんそんなにすごいんですね」で終わった気がするけど。どうしてもっと詳しく聞いておかなかった、俺!
「私は先程も言った通り、皇帝になるつもりは全くありません。ですから私の専属護衛騎士をしていても、出世の道はほぼゼロですよ?貴方が望むのであれば、専属護衛騎士の任を外すことだって可能です」
俺の言葉に護衛騎士は瞠目して固まった。何かおかしなことでも言っただろうか?そう不安に思いながらも彼の様子を伺っていると、みるみるうちに彼の眉間にシワが寄り、むくれるような目でこちらを見てきた。どこか幼いその表情に、俺は鼓動が少し撥ねたのを感じた。
「……殿下は私は打算で殿下の護衛騎士を務めているとお考えで?」
「……まあ、貴方は若いですし……」
「……殿下に若いと言われると少し違和感がありますが、今その話はどうでもいいですね。良いですか、殿下。確かに私は最初、上からの命令でこの任を引き受けましたが、そこに出世欲は一切ございませんでした。それは今も同じです。……いえ、今は寧ろ貴方の護衛騎士でありたい。貴方を傍でお護りしたいと存じております。ですから私は例え殿下の命令であっても、殿下の護衛騎士を辞めるつもりはございません」
護衛騎士の言葉に今度は俺が瞠目する番だ。どうして目の前の青年は俺に対してそう思ってくれる?俺は今まで母親の傀儡で、無表情で無感情で冷淡で、他人になんか興味なかったような悪人なのに。
そんな俺の戸惑いを察してか護衛騎士は苦笑いを浮かべて頬を掻いた。照れ臭そうなその表情に、俺は疑問を深める。
「……その、烏滸がましいとは承知の上だったのですが、私は殿下を不憫に存じておりました。生まれた瞬間から自分の使命を勝手に決められ、逆らうことを知らなかった殿下が、今こうやって抗うことを知り、自分の足で地に立つお姿を拝見でき、嬉しくて仕方ないのです」
……何故彼は俺のことをそんなに良く理解してくれているのだろう。誰も気づかなかったのに。彼にとって俺はただの護衛対象でしか無いはずなのに。俺は悪人だったのに。
今までの記憶が泣いている。
自分の中で母親が全てだった。母親に逆らうなんて有り得ない。母親の言う通りにしていれば上手くいく。そう教え込まれ、それを疑問に思わなかった。それが母親の子としての、正しい行動だと信じて疑わなかったから。
でも他人は私を悪人だと言う。淡白な表情の裏にとてつもない野心の炎が燃えているのだと恐れるのだ。あの母親持ってこの息子あり、と冷ややかな視線を送ってくるのだ。何故?私はただ母親の言うことを、正しいと思うことをしているだけなのに。何故否定される?
知らなかったのだ。自分がしていることがどれほど醜く、愚かであったのか。
理解してもらえなかったのだ。その性格が作られたものだと、私の本心がそこに無いということを。
他人に興味が無かったんじゃない。他人を見ないようにしてたんだ。理解されないことが、理解できないことが辛くて。目を背けていただけなんだ。
でももう、今は違う。知った。理解してもらえた。傀儡から脱した。自分で自分の道を進めた。
まだまだ本番はこれからだ。自分の好きなことをして、ありのままの自分で振舞って。それは簡単なことじゃない。強くあらねばならない。
だけど。だけど今だけは。
安堵と喜びの涙を流すことが、許されるだろうか?
……俺は静かに涙を零した。護衛騎士は困惑した様子でハンカチを差し出してくれた。俺は礼を言ってそのハンカチを受け取り、ぐっと涙を拭いた。
これまでの自分と決別するように。また、真っ直ぐ前を向くために。
「……すみません。ちょっと……いえ、すごく嬉しくて」
「そう……ですか。良かったです。何か殿下に失礼なことを申したのかとヒヤヒヤしました」
いきなり泣いた俺に、何か不味いことでも言ったのではないかと青ざめていた護衛騎士は挙動不審に腕をあちこちに動かしながら、俺の周りをウロウロした。その様子がおかしくてついクスクスと笑ってしまった。そして素直に理由を話すと、彼は顔を緩めて胸を撫で下ろした。
「……あの、今更でちょっと申し訳ないのですが、貴方の名前を教えてくれませんか?」
俺のお願いに目をパチクリとさせた護衛騎士は、言葉の真意を理解して肩を竦めた。俺はいたたまれなさを感じつつも、逃すまいと護衛騎士をじっと見る。すると彼は何を思ったかクスリと笑って、俺の頭をそっと撫でた。騎士が皇子にこのようなことをするなど、不敬かもしれない。でもこの場に気にする人はいない。
「……ヴァイナモ。ヴァイナモ・アッラン・サルメライネン。サルメライネン伯爵家の三男で、近衛騎士団第四部隊所属。エルネスティ殿下の専属護衛騎士を務めさせていただいております。以後、お見知り置きを」
「……ヴァイナモ。ヴァイナモですね」
優しい手に目を細めながら、俺はなんども彼の名前を口にした。忘れまいと、心に刻みながら。
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