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パーティー結成
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セフィアルとレクイルという新しい仲間を加えて、俺達は三人と一匹となりパーティーといってもよい規模になった。
早速パーティーでの連携を確かめるために、俺たちは森に入ると書庫周辺の弱い魔物から、
順次戦いを挑むことにした。
セフィアルが、前衛となって敵をかく乱する。
この辺りの魔物で、彼女のスピードについてこられるのはいない。
ただ彼女は敏捷性に比べて攻撃力は高くないので、魔物にとどめを刺すのには苦労していた。
そこで俺の出番である。
攻撃力の高いメイガスの魔法を後方からバンバン撃ってサポートする。
ブラッド。ベアとの戦いを見たときも感じたが、セフィアルの戦闘力はかなり高い。
159もあるAGIを生かして高速で移動、敵を翻弄しながら二刀の短剣を自在に扱い、
魔物にダメージを与えている。
3つある闘技も有効だ。
ワイルド・ストライクは、MPを消費して強力な一撃を放つことができる。
ウルフ・ハウリングは、狼の遠吠えで敵を恐慌状態に陥れる。
ただし、これは自分より低いレベルの敵にしか効果はない。
3つ目の闘技、ワイルド・レイジは、発動時には興奮状態となり攻撃速度が増加する。
敏捷性の高いセフィアルに最も合う闘技と言えるだろう。
レイジ発動中は目の前の敵以外への注意力が下がってしまうので、これも注意。
またセフィアルには2つのスキルがある。
デュアル・ダガーはその名の通り二刀の短剣を扱う技術、セフィアルだけでなく銀狼族のほとんどは、
二刀短剣の戦闘スタイルを取っているとのこと。
シルバー・ガードは銀狼族固有のスキル、銀色の髪に若干の魔力が宿り、魔法抵抗力が高まる。
これはある程度の年齢にならないと発動しないようで、レクイルはまだ持っていない。
セフィアルについては、大体こんなところである。
一方でレクイルは、現時点では何もできない。
魔法も闘技も持たないので、仕方がないだろう。レベルも3だし。
戦闘中は俺の服の裾をつかみながら、じっとプロテクション・スフィアの中に隠れている。
レクイルはともかくセフィアルが参加したことで、俺たちの戦闘力は大幅アップ、
以前に大苦戦したブルー・バイパーも、もう敵ではない。
セフィアルが、バイパーを引きつけている間にアステル・メイガスにクラスチェンジして強化された
俺の魔法をぶつけるとあっけない程、簡単に倒すことができた。
何度か戦闘を繰り返していると、魔物を倒した後の魔石と素材の回収を、
自分がやるとレクイルから言い出した。
隠れているだけではなく何か自分も役に立ちたいと思ったようだ。
俺としては、小さい女の子にはあまりやらせたくない役割だったが、
セフィアルが
「やらせてあげてください。レクイルもタケルさんのお役に立ちたいんです。」
というので、取り敢えず任せてみることにした。
レクイルはすぐに手順を憶えて、テキパキと処理している。なかなか優秀だ。
もちろん俺たちも手が空けば手伝う。
パーティーの連携も確認できたところで、俺たちは未開拓のエリアまで足を延ばすことにした。
「なんだあれは?」
新しいエリアを探索してると、木々が途切れて平原のように開けた場所にたどり着く。
そこには地面から土が盛り上がって、巨大な塔のようになっている物がある。
数十メートルはあるだろう、かなりの大きさだ。
その周囲には大量の魔物が、うようよしている。
全て同じ種類で、姿かたちはアリそっくりだ。
だけどが大きさが違う、一匹一匹が子馬くらいの大きさがある。
そんなのが何百匹と塔の周りを徘徊しているのだ。
これは怖い。
「見つかったら大変だ。早くここから離れよう。」
焦りつつも俺達は、音を立てないように注意してその場を離れようとする。
「アウッ」
動揺したレクイルが浮き出した木の根に足を取られて転んでしまう。
近くをうろついていたアリの一部が、音に気が付いてこちらに向かって来る。
結構動きが速い、シャカシャカと近づいてくる。
逃げ切れそうもない、やむを得ず俺はフォトン・ブラストで近づいてくる2匹のアリを撃退した。
途端にガヤガヤ、ガヤガヤとアリたちの動きが激しくなりはじめる。
「なんだか巣の方が騒がしくなってきたな。」
「いけません!早くこの場を離れましょう。」
俺達は大慌てで、その場を逃げ出した。
「なんなんだ。あのでかいアリンコ共は?」
「おそらくアント族でしょう。数にものを言わせて大型の魔物でも餌にすることがあると聞いています。」
「なんにせよ。あのエリアにはしばらく近寄らなほうがよさそうだな。」
大量のアント共にビビった俺達は、エリアを変えてその日の狩りを続けた。
早速パーティーでの連携を確かめるために、俺たちは森に入ると書庫周辺の弱い魔物から、
順次戦いを挑むことにした。
セフィアルが、前衛となって敵をかく乱する。
この辺りの魔物で、彼女のスピードについてこられるのはいない。
ただ彼女は敏捷性に比べて攻撃力は高くないので、魔物にとどめを刺すのには苦労していた。
そこで俺の出番である。
攻撃力の高いメイガスの魔法を後方からバンバン撃ってサポートする。
ブラッド。ベアとの戦いを見たときも感じたが、セフィアルの戦闘力はかなり高い。
159もあるAGIを生かして高速で移動、敵を翻弄しながら二刀の短剣を自在に扱い、
魔物にダメージを与えている。
3つある闘技も有効だ。
ワイルド・ストライクは、MPを消費して強力な一撃を放つことができる。
ウルフ・ハウリングは、狼の遠吠えで敵を恐慌状態に陥れる。
ただし、これは自分より低いレベルの敵にしか効果はない。
3つ目の闘技、ワイルド・レイジは、発動時には興奮状態となり攻撃速度が増加する。
敏捷性の高いセフィアルに最も合う闘技と言えるだろう。
レイジ発動中は目の前の敵以外への注意力が下がってしまうので、これも注意。
またセフィアルには2つのスキルがある。
デュアル・ダガーはその名の通り二刀の短剣を扱う技術、セフィアルだけでなく銀狼族のほとんどは、
二刀短剣の戦闘スタイルを取っているとのこと。
シルバー・ガードは銀狼族固有のスキル、銀色の髪に若干の魔力が宿り、魔法抵抗力が高まる。
これはある程度の年齢にならないと発動しないようで、レクイルはまだ持っていない。
セフィアルについては、大体こんなところである。
一方でレクイルは、現時点では何もできない。
魔法も闘技も持たないので、仕方がないだろう。レベルも3だし。
戦闘中は俺の服の裾をつかみながら、じっとプロテクション・スフィアの中に隠れている。
レクイルはともかくセフィアルが参加したことで、俺たちの戦闘力は大幅アップ、
以前に大苦戦したブルー・バイパーも、もう敵ではない。
セフィアルが、バイパーを引きつけている間にアステル・メイガスにクラスチェンジして強化された
俺の魔法をぶつけるとあっけない程、簡単に倒すことができた。
何度か戦闘を繰り返していると、魔物を倒した後の魔石と素材の回収を、
自分がやるとレクイルから言い出した。
隠れているだけではなく何か自分も役に立ちたいと思ったようだ。
俺としては、小さい女の子にはあまりやらせたくない役割だったが、
セフィアルが
「やらせてあげてください。レクイルもタケルさんのお役に立ちたいんです。」
というので、取り敢えず任せてみることにした。
レクイルはすぐに手順を憶えて、テキパキと処理している。なかなか優秀だ。
もちろん俺たちも手が空けば手伝う。
パーティーの連携も確認できたところで、俺たちは未開拓のエリアまで足を延ばすことにした。
「なんだあれは?」
新しいエリアを探索してると、木々が途切れて平原のように開けた場所にたどり着く。
そこには地面から土が盛り上がって、巨大な塔のようになっている物がある。
数十メートルはあるだろう、かなりの大きさだ。
その周囲には大量の魔物が、うようよしている。
全て同じ種類で、姿かたちはアリそっくりだ。
だけどが大きさが違う、一匹一匹が子馬くらいの大きさがある。
そんなのが何百匹と塔の周りを徘徊しているのだ。
これは怖い。
「見つかったら大変だ。早くここから離れよう。」
焦りつつも俺達は、音を立てないように注意してその場を離れようとする。
「アウッ」
動揺したレクイルが浮き出した木の根に足を取られて転んでしまう。
近くをうろついていたアリの一部が、音に気が付いてこちらに向かって来る。
結構動きが速い、シャカシャカと近づいてくる。
逃げ切れそうもない、やむを得ず俺はフォトン・ブラストで近づいてくる2匹のアリを撃退した。
途端にガヤガヤ、ガヤガヤとアリたちの動きが激しくなりはじめる。
「なんだか巣の方が騒がしくなってきたな。」
「いけません!早くこの場を離れましょう。」
俺達は大慌てで、その場を逃げ出した。
「なんなんだ。あのでかいアリンコ共は?」
「おそらくアント族でしょう。数にものを言わせて大型の魔物でも餌にすることがあると聞いています。」
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