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銀狼族の少女 その4
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儀式が完了したことで、セフィアルとレクイル、二人の銀狼族の少女は俺の眷属となり
主である俺には、二人のステータスを見る権利が与えられた。
俺は閲覧可能のなった二人のステータスに目を通してみる。
○セフィアル 銀狼族
職業 獣戦士
LEVEL 18
HP 107
MP 33
STR 92
VIT 43
INT 39
AGI 159
WIS 33
LUC 14
闘技
初級 ワイルド・ストライク
ワイルド・レイジ
ウルフ・ハウリング
スキル
デュアル・ダガー(小) (Lv6)
シルバー・ガード(小) (Lv8)
○レクイル 銀狼族
職業 巫女
LEVEL 3
HP 36
MP 244
STR 19
VIT 23
INT 26
AGI 39
WIS 64
LUC 5
魔法 無し
スキル 無し
姉のセフィアルは、かなりの能力を持っているようだ。
3つある闘技は初級。
闘技とは魔術師でいうところの魔法のようなもの。MPを消費して技を行使する。
魔法が第一階梯、第二階梯とランク付けされているように、
闘技も初級から中級、上級とランクが上がるほど威力が、増してくる。
「セフィアルさんは獣戦士、これは獣人の中では最も一般的なクラスですね。
ただ、STRとAGIがとても高いので、並の獣戦士以上の戦闘力があるようです。
それにこのレベルで、初級とはいえ3つも闘技を持っているのは凄いです。
なかなかの逸材ですね。」
エクレールがステータスを確認しながら説明してくれる。
確かにセフィアルのステータス値は高い。
INT以外すべて10の俺が言うのもなんだが、戦士としてのバランスはとれているようだ。
特にAGIは高くて、159もある。
そういえばブラッド・ベアとの戦闘でも敵の周りを跳び回って、魔物を翻弄していたっけ。
「レクイルさんのクラスは巫女ですか・・・。
これは天職ですね。
天職持ちはとても珍しくて、巫女という天職の情報は少ないのですが、
予見や識別の能力に長けているようです。
ですがレベルが低すぎて、今のところ何のスキルも現れてはいませんね。」
一方で、妹のレクイルは天職持ちだという。
天職というのは生まれながらに具わっている職業で、これを持つ者は非常に少なくて、
そのスキルは独自の形態を取ることが多く、なおかつ強力な力を秘めているそうだ。
とはいえレベル3なので目立った特徴はない。
巫女という職業に関連しているのだろうか、WISだけが高くて他の数値はおしなべて低い。
魔法もスキルもない状態なので、戦闘に参加するのは厳しそうだ。
まあ、まだ幼いので当然と言えば、当然かもしれない。
「宜しくお願いします。タケル様。」
「タケル様はよしてくれ、普通にタケルで良いよ。」
「それでは、タケルさん。改めて宜しくお願いします。」
さすがに様付けは落ち着かないので、セフィアルには「タケルさん」でお願いする。
「タ、タケルお兄ちゃん。宜しくお願いします。」
レクイルは「タケルお兄ちゃん」か、なんか妹ができたみたいだな。
お兄ちゃん呼びに気を良くした俺が、頭をナデナデしてあげると、
嬉しそうに尻尾をブンブンと振って応えてくれる。
エクレールがジト目でこちらを見ているが、気にしないでおこう。
主である俺には、二人のステータスを見る権利が与えられた。
俺は閲覧可能のなった二人のステータスに目を通してみる。
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STR 92
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INT 39
AGI 159
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LUC 14
闘技
初級 ワイルド・ストライク
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スキル
デュアル・ダガー(小) (Lv6)
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3つある闘技は初級。
闘技とは魔術師でいうところの魔法のようなもの。MPを消費して技を行使する。
魔法が第一階梯、第二階梯とランク付けされているように、
闘技も初級から中級、上級とランクが上がるほど威力が、増してくる。
「セフィアルさんは獣戦士、これは獣人の中では最も一般的なクラスですね。
ただ、STRとAGIがとても高いので、並の獣戦士以上の戦闘力があるようです。
それにこのレベルで、初級とはいえ3つも闘技を持っているのは凄いです。
なかなかの逸材ですね。」
エクレールがステータスを確認しながら説明してくれる。
確かにセフィアルのステータス値は高い。
INT以外すべて10の俺が言うのもなんだが、戦士としてのバランスはとれているようだ。
特にAGIは高くて、159もある。
そういえばブラッド・ベアとの戦闘でも敵の周りを跳び回って、魔物を翻弄していたっけ。
「レクイルさんのクラスは巫女ですか・・・。
これは天職ですね。
天職持ちはとても珍しくて、巫女という天職の情報は少ないのですが、
予見や識別の能力に長けているようです。
ですがレベルが低すぎて、今のところ何のスキルも現れてはいませんね。」
一方で、妹のレクイルは天職持ちだという。
天職というのは生まれながらに具わっている職業で、これを持つ者は非常に少なくて、
そのスキルは独自の形態を取ることが多く、なおかつ強力な力を秘めているそうだ。
とはいえレベル3なので目立った特徴はない。
巫女という職業に関連しているのだろうか、WISだけが高くて他の数値はおしなべて低い。
魔法もスキルもない状態なので、戦闘に参加するのは厳しそうだ。
まあ、まだ幼いので当然と言えば、当然かもしれない。
「宜しくお願いします。タケル様。」
「タケル様はよしてくれ、普通にタケルで良いよ。」
「それでは、タケルさん。改めて宜しくお願いします。」
さすがに様付けは落ち着かないので、セフィアルには「タケルさん」でお願いする。
「タ、タケルお兄ちゃん。宜しくお願いします。」
レクイルは「タケルお兄ちゃん」か、なんか妹ができたみたいだな。
お兄ちゃん呼びに気を良くした俺が、頭をナデナデしてあげると、
嬉しそうに尻尾をブンブンと振って応えてくれる。
エクレールがジト目でこちらを見ているが、気にしないでおこう。
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