30 / 36
chapter.3 秘密
3-9 俺には、アイちゃんだけでいい。
しおりを挟む
暫し心を落ち着けてから、起き上がった。引き裂かれたシャツのボタンを床から拾い上げ、何とも惨めな気分になる。
その時、再びインターホンが鳴った。ギョッとして思わず玄関の方を見ると、その向こうから、
「おい、居んのか、ツヴァイ」
ドライだ。不機嫌そうな声音。何で、また? と動揺が走ったところで、すぐに、そうかと思い至る。ドライは〝催眠〟によってつい今しがたの出来事を忘れているから、彼にとってはこれが本日、初訪問な訳だ。
俺は内心、舌打ちした。「自分の部屋に戻って寝ろ」まで命令に含めておくべきだった。
取り急ぎ、室内の小型モニターの元まで向かった。まさかこの姿で出る訳にもいかないし、もう扉を開けるのも嫌だった。その間にもインターホンは忙しなく連打されている。どれだけ短気なんだ。
呆れる想いで通話ボタンを押した。
「……何」
良かった。声は震えていない。すると、何故か画面のドライも安堵の表情を見せた。
「居たのか。居んなら出てこいよ」
「やだよ。シャワー浴びてたところだから、服着てないし」
「……オレは気にしねーぞ」
「俺が気にするんだよ」
何だ、今の間。想像しただろ、お前。
気を取り直したように、ドライは続けた。
「てめぇ、今朝アインスの部屋から出てきただろ。何してたんだよ」
「何って、逆隣がうるさくて眠れないから、避難させてもらってただけだけど」
「本当にそれだけか?」
「それ以外に何があるっていうの? 男同士で」
「男同士……それもそうか」
ドライは妙に納得したように呟いた。どうもこいつは俺のことを女かなんかだと思っていたらしい。
「それじゃあ、俺もう疲れてるし、寝るから」
「アインスのとこには行かねーんだな?」
「君がうるさくしなければ、避難の必要もないでしょ。……アイちゃんと俺は何でもないんだから」
最後の言葉は自分にも刺さった。そうだ、アイちゃんにとって俺は、ただの仲間の内の一人だ。それ以上を望んではいけないし、望むつもりもない筈なのに、言葉にすると胸が痛むのは何故だろう。
ともかく、ドライはそれで退いてくれた。今度は対応を間違えずに済んでホッとした。
結局、何だったんだ? あいつ。何であんなにイライラしてたんだ?
子供扱いが直接の引き金になったのは確かだろうけど、どうもその前から不機嫌そうだった。俺とアイちゃんの仲を疑っていたようだけど……。
――オレを見ろよッ!
脳裏を過ったのは、先刻の苦しげなドライの叫びだった。
俺は今更のようにその可能性に行き当たって、ハッとした。
「え?」
まさかあいつ、俺のこと……?
これまでの嫌がらせみたいな行動も、もしかして俺の気を引きたかったから……?
「いや、そんな……」
馬鹿らしい。だとしても、何だというんだ。どうせ、顔だろう。顔か身体のどちらかだ。それ以外に俺を好きになる要素なんか、一つも無い。
――要らない。
他の人からの好意なんて、要らない。信用ならない。気持ち悪い。
「俺には、アイちゃんだけでいい」
アイちゃんだけが、俺の唯一。彼のことだけは、信じられる。
……だけど、この先ももしドライが同じような行動に出るとしたら、非常に厄介だ。嫉妬か何か知らないが、矛先がアイちゃんに向かわないとも限らない。
――いっそ、殺すか?
頭の中の悪魔が囁きかける。
殺るとしたら簡単な話だ。〝催眠〟に掛けて、「死ね」と命じればいいだけのこと。傍から見ればただの自殺。俺が疑われることはない。
――でも。
アイちゃんは、仲間を皆大切に思っている。問題事ばかりのドライだって、例外じゃない。誰か一人でも欠けたら、きっと悲しむ。
俺は、アイちゃんが悲しむところなんて、見たくない。
「駄目だ」
殺せない。その結論を、苦く吐き出した。
なのに、まさかあんな事になるなんて――。
◆◇◆
翌日、ドライは何事も無かったかのように、いつも通りにうざ絡みをしてきた。当然だ。彼の中では本当に何も無かったことになっているのだから。
俺も周囲に変に思われないよう、出来るだけいつも通りに接したつもりだ。
そのままいつも通りに日課の訓練を熟して、いつもと違ったのはアイちゃんが遂に〝吸血鬼〟としての固有能力に目覚めたことくらいで……。
夕食の席はお祝いムードで少し浮かれていたけれど、それ以外はいつもと変わりなく、平穏無事に一日が終わる筈だった。
――フュンフが暴走しなければ。
フュンフはいつ爆発してもおかしくない不発弾だった。一見、大人しくて目立たない彼だけれど、俺は彼の危うさに気付いていた。いつも前髪の隙間から俺たちを見る彼の目には、どこか苛烈な光があった。
それは、羨望なんていう生易しいものじゃない――嫉妬、もしくは憎悪の光だ。
うっかり刺激したら何をしてくるか分からなかったので、あまり関わらないようにしていたし、アイちゃんにも深く関わらせないようにさりげなく遠ざけていたのだけれど――ドライが、あっさりと地雷を踏んだ。
正直、ドライが殺られた辺りまでは、自業自得というか、むしろ胸がすっとしたりホッとしたりしたくらいだったけれど、フュンフがアイちゃんにまで害を及ぼそうとしたのは見過ごせなかった。
あんなに綺麗なアイちゃんを、汚そうとした――あるいは、フュンフにとっては〝それは絶対に出来っこないだろう〟と高を括ったただの煽り文句だったのかもしれないけれど。ともかく、俺には許し難い行為だった。
それで、つい――我を忘れて能力を使ってしまった。
〝アイちゃんを守れた〟〝アイちゃんの役に立てた〟……そう思ったら、甘美な幸福が脳髄を駆け上がり、絶頂しそうな程の快感に打ち震えた。
だって、これは既に汚れた俺にしか出来ない仕事だ。アイちゃんの為なら、俺はいくらでも汚穢を被ることが出来る。そして、そのことを誇りにすら思った。
――けれど、すぐに後悔した。
アイちゃんが、悲しんだ。
俺の行動は、あくまでも独り善がりな自慰行為だったと気が付いた。アイちゃんが嬉しくなければ、何の意味も無いのに。
分かっていた筈なのに、過ちを犯した。……なのに、アイちゃんはそんな俺を許した。
俺の能力のことも、気味悪がることなく目を逸らすこともなく、受け入れてくれた。
「お前は独りじゃない」と、優しい言葉を掛けてくれた。心配して、気に掛けてくれた。
――ありがとう。
アイちゃん、大好きだよ。
もう、同じことは繰り返さない。アイちゃんを悲しませるようなことは、しない。
この時、そう決意した筈だったのに――俺はまた、どこで間違えちゃったんだろうね?
その時、再びインターホンが鳴った。ギョッとして思わず玄関の方を見ると、その向こうから、
「おい、居んのか、ツヴァイ」
ドライだ。不機嫌そうな声音。何で、また? と動揺が走ったところで、すぐに、そうかと思い至る。ドライは〝催眠〟によってつい今しがたの出来事を忘れているから、彼にとってはこれが本日、初訪問な訳だ。
俺は内心、舌打ちした。「自分の部屋に戻って寝ろ」まで命令に含めておくべきだった。
取り急ぎ、室内の小型モニターの元まで向かった。まさかこの姿で出る訳にもいかないし、もう扉を開けるのも嫌だった。その間にもインターホンは忙しなく連打されている。どれだけ短気なんだ。
呆れる想いで通話ボタンを押した。
「……何」
良かった。声は震えていない。すると、何故か画面のドライも安堵の表情を見せた。
「居たのか。居んなら出てこいよ」
「やだよ。シャワー浴びてたところだから、服着てないし」
「……オレは気にしねーぞ」
「俺が気にするんだよ」
何だ、今の間。想像しただろ、お前。
気を取り直したように、ドライは続けた。
「てめぇ、今朝アインスの部屋から出てきただろ。何してたんだよ」
「何って、逆隣がうるさくて眠れないから、避難させてもらってただけだけど」
「本当にそれだけか?」
「それ以外に何があるっていうの? 男同士で」
「男同士……それもそうか」
ドライは妙に納得したように呟いた。どうもこいつは俺のことを女かなんかだと思っていたらしい。
「それじゃあ、俺もう疲れてるし、寝るから」
「アインスのとこには行かねーんだな?」
「君がうるさくしなければ、避難の必要もないでしょ。……アイちゃんと俺は何でもないんだから」
最後の言葉は自分にも刺さった。そうだ、アイちゃんにとって俺は、ただの仲間の内の一人だ。それ以上を望んではいけないし、望むつもりもない筈なのに、言葉にすると胸が痛むのは何故だろう。
ともかく、ドライはそれで退いてくれた。今度は対応を間違えずに済んでホッとした。
結局、何だったんだ? あいつ。何であんなにイライラしてたんだ?
子供扱いが直接の引き金になったのは確かだろうけど、どうもその前から不機嫌そうだった。俺とアイちゃんの仲を疑っていたようだけど……。
――オレを見ろよッ!
脳裏を過ったのは、先刻の苦しげなドライの叫びだった。
俺は今更のようにその可能性に行き当たって、ハッとした。
「え?」
まさかあいつ、俺のこと……?
これまでの嫌がらせみたいな行動も、もしかして俺の気を引きたかったから……?
「いや、そんな……」
馬鹿らしい。だとしても、何だというんだ。どうせ、顔だろう。顔か身体のどちらかだ。それ以外に俺を好きになる要素なんか、一つも無い。
――要らない。
他の人からの好意なんて、要らない。信用ならない。気持ち悪い。
「俺には、アイちゃんだけでいい」
アイちゃんだけが、俺の唯一。彼のことだけは、信じられる。
……だけど、この先ももしドライが同じような行動に出るとしたら、非常に厄介だ。嫉妬か何か知らないが、矛先がアイちゃんに向かわないとも限らない。
――いっそ、殺すか?
頭の中の悪魔が囁きかける。
殺るとしたら簡単な話だ。〝催眠〟に掛けて、「死ね」と命じればいいだけのこと。傍から見ればただの自殺。俺が疑われることはない。
――でも。
アイちゃんは、仲間を皆大切に思っている。問題事ばかりのドライだって、例外じゃない。誰か一人でも欠けたら、きっと悲しむ。
俺は、アイちゃんが悲しむところなんて、見たくない。
「駄目だ」
殺せない。その結論を、苦く吐き出した。
なのに、まさかあんな事になるなんて――。
◆◇◆
翌日、ドライは何事も無かったかのように、いつも通りにうざ絡みをしてきた。当然だ。彼の中では本当に何も無かったことになっているのだから。
俺も周囲に変に思われないよう、出来るだけいつも通りに接したつもりだ。
そのままいつも通りに日課の訓練を熟して、いつもと違ったのはアイちゃんが遂に〝吸血鬼〟としての固有能力に目覚めたことくらいで……。
夕食の席はお祝いムードで少し浮かれていたけれど、それ以外はいつもと変わりなく、平穏無事に一日が終わる筈だった。
――フュンフが暴走しなければ。
フュンフはいつ爆発してもおかしくない不発弾だった。一見、大人しくて目立たない彼だけれど、俺は彼の危うさに気付いていた。いつも前髪の隙間から俺たちを見る彼の目には、どこか苛烈な光があった。
それは、羨望なんていう生易しいものじゃない――嫉妬、もしくは憎悪の光だ。
うっかり刺激したら何をしてくるか分からなかったので、あまり関わらないようにしていたし、アイちゃんにも深く関わらせないようにさりげなく遠ざけていたのだけれど――ドライが、あっさりと地雷を踏んだ。
正直、ドライが殺られた辺りまでは、自業自得というか、むしろ胸がすっとしたりホッとしたりしたくらいだったけれど、フュンフがアイちゃんにまで害を及ぼそうとしたのは見過ごせなかった。
あんなに綺麗なアイちゃんを、汚そうとした――あるいは、フュンフにとっては〝それは絶対に出来っこないだろう〟と高を括ったただの煽り文句だったのかもしれないけれど。ともかく、俺には許し難い行為だった。
それで、つい――我を忘れて能力を使ってしまった。
〝アイちゃんを守れた〟〝アイちゃんの役に立てた〟……そう思ったら、甘美な幸福が脳髄を駆け上がり、絶頂しそうな程の快感に打ち震えた。
だって、これは既に汚れた俺にしか出来ない仕事だ。アイちゃんの為なら、俺はいくらでも汚穢を被ることが出来る。そして、そのことを誇りにすら思った。
――けれど、すぐに後悔した。
アイちゃんが、悲しんだ。
俺の行動は、あくまでも独り善がりな自慰行為だったと気が付いた。アイちゃんが嬉しくなければ、何の意味も無いのに。
分かっていた筈なのに、過ちを犯した。……なのに、アイちゃんはそんな俺を許した。
俺の能力のことも、気味悪がることなく目を逸らすこともなく、受け入れてくれた。
「お前は独りじゃない」と、優しい言葉を掛けてくれた。心配して、気に掛けてくれた。
――ありがとう。
アイちゃん、大好きだよ。
もう、同じことは繰り返さない。アイちゃんを悲しませるようなことは、しない。
この時、そう決意した筈だったのに――俺はまた、どこで間違えちゃったんだろうね?
10
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
孤独な蝶は仮面を被る
緋影 ナヅキ
BL
とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。
全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。
さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。
彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。
あの日、例の不思議な転入生が来るまでは…
ーーーーーーーーー
作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。
学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。
所々シリアス&コメディ(?)風味有り
*表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい
*多少内容を修正しました。2023/07/05
*お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25
*エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20
偏食の吸血鬼は人狼の血を好む
琥狗ハヤテ
BL
人類が未曽有の大災害により絶滅に瀕したとき救済の手を差し伸べたのは、不老不死として人間の文明の影で生きていた吸血鬼の一族だった。その現筆頭である吸血鬼の真祖・レオニス。彼は生き残った人類と協力し、長い時間をかけて文明の再建を果たした。
そして新たな世界を築き上げた頃、レオニスにはひとつ大きな悩みが生まれていた。
【吸血鬼であるのに、人の血にアレルギー反応を引き起こすということ】
そんな彼の前に、とても「美味しそうな」男が現れて―――…?!
【孤独でニヒルな(絶滅一歩手前)の人狼×紳士でちょっと天然(?)な吸血鬼】
◆閲覧ありがとうございます。小説投稿は初めてですがのんびりと完結まで書いてゆけたらと思います。「pixiv」にも同時連載中。
◆ダブル主人公・人狼と吸血鬼の一人称視点で交互に物語が進んでゆきます。
◆現在・毎日17時頃更新。
◆年齢制限の話数には(R)がつきます。ご注意ください。
◆未来、部分的に挿絵や漫画で描けたらなと考えています☺
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
超美形魔王が勇者の俺に嫁になれとほざいている件
むらびっと
BL
勇者のミオ・フロースドは魔王に負け死ぬはずだった
しかし魔王はミオをなんと嫁に欲しいとほざき始めた
負け犬勇者と美形魔王とのラブコメライフが始まる!
⚠️注意:ほぼギャグ小説です
天涯孤独になった少年は、元兵士の優しいオジサンと幸せに生きる
ir(いる)
BL
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元兵士の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。

例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…
東間
BL
ゲームの世界に転生した留木原 夜は悪役の役目を全うした…愛した者の手によって殺害される事で……
だが、次目が覚めて鏡を見るとそこには悪役の幼い姿が…?!
ゲームの世界で再び悪役を演じる夜は最後に何を手に?
攻略者したいNO1の悪魔系王子と無自覚天使系悪役公爵のすれ違い小説!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる