23 / 57
第23話 へそ出しチアガール
しおりを挟む
扉を開いた先に、待っていたのは見知った顔の人物だった。
「こんにちは、日向くん」
「キミは、あの時の!」
栗鼠みたいにくりくりとした瞳の、地味めながらに愛らしい印象の男子生徒――姫選抜会の折にオレの応援演説をした〝35番〟の子だ。
「ちゃんと名乗るのは初めてだったよね。改めまして、僕は朝倉 瞬といいます」
「どうして、ここに?」
「そ・れ・は・ね!」
ずいと背後から圧の強い声が割って入った。オレを呼び出した張本人、オネエ先輩こと被服部部長、蝶野 麗一先輩だ。
「シュンちゃんが被服部の一員になったからよっ!」
「僕も何かで日向くんを支えられたらな、と思って」
蝶野先輩の説明に、35番こと朝倉がはにかんだ。
「被服部の中でも直接姫と関わる役割は、絶対に姫に対して下心を抱かない子じゃないと務まらないから、今まではほぼアタシ一人が担当してたんだけど、シュンちゃんなら自身もキュートだから安心でしょ? ってことで、アタシの後継として新たな姫担当に育てようかと思ってるのよ。アタシももう三年生だからねぇ」
「が、頑張ります!」
「そっか、オレも関わるなら知った人の方が嬉しいし……改めて、これからよろしくな、朝倉」
「うん、こちらこそ!」
互いに挨拶を交わして微笑み合う。そんな少し浮ついた空気を、この場に居た今一人の発言が切り裂いた。
「で? 何? 用事ってそれだけ? なら、帰るけど」
不満げに吐き捨てたのは、ピンクのウルフカットに赤いカラコンの美少女然とした美少年、二年の代表姫、棗 夕莉先輩だ。
オレ達は放課後、蝶野先輩に話があるからと例の衣装部屋に呼び出されていた。歴代の姫の為に誂えられた衣装が並ぶ、姫専用の更衣室でもあるここは、一部の被服部生徒を除く、原則他者は入室禁止。それは姫の護衛人も例外ではなく、御影さんと巌隆寺さんは現在、室外待機となっていた。
覗き防止の為に扉は施錠可能、入口には監視カメラまで設置された徹底ぶりだが、水泳部での経験を経た今では、最早その対策もやり過ぎだとは思わなくなった。
――〝姫〟に欲情する生徒は、確かに居る。
「ユーリちゃんは相変わらずせっかちねぇ。シュンちゃんの紹介もしたかったけど、勿論それだけじゃないわよ。来る五月の体育祭に向けて、新衣装のデザインの確認と、採寸がしたかったのよ」
肩を竦める蝶野先輩の言に、オレは目を丸くした。
「体育祭の、新衣装?」
「ええ、学園長か生徒会役員、もしくは体育祭実行委員からまだ何も聞いてない? 体育祭では姫は毎年チアリーダーをやるのよ」
「ちっチアリーダー!?」
「そう、特定の組じゃなくて生徒全体を応援する、ね。可愛いチアガールの衣装で、音楽に合わせてちょっとしたダンスを披露して、生徒達の士気を上げるお仕事よ」
「で、でもオレ、踊れないんですけど!?」
「大丈夫よ。何もそんな本格的なアクロバットみたいなものじゃなくていいんだから。選曲と振り付けはアナタ達姫同士で話し合って決めてちょうだいね。今年は二人しか居ないけど」
え、えぇー……そんなの聞いてないし!
思わず、棗先輩の方を見る。ツンと澄まし顔のユーリ姫様は、我関せずといった風で、こちらに見向きもしない。
「それで、衣装案なんだけど、こんなのどうかしら?」
次いで蝶野先輩がファイルから取り出した書類を提示した。そこに描かれていたのは、成程確かにチアガールっぽい衣装のデザイン画だ。
でも、これ……。
「めっちゃお腹出てるんだけど!?」
あろうことか、おへそがガッツリと出るショート丈トップスだった。それに、ギャザーの内側が白い縦縞になったミニスカートが合わせられている。所々にリボンが付いていたり、背中に悪魔や天使の羽根が描かれていたりと、製作者の拘りが窺えるが……。
「大丈夫よぉ。五月とはいえ、体育祭だもの。身体動かしてれば熱くなるわよ」
「いや、冷えるとかじゃなくて!」
大分恥ずかしいって!
「色はそれぞれのイメージカラーで、ユーリちゃんがピンク、ハルちゃんがイエローで、ユーリちゃんの背中には悪魔の羽根、ハルちゃんの背中には天使の羽根が描かれているのよ! 可愛いでしょー?」
「ボクは別にそれでいいよ」
「!?」
「やったぁ! じゃあ、これで進めていくわね!」
棗先輩の投げやりなGOサインで、方針が決まってしまった。
え? マジでそれでいくの? へそ、出てるけど!?
「それじゃあ、次は採寸の方、行きましょう!」
メジャーを片手に意気揚々と蝶野先輩が音頭を取ると、棗先輩は今度はNOサインを出した。
「あ、ボクはパスで。特に前とサイズ変わってないから」
「あら、でも育ち盛りの高校生なんだから、頻繁に測っておかないと」
「時間の無駄。そんなにすぐに変化する訳ないじゃん。ボクはそっちの素人と違って、ちゃんと食事や運動にも気を遣ってスタイルを維持してるんだから」
突き刺すような視線がオレに向けられる。思わず怯んだ。
「じゃあ、後はよろしく」と、手をひらひら、そのまま退室しようとする棗先輩に、オレは慌てて訊ねた。
「ま、待ってください! ダンスの曲とか振り付けとかの話し合いって、いつ……」
「面倒臭いなぁ。そんなの、適当に決めといてよ。安心して? 鈍臭いお前と違って、ボクはどんなダンスも完璧にこなしてみせるから」
「じゃあね」と、今度こそ立ち止まらずに出ていってしまう棗先輩。ピシャリと叩き付けるような閉扉音が、無情にも室内に鳴り響いた。
「あらら、困ったわね」
頬に手を当てて小さく嘆息する蝶野先輩の言葉を背に、オレは伸ばした手の行き場を失い、その場に硬直していた。
「こんにちは、日向くん」
「キミは、あの時の!」
栗鼠みたいにくりくりとした瞳の、地味めながらに愛らしい印象の男子生徒――姫選抜会の折にオレの応援演説をした〝35番〟の子だ。
「ちゃんと名乗るのは初めてだったよね。改めまして、僕は朝倉 瞬といいます」
「どうして、ここに?」
「そ・れ・は・ね!」
ずいと背後から圧の強い声が割って入った。オレを呼び出した張本人、オネエ先輩こと被服部部長、蝶野 麗一先輩だ。
「シュンちゃんが被服部の一員になったからよっ!」
「僕も何かで日向くんを支えられたらな、と思って」
蝶野先輩の説明に、35番こと朝倉がはにかんだ。
「被服部の中でも直接姫と関わる役割は、絶対に姫に対して下心を抱かない子じゃないと務まらないから、今まではほぼアタシ一人が担当してたんだけど、シュンちゃんなら自身もキュートだから安心でしょ? ってことで、アタシの後継として新たな姫担当に育てようかと思ってるのよ。アタシももう三年生だからねぇ」
「が、頑張ります!」
「そっか、オレも関わるなら知った人の方が嬉しいし……改めて、これからよろしくな、朝倉」
「うん、こちらこそ!」
互いに挨拶を交わして微笑み合う。そんな少し浮ついた空気を、この場に居た今一人の発言が切り裂いた。
「で? 何? 用事ってそれだけ? なら、帰るけど」
不満げに吐き捨てたのは、ピンクのウルフカットに赤いカラコンの美少女然とした美少年、二年の代表姫、棗 夕莉先輩だ。
オレ達は放課後、蝶野先輩に話があるからと例の衣装部屋に呼び出されていた。歴代の姫の為に誂えられた衣装が並ぶ、姫専用の更衣室でもあるここは、一部の被服部生徒を除く、原則他者は入室禁止。それは姫の護衛人も例外ではなく、御影さんと巌隆寺さんは現在、室外待機となっていた。
覗き防止の為に扉は施錠可能、入口には監視カメラまで設置された徹底ぶりだが、水泳部での経験を経た今では、最早その対策もやり過ぎだとは思わなくなった。
――〝姫〟に欲情する生徒は、確かに居る。
「ユーリちゃんは相変わらずせっかちねぇ。シュンちゃんの紹介もしたかったけど、勿論それだけじゃないわよ。来る五月の体育祭に向けて、新衣装のデザインの確認と、採寸がしたかったのよ」
肩を竦める蝶野先輩の言に、オレは目を丸くした。
「体育祭の、新衣装?」
「ええ、学園長か生徒会役員、もしくは体育祭実行委員からまだ何も聞いてない? 体育祭では姫は毎年チアリーダーをやるのよ」
「ちっチアリーダー!?」
「そう、特定の組じゃなくて生徒全体を応援する、ね。可愛いチアガールの衣装で、音楽に合わせてちょっとしたダンスを披露して、生徒達の士気を上げるお仕事よ」
「で、でもオレ、踊れないんですけど!?」
「大丈夫よ。何もそんな本格的なアクロバットみたいなものじゃなくていいんだから。選曲と振り付けはアナタ達姫同士で話し合って決めてちょうだいね。今年は二人しか居ないけど」
え、えぇー……そんなの聞いてないし!
思わず、棗先輩の方を見る。ツンと澄まし顔のユーリ姫様は、我関せずといった風で、こちらに見向きもしない。
「それで、衣装案なんだけど、こんなのどうかしら?」
次いで蝶野先輩がファイルから取り出した書類を提示した。そこに描かれていたのは、成程確かにチアガールっぽい衣装のデザイン画だ。
でも、これ……。
「めっちゃお腹出てるんだけど!?」
あろうことか、おへそがガッツリと出るショート丈トップスだった。それに、ギャザーの内側が白い縦縞になったミニスカートが合わせられている。所々にリボンが付いていたり、背中に悪魔や天使の羽根が描かれていたりと、製作者の拘りが窺えるが……。
「大丈夫よぉ。五月とはいえ、体育祭だもの。身体動かしてれば熱くなるわよ」
「いや、冷えるとかじゃなくて!」
大分恥ずかしいって!
「色はそれぞれのイメージカラーで、ユーリちゃんがピンク、ハルちゃんがイエローで、ユーリちゃんの背中には悪魔の羽根、ハルちゃんの背中には天使の羽根が描かれているのよ! 可愛いでしょー?」
「ボクは別にそれでいいよ」
「!?」
「やったぁ! じゃあ、これで進めていくわね!」
棗先輩の投げやりなGOサインで、方針が決まってしまった。
え? マジでそれでいくの? へそ、出てるけど!?
「それじゃあ、次は採寸の方、行きましょう!」
メジャーを片手に意気揚々と蝶野先輩が音頭を取ると、棗先輩は今度はNOサインを出した。
「あ、ボクはパスで。特に前とサイズ変わってないから」
「あら、でも育ち盛りの高校生なんだから、頻繁に測っておかないと」
「時間の無駄。そんなにすぐに変化する訳ないじゃん。ボクはそっちの素人と違って、ちゃんと食事や運動にも気を遣ってスタイルを維持してるんだから」
突き刺すような視線がオレに向けられる。思わず怯んだ。
「じゃあ、後はよろしく」と、手をひらひら、そのまま退室しようとする棗先輩に、オレは慌てて訊ねた。
「ま、待ってください! ダンスの曲とか振り付けとかの話し合いって、いつ……」
「面倒臭いなぁ。そんなの、適当に決めといてよ。安心して? 鈍臭いお前と違って、ボクはどんなダンスも完璧にこなしてみせるから」
「じゃあね」と、今度こそ立ち止まらずに出ていってしまう棗先輩。ピシャリと叩き付けるような閉扉音が、無情にも室内に鳴り響いた。
「あらら、困ったわね」
頬に手を当てて小さく嘆息する蝶野先輩の言葉を背に、オレは伸ばした手の行き場を失い、その場に硬直していた。
2
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

アルファな俺が最推しを救う話〜どうして俺が受けなんだ?!〜
車不
BL
5歳の誕生日に階段から落ちて頭を打った主人公は、自身がオメガバースの世界を舞台にしたBLゲームに転生したことに気づく。「よりにもよってレオンハルトに転生なんて…悪役じゃねぇか!!待てよ、もしかしたらゲームで死んだ最推しの異母兄を助けられるかもしれない…」これは第二の性により人々の人生や生活が左右される世界に疑問を持った主人公が、最推しの死を阻止するために奮闘する物語である。
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。

ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる