変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

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東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視と受け止められてる発言。謝罪会見しても発言の撤回はできない。その理由。

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もともとオリンピック開催を否定的に感じてる人が多い状況で、
森会長が余計なことを言ってしまった。


女性蔑視と受け取られかねない発言は、さすがにやばかった。
女性蔑視は、日本国内だけでなく、世界の中で敏感な団体が多いし、
そういうものを背負ってオリンピックに出場するような選手もいるくらいなので、
東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長が、そういう発言をしちゃうと、
これはさすがに、世界からもイメージダウンになる。


謝罪会見をして、発言を撤回したけど言ってしまったことは、
撤回する事はできないです。
なぜなら、人々の記憶に残ってしまったから。


森会長の発言で、問題視されてた部分。
⬇︎

ーーーーーー

「女性理事を選ぶっていうのは文科省がうるさく言うんです。
 だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。
 女性っていうのは競争意識が強い。
 誰か一人が手を挙げて言われると、
 自分も言わないといけないと思うんでしょうね。
 それで、みんな発言される。

 女性の数を増やしていく場合は、
 この発言の時間もある程度は規制をしておかないと
 なかなか終わらないので困る、と誰かが言っていた。

 私どもの組織委員会にも女性は7人くらいおられる。
 みんなわきまえておられて、みんな競技団体のご出身で、
 国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりですから、
 お話も的を射たご発信をされて非常にわれわれも役立っている」

ーーーーーー


何でわざわざこういう発言してるのか経緯が分からないけど、
公の場で、わざわざ言う必要あるのか?

これっていわば愚痴じゃないですか。
友達同士とか同僚間で、個人とのやり取りの中で
話すような内容じゃないかなって思う。
みんなの前で話すことではないよね。
わざわざ公の場で言う事自体が、おかしい。

ただ、森会長は、首相の時も問題発言が多かったし、
森喜朗=問題発言の人のイメージしかないので、
そもそも何でこの人をオリンピック組織委員会の会長にしてるのか?

森さんを会長に選ぶ時点で、こういう問題が起きるリスクがあるのは、
一般人の僕でも分かる。
僕にとっては、想定内の出来事でもある。


森会長の仕事を評価する人達もいる。
スポーツ界をはじめとして、様々なパイプを持っているので、
東京オリンピック開催に、森会長は欠かせない人物と評価してる人達もいる。

森さんみたいなタイプって、相談役的な立場で裏で動いてもらって、
公の場に立つのは別の人を立てた方がいいんだけどなって思う。
まあ、森さんが出たがりなのかもしれないけど。
メディアとかにも、出ちゃうもんね。
会長が出るって珍しいもんね。
普通は、広報担当みたいな役割の人がだいたいいるから。
森さんを止められないのも、組織的にどうなのかなと思ってしまう。


火に油を注ぐって言葉がありますが、まさにこれのことですよね。
しかも、全く燃えてない場所に、わざわざガソリン撒きにいって、
関係ないところにまで火を広げて、大火事にしちゃった。
しかも、それを世界にまで広げちゃった。
ここまでいくと、もう見守るしかないというか、
フォローのしようがないというか。


大阪府の吉村知事は、こんな指摘してました。
⬇︎
「会議で話が長いとすれば、会議を取り仕切る人に問題があると思う。
会議の目的や発言時間を主催者が整理するとかすればいい」


僕も同じ事を思います。
自分も仕事でいろんな会議に出席してきたけど、
進行役がしっかりしてれば、会議は時間内に終わります。
それに、女性だから話が長いと思ったこともない。

男性であっても、情報を整理できてなかったり、説明が下手な人は、
話が長くなるし。
男性しかいない会議でも、グダグダなまま終わる場合もあるし。
女性であっても、情報を整理できて、要点をまとめられてる人は、
短い時間で端的に話ができるし。
会議での話の長い短いに、男か女かは関係ない。
だから僕は、森会長の言った事は、ズレてると思ってる。


森会長は謝罪会見しましたが、森会長自身が女性を良く思ってないのは、
確かだと思います。
その理由は、この言葉にあります。

「女性理事を選ぶっていうのは文科省がうるさく言うんです。
 だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。」


女性理事を選べと文科省に言われる事に対して、
「うるさい」と思っている。
森会長自身が女性を良く思ってないからこそ、
「うるさい」と感じるんだと思うんです。


僕も、男性の管理者しかいない職場で、上司に対して、
『女性の管理者を登用すべき』と訴えた事があります。
男だけだと、抜け漏れが発生しやすく、
どうしても管理の仕方もずさんになりやすくなるので、
女性の細かな気付きがあった方が、
組織の管理としてもしっかりするので、
また組織としてのバランスも取れるので、
女性管理者の重要性を訴えた事があります。

上司はその意見を理解してくれて、
すぐに女性の管理者を登用しました。

つまり女性の重要性を分かっていたら、
文科省がうるさいなんて思わないはずなんです。

そうだな、確かに女性の意見も取り入れた方がいいな。
じゃあ、女性の理事も増やさなきゃなって思うはずなんです。
それをうるさいと思う時点で、女性蔑視が根底にあるからだと思う。
女性蔑視が根底にあるから、そのまま愚痴を言い続けるんだと思う。
そのまま女性に対する悪口を言い続けてしまったこと自体が、
女性を良く思ってないからだと思うんです。


本当に女性の重要性を分かっていたら、
こういう発言になるはず。

 『文科省から女性理事を選ぶように言われてきました。
 私どもの組織委員会にも女性は7人くらいおられる。
 みんなわきまえておられて、みんな競技団体のご出身で、
 国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりですから、
 お話も的を射たご発信をされて非常にわれわれも役立っている。
 女性の理事を選んで正解だったと思ってる』


女性の重要性を分かっていたら、わざわざ愚痴を言わずに、
そのまま女性を褒めるはずなんです。
オリンピックの組織委員会の女性理事に不満がないのであれば、
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」のくだりは、
わざわざ言う必要ないし。


それがもし別の組織の事で、過去のことであるなら、
なおさら、わざわざ公の場で今言う必要がない。


だから、わざわざそういう事を発言するって事は、
森会長自身が、女性に対して良く思ってないからだとしか思えない。
森会長自身に、女性蔑視が根底にあるとしか思えない。

だから、謝罪会見で発言撤回したとしても、
説得力が全くないし、悪いと思ってるようにも見えないし。

最後の方で、自分の組織の女性をフォローしていたとしても、
その前に、女性の悪口を言ってしまったら、
とりあえず、自分の組織にいる女性は敵にまわさないように、
無理矢理フォローいれた感じしかしないんです。

だから、フォローしてても説得力がない。
愚痴の方が本心に感じてしまう。


こういう問題があると、森会長と親しい人なんかが、
森さんは良い人で、プライベートでもこういう付き合いがあって、
森さんは良い人であり、悪い人間ではないと言う人がいるんだけど、
プライベートとか個人の付き合いは、関係ないです。
だいたい、自分の組織の立場をわきまえずに、影響力も考えずに、
思いつきで喋ってしまう時点で、もう良い人ではないんですよね。
本当に良い人は、そういう事しないので。

大事なことは、組織のトップにふさわしい人物かどうかだから。
組織の責任職の良し悪しを決める基準は、そこだから。


もう、とっくの昔に昭和は終わってんだよ。
20世紀も、終わってんだよ。
21世紀になって、20年も経ってるんだよ。
現代のオリンピックに、この人はまだ必要なんですか?

まだ必要なんだとしたら、森会長のままって事は、
日本はまだ昭和の感覚のままです。
日本はまだ20世紀の感覚のままです。
という事を、日本が世界にアピールしてるようなもんだ。

これが、先進国のやるオリンピックの姿なんでしょうか?

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