変態紳士 白嘉の価値観

創価学会員が公明党を応援する事は政教一致ではないけど、 与党にいる公明党と創価学会の関係性が政教一致に近づいているようにも見える。

創価学会員が公明党を応援する事は政教一致ではないけど、
与党にいる公明党と創価学会の関係性が政教一致に近づいているようにも見える。



デイリー新潮の記事で、今回初入閣した「平沢勝栄」氏は、
衆院選で『山口那津男』氏に勝った事で、
創価学会から仏敵扱いされていると書かれていた。


デイリー新潮の記事では、今回初入閣した「平沢勝栄」氏は、
24年前の1996年の衆院選に東京17区から出馬し、
その時に、公明党から出ていた山口那津男氏に、
選挙で勝ってしまったことで、創価学会から仏敵扱いされ、
さらにその4年後の衆院選でも山口那津男氏を破って再選。



こう書かれていて、平沢勝栄氏が選挙で山口那津男氏に勝ったから、
仏敵扱いされるようになったという内容になっていて、
仏敵にされてた理由が間違っていると思った。



選挙に負けたから、平沢勝栄氏が仏敵になったわけじゃないです。
平沢勝栄氏は、創価学会にとっては、もともと仏敵だったんです。
特に自民党の中でも、亀井静香氏と白川勝彦氏と平沢勝栄氏は、
特に創価学会から仏敵だと思われてました。

それは、なぜか？
この人達は、創価学会と公明党の関係を認めてなかったから。
創価学会と公明党は政教一致だと批判をしていた。
国会でも言ってたし、テレビの討論番組でも言ってたし。
国会やテレビで、散々創価学会の悪口を言っていた。

だから、選挙に負けたから仏敵扱いしてたわけじゃなく、
もともと仏敵だったんです。


選挙で負けたから仏敵扱いするようになったという記事は、
仏敵扱いするようになった理由としては、間違ってます。



そもそも、政教一致とか政教分離とは何なのか？
それは、憲法20 条に書かれています。


憲法第20条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
いかなる宗教団体も、国から特権を受け、
又は政治上の権力を行使してはならない。
2　何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3　国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。


つまり、「宗教団体が国から特別優遇措置を受けること」
「宗教団体が、政治上の権力を行使すること」を禁止しています。
また、「国自身が、宗教教育をすること」と「国自身が宗教活動行うこと」を
禁止しています。


国が特定の宗教を特別扱いしない事。
宗教団体が政治上の権力を行使しない事。
これが、政教分離なので、創価学会員が公明党を応援する事自体は、
政教一致にはならないわけです。



ただ、今、公明党は与党にいます。
創価学会の要望を与党にいる公明党が政策にして、
その法案を成立させたら、これは政教一致にならないのでしょうか？


最近あった10万円給付の問題も、
創価学会が公明党に要望を出して、
公明党がそれを政府に要望を出して、
それが通ったのだとしたら、
創価学会が政治運営を変えたことにならないか？

それって、国が特定の宗教を特別扱いしてる事にならない？
宗教団体が政治上の権力を行使してるように見えないか？


公明党が与党にいるからこそ余計に、
創価学会の影響力は、政教一致に近づいてると思うんです。


公明党が野党にいる時は、創価学会の要望を政策に反映しても、
野党だから、そんなに目立たないわけです。
与党が賛成しないと法案も通らないから、
そこって、見えにくい部分だったんです。
政府との距離があったから、うまくやれたわけです。



だけど、与党にいると創価学会の影響力がそのまま、
政府の政治運営に直接的に影響を及ぼしてしまって、
それがそのまま国の動きになってるように見えてしまうから、
僕は、それって政教一致にならないのかな？って思う。


そういうのもあるから、僕は公明党は野党のほうがいいと思うんです。
与党にいて影響力があると、政教一致に繋がりかねないから。

創価学会の影響力が大きければ大きいほど、
公明党が与党にいると、政教一致に繋がる可能性がある。

与党にいると、政教一致じゃないと言っても、説得力がない。
だから僕は、野党にいて欲しい。
野党で、政府とうまいこと距離を取りながら、
あまり創価学会という存在が目立ちすぎない程度に
政治運営をして欲しい。


とにかく自民党から離れておくれ！


与党にいるのであれば、創価学会との距離をとった方がいい。
公明党が与党にいるのであれば、創価学会も距離感を考えた方がいい。
憲法違反に見えて、世間からのイメージも悪くなるし。



今の創価学会の影響力が、そのまま国の政治運営に繋がるのは、
僕は、あまり良くないんじゃないかなぁと思う。