変態紳士 白嘉の価値観

東京の夜の街の感染者が多いという報道への疑問と、満員電車を再び作り出してしまった小池都知事の詰めの甘さ。

東京は、緊急事態宣言解除されたのが5月25日（月）。
緊急事態宣言解除された一週間後の6月1日（月）から今日も含めて4日連続で2桁の感染者。

緊急事態宣言の解除で気が緩んで、感染者が増えたと言ってる人達もいるけど、そもそも僕は、何に対して気が緩んでると言ってるのか疑問。

会社に出勤する人が増えて、学校に通学する人が増えて、電車に乗ってる人が多くなったのは、それは気の緩みじゃなく、会社に出勤しろと指示されてるからであり、学校から登校しろと指示されてるからであり、それは、個人の気の緩みで行動したわけではないから、そういうのは気の緩みとは言わないのではないかと思う。

そもそも気になるのは、なぜ感染者が増えているのか。
緊急事態宣言解除後に気が緩んで増えたと言うのは、本当なのか？


なぜそう思うのかというと、連日の報道で言われてるのは、夜の街での感染者が増えているという事。

夜の街で遊んでる人って、緊急事態宣言期間中も遊んでたんじゃないのか？
そうだとしたら、緊急事態宣言が解除されて気の緩みで増えたんじゃなく、もともと遊んでた人達が、今のタイミングで感染しただけじゃないのか？とも思ってしまう。

それが、たまたま緊急事態宣言解除後の感染になっただけで。
それとも、夜の街で感染してる人達は、緊急事態宣言期間中は全く遊んでなくて、緊急事態宣言解除されてから遊び始めたのか？


そこら辺どうなんだろう。
緊急事態宣言解除が、感染者の増加と本当に関係あるのか。
そこは、検証してみないと分からない気がする。


夜の街の感染者が多いという事で、
東京都は夜の街をパトロールして、
不要不急の外出を控えるよう注意を促すそうです。


僕は、それって効果ないんじゃないのか？と思う。
だって連日、夜の街で感染者が出てると報道されていて、
都知事も会見で、夜の街に行かないでと言っていて、
その状況でも、なお今、夜の街に行くわけだから、
普通に考えて、効果があると思えないんですよね。


そもそも人間という生き物は、欲をなくす事はできないんです。
欲を消し去ることはできないんです。


緊急事態宣言期間中含め、若い人達なども含めて、
なぜ多くの人達が自粛をできていたのか？
日本人が真面目だからってのもあるけど、それだけじゃない。

普段行ってるお店や趣味娯楽施設が、お休みしてたからです。
行きたい欲があっても、営業してないから行けないわけです。
営業してないから、欲が出ても、諦めやすかったわけです。


つまり、営業させないのが一番効果あるんです。


ただ、夜の街の感染者の割合が多いという報道に関して、
本当にそうなのか？と疑ってしまう部分もあります。


夜の街の感染者が多いという報道を、まとめてみました。


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①5月19～25日かけて感染が確認された48人のうち、約1割の5人が夜の繁華街での接待を伴う飲食業の従業員やその客。
5月26～6月1日には、感染者90人のうち、およそ3割にあたる26人にものぼった。
中には飲食店で20人から30人が集まって開かれたイベントで、6月1日までに少なくとも4人の感染が確認された例もあるということです。

②2日の新規感染者34人のうち8人は夜の繁華街での感染が疑われる若い世代だった。
　感染経路が不明なのは12人。

③2日までの1週間に確認された感染者114人のうち約3割にあたる32人が、休業要請が解除されていない接待を伴う飲食店従業員など「夜の街」に関係するという。
このうち約4割が新宿区での感染とみられるという。

④東京都は3日、感染者が新たに12人確認されたと発表した。
　都によると、12人のうち6人は感染経路がたどれていない。
　また、うち7人は「夜の街」に関連しているとみられる。

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④はほぼ半数なので除外します。
①～③をひとつひとつ見てみると。


① 5月26～6月1日には、感染者90人のうち、およそ3割にあたる26人が夜の繁華街の感染者だったのだとしたら、夜の繁華街以外で感染してる人が7割なわけでしょ。

　夜の繁華街の感染者3割。
　夜の繁華街以外の感染者7割。
　3割と7割は、どっちが多いんでしょうか？


②2日の新規感染者34人のうち8人は夜の繁華街での感染者だとしたら、夜の繁華街の感染者8人で、夜の繁華街以外の感染者26人。
8人と26人はどちらが多いんでしょうか？


③2日までの1週間に確認された感染者114人のうち約3割にあたる32人が「夜の街」で感染してるのだとしたら、やっぱり同じ疑問。

　夜の街の感染者3割。
　夜の街以外の感染者7割。
　3割と7割は、どっちが多いんでしょうか？



夜の街の感染者が多いのか。
それとも、今特定しやすいのが夜の街だから、ただ単に目立って見えるだけなのか。
ライブハウスの時も、こんな感じの印象操作だった気がします。


僕がずっと気になってるのは、感染経路不明だったり、特定できてない部分です。
これって、感染者が3桁いってる時も一定数いましたよね。

感染者が3桁いってる時は、感染経路不明の大半は、夜の繁華街で感染してる人が多いと言われてましたが、夜の繁華街で感染してると特定できる今でも、感染経路不明な人が一定数いるのだとしたら、実は3桁の感染者がいた時も、実は夜の繁華街以外で感染してる人が一定数いたのではないかと疑ってしまう。


僕がどうしても引っかかるのは、電車なんですよね。
本当に、満員電車で感染する人はいないのか？
満員電車で感染者が出ないのって、やっぱり違和感ある。



外を歩くだけなら、人との接触もほぼないし、人とすれ違ったり、距離が近くなる事があっても、基本動いてるから、ほんの一瞬じゃないですか。
しかも外の場合、人との距離を確保できるスペースがある。
ただ外を歩くだけなら、感染リスクが高いわけじゃないから、外出自粛そのものが、本当に意味があるのか疑問。


ところが満員電車の場合、人との距離が近いまま、一定時間そこに止まるわけで、動きもない。
手すりやつり革などの接触だって有り得る。
電車内で感染者が出ない方が、不自然な気がする。

オフィスビルのエレベーターも、出勤する人が増えれば、エレベーターの中で密になるわけじゃない？
出勤する人が増えれば、会社の食堂や休憩室も人が増える。


そう考えると、仕事の方が感染リスク高くないか？と思ってしまう。
だから、緊急事態宣言解除したとしても、テレワークは解除しちゃいけない。
そう企業に働きかけるべきだったのではないかと思う。


もしかしたら、会社に出勤するから、夜の繁華街も人が増えるとも言える。
基本的に仕事帰りの寄り道的な感じで行く人が多いだろうから。


テレワークを継続させることで、夜の繁華街に行く人も減る。
そういう事にも繋がるのではないかと思う。


冷静に考えると、やっぱり会社に出勤することでの感染リスクは、高いんじゃないのかなと思ってる。


自宅待機まではしなくていいだろうけど、出勤せずに仕事ができる人達は、しばらくテレワークの継続をするように、国や都が企業に働きかけて欲しいです。


最後に、小池都知事の前回の都知事選の7つのゼロの公約。



【小池都知事の前回の都知事選の公約】
◎待機児童ゼロ
◎残業ゼロ
◎満員電車ゼロ
◎ペット殺処分ゼロ
◎介護離職ゼロ
◎都道電柱ゼロ
◎多摩格差ゼロ


⬆︎に満員電車ゼロが含まれてます。
緊急事態宣言解除されてから、満員電車になる状況に戻してしまうのは、都知事の公約を考えると、どうなんでしょうか？

せっかく公約を実現できるチャンスが訪れたのに、ウイルスの感染関係無しに、満員電車ゼロの公約掲げてたのに、企業に対して、働きかけなくていいんでしょうか？


満員電車を無くすことは、感染者を拡大させない事にもなり、小池都知事自身の公約を実現することにもなるんですよ。


それなのに、なぜ通勤時間帯の満員電車が復活してしまう状況を作り出したんですか？
ちゃんと企業に働きかけておけば、公約を守れたのに。


小池都知事は、詰めが甘い。