変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

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SNSで知り合った人と実際に会う事は悪い事ではない。

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最近また、未成年の子がSNSで知り合った人と実際に会って、
事件に巻き込まれているニュースがいくつか出てた。

SNSで知らない人と会うのは危険だと言うけど、
僕はSNSで知り合って、実際に会った人は何人もいる。

特に福岡から上京したばかりの時は、
東京に知人友人が0だったので、ネットで出会いを広げていた。

mixiで会いたがる人は、ほぼネットワークビジネス系を誘ってくるので、
mixiは会わないほうがいいなって思った。
アメブロは、カラオケオフ会を主催してたので、
アメブロは普通に、カラオケという共通の趣味で会ってた。
僕のブログを見て、ライブに来てくれた人もいた。

『SNS』が危険と言われるけど、危険なのは『SNS』じゃないんです。
危険なのは、『人間』なんです。
小中高の同級生だって、何を企んでるか分からない。
学校の先生や一緒に働く同僚だって、何を企んでるか分からない。
親戚などの身内の中でさえ、事件が起きたりもする。
同じライブに共演するアーティストだって、何を企んでるか分からない。

お店で知り合ったお客さん、キャッチで声をかけてくる人。
現実の世界でも、どんな事に巻き込まれるか分からない。


『SNS』だから危険なわけじゃなく、
『身内』『身近な存在』だから安全なわけじゃなく、
どこにでも『危険な人間』がいるんです。

『SNS』に警戒心を持つんじゃなく、
『人間』という存在に警戒心を持たないといけない。

SNSの場合は、まだ目に見える判断材料がある。
プロフィールにどんな事が書かれてるか。
どんな事を普段投稿しているか。
どんな人間をフォローしているか。

普段会ってる『身近な人間』では見えない部分が、
SNSだと見る事ができるんです。
SNSは、その人がどういう人間なのか、どういう考えの人なのか、
普段投稿している内容で、何となくイメージがつくんです。

投稿が少ない人、事務的な投稿しかない人は、判断できないので、
そういう人に対しては警戒した方がいいかなぁとは思う。
自分の意見や考え、感情などを投稿している人、
SNSで自分をさらけ出してる人は、分かりやすい。


そういう意味では、SNSの方が情報がある分、
善悪の判断はしやすいんですよね。
身近な存在の方が、そういう情報が見えない分、
善悪の判断をするのが難しい。

SNSは、嘘を書く人がいる。SNSは、簡単に偽れる。
そんなふうに言う人もいるけど、現実の世界だって同じ。

普段接してるような身近な存在だって、親しい人に嘘をつく。
普段接してるような身近な存在だって、偽りの姿を見せていたりする。
みんなの前では良い人だけど、2人になると性格悪くなる人間もいる。

SNSの中だけにそういう人間がいるわけじゃなく、
人間の生きてる世界には、どこにでもそういう人間がいるわけです。

一番教えるべき事は、『SNSで知り合った人と会わない』という事よりも、
『人を見る目を養う事』であり、『善悪を判別できるようになること』です。

人を見る目を養い、善悪を判別できる人間になる事で、
身近な存在からも、 SNSからも、自分自身を守れる人間になれる。
人を見る目がなかったり、善悪の判別がつかない人間は、
SNSじゃなくても、親しい人に騙されるし、親しい人に利用される。


出会い系が流行ってた時は、出会い系が悪いと言ってた。
mixiが流行ってた時は、mixiが悪いと言ってた。
スマホが流行ると、スマホが悪い。
LINEが流行ると、LINEが悪い。
Twitterが流行ると、Twitterが悪い。
 SNSが悪い。

何か事件があると、そのツールが悪いと大人やメディアは伝える。
でも、ツールやアプリそのものには、何の力もないんです。
そのツールやアプリが、勝手に悪い事するわけじゃない。
使ってるのは人間であり、人間の使い方の問題です。

SNSは、特別な人間だけが使ってるわけじゃない。
普通の人も、良い人も、悪い人も使ってる。
これは、SNSの世界だけじゃない。
学校も会社も、自分が生活している地域にだって、
普通の人も、良い人も、悪い人も存在する。

正直、SNSで知り合った人と会っちゃいけないなんて、
時代遅れだと思います。
現実の世界だけじゃ、もう人脈はそんなに広げられないです。
時代が、SNSを主流にしている時代だから。


SNSを効果的に価値的に使って、人脈を広げて、
友達増やしている人も、たくさんいる。

特に僕は性格上、身近な存在に悩み相談をするタイプじゃない。
共通の友達がいない人の方が、話しやすい事もある。

仕事の愚痴は、同じ職場じゃない人の方が話しやすい場合もある。
学校の愚痴は、同じ学校じゃない人の方が話しやすい場合もある。

同じ組織に属してると、自分の話した情報が同じ組織の中で広まったり、
その情報をもとに、組織から何かしらの動きに繋がったりする場合もある。
そういうのが、面倒くさかったりもする。
だから、同じ組織の中にいる人間には、話したくなかったりもする。
身近な存在に話せる事は限られる。
身近な存在じゃないからこそ、いろいろ話せたりもする。

SNSって、そういう意味では便利なんです。
いろんな人と出会えるし、いろんな人と繋がれるし。
自分にとって都合の良い人間関係を作れるし。

SNSで知り合った人と実際に会う事が問題なわけじゃなく、
善悪の判断無しに、どういう人間なのかを確認せずに、
行動してしまっている事が問題なんです。


SNSに限らず、善悪の判断や人の見極めは大事です。
どういう人間と付き合うか、どういう人間と仲良くなるか。
SNS上だけじゃなく、現実の世界でも大事な事です。
その判断・見極めが、人生を左右するといっても過言じゃない。

だから、問題視すべきは、『SNS』そのものではないんです。
子供に、善悪の判断や人の見極めは無理。
そんな事を言う人もいるでしょう。

でも、それを教えるのが教育ではないのかと思う。
それを教えるのが、大人の役割ではないのか。
それをちゃんと教育していれば、余計な事に苦しまなくていいわけだから。

アルバイトをさせてもらえない。
アルバイトしたところで、稼げる金額がたかが知れてる。
欲しいものが得られない。
周りの人間が信用できない。
そんな理由で、SNSを利用してる人もいるでしょう。

SNSで知り合った人と会いたくなる要因を作ってるのは、
社会がそういうふうにさせてるっていうのもあるし、
その子を取り巻く環境がそうさせてる場合もある。


そういう問題の本質を見ないで、子供のやる事を否定するだけじゃ、
何も解決しないだろうなって思う。

行動では何も示さず、ただ言葉だけで正論を並べて、
説得力のない無責任な説教・価値観の押し付けばかりをする大人が、
そういう状況を作り出していると、僕は思っている。




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