変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

文字の大きさ
上 下
65 / 136

『今、好きな人はいますか?』と聞かれると、 どう答えようか考えてしまう。

しおりを挟む

『今、好きな人はいますか?』と聞かれると、
どう答えようか考えてしまう。

『好きな人』=『今、恋をしてる人』だとしたら、
今そこまで深く好きになってる人はいないから、
『いない』と答えるのが正解なのかな。


人を深く好きになる。異性に恋をする。
アラフォーともなると、なかなかそこまで深く人を好きになる機会がない。
恋をすること自体が、ほぼないなぁって思う。

見た目が可愛くて美人で、目の保養になって癒される女性はいます。
TwitterやインスタやYouTube、街や電車の中、会社にもいます。

だけど、見た目が可愛くて美人で、目の保養になって癒されても、
それだけじゃ恋はしない。
だいたい、それどまりになるし、そこから深く好きになるって、
なかなかない。


人を深く好きになるとか、誰かに恋をするって、
本当に貴重なんだと思う。
幼稚園、小学生、中学生、高校生のそれぞれで、好きな人はいた。
20代半ば、20代後半でも、好きな人はいた。

だいたい好きになるのって、一緒に遊んでいた友達か、
同じクラスの女子か、同じ職場で働いている女子か。
でも、30代になってからは、誰か特定の異性を好きになるって、ほぼない。
目の保養にはなっても、そこまで深く人を好きにならなくなった。

異性に対して、淡い期待をしなくなったから余計に、
好きになったところで、何か良い想いができるわけじゃないからって、
冷めた気持ちを持っている部分もあるとは思う。
もともとは惚れやすく、すぐ好きになっちゃう人間だったけど、
今は、冷めてる感じです。


僕が人を深く好きになって恋をした時って、
だいたい相手の内面に触れた時だった。

例えば、優しくされたとか感謝されたとか心配してもらえたとか。
自分のために相手が何かをしてくれた時に、心から好きになってしまう。
それが僕にとっての恋であり、人を深く好きになる瞬間だった。


僕が28歳~29歳くらいで恋をしてた時って、こういう条件が重なってた。

①もともと見た目が僕のストライクゾーンだった。

②僕がたくさん仕事を抱えていた時に、何も言わずに、
 僕のデスクから仕事をとって、僕の仕事をもらってくれていた。

③体調崩して仕事を休んで、翌日出勤した時に、体調の心配をしてくれた。

④他の男の人と仲良く話をしてるのを見て、嫉妬してしまった。


①の時は、目の保養になっていて、可愛いと思っていた程度。
②の時に、好きになりかけた。
③の時に、僕はその人を好きになった。
その人が好きで心配されたくて、体調崩してたのもある。

④の時に、好きな気持ちが抑えられなくなって、
どうしても好きな気持ちを伝えたくて、ラブレターを渡した。

相手が彼氏と同棲中である事を知っていたが、
好きな気持ちを知って欲しいと思い、我慢ができなかった。
人生唯一の告白で、人生唯一のラブレター。
39年の人生の中で、その人にしか好きな気持ちは伝えてない。


恋愛も相手のある事だから、マナーが大事だとか常識が大事だと言われるけど、
正直、好きな気持ちが爆発してしまうと、それを超えてしまうのも事実です。
人を深く好きになりすぎてしまって、気持ちが抑えられなくなってしまうと、
突き抜けてしまう部分も確かにある。

そこまで好きになったのは、その人だけだったけど。 


よく人は、誰かに愛されたいと思う。
好きな人に愛されたいとか、ファンに愛されたいとか。
人に好かれたいとか。


でも、人を心の底から本当に好きになる時って、
やっぱり内面に触れた時だと思う。
何かをしてもらったり、何かを与えてもらったり。
心配してくれたり、優しい言葉をかけてくれたり。
そういうのって、特別だから好きになるんだろうなって思う。

なかなか、自分のためにそういう事をしてくれる人っていないでしょ?
そういう事をしてくれる人に出会うのって貴重。
だから、好きになっちゃうんだろうなって思う。


アーティストとかアイドルとかは、遠い存在じゃない?
しかも、全ての人を平等に扱うでしょ。
特定の人を特別扱いするのは、禁止されてる場合が多いし。
特別扱いが許されない人達だし、みんなと浅く広く接するわけでしょ。

だから僕は、見た目が可愛くて美人で目の保養になる女性であっても、
なかなか恋をするところまでいかないんだと思う。
特別感がなく、内面にも触れる機会がないから。

だから、恋って遠い存在よりも、身近な存在にするものなんだろうなって思う。

まあ、でも今は恋はしてないです。

しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...