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アイドルやAV女優を見てると、ビジネスとしてちゃんとやれてるんだろうかと考えてしまう。
しおりを挟むアイドルやAV女優を見てると、ビジネスとしてやれてるんだろうかと考えてしまう。
自分も仕事をしていて、会社の全体の動きに対していろいろ考えるけど、
Twitterで、AV女優やアイドルのツイートを見ていても、
いろいろ思うことがあります。
アイドルもAV女優も、職業として成り立っていて、
仕事として成り立っているので、
ビジネスとして活動をしていると思うんです。
ファンを名乗る人達がSNSでは絡んでくれるけど、
イベントに足を運んでくれない、商品を購入してくれないという
AV女優やアイドルが、時々そんな不満ツイートをしているのを目にします。
また、そのAV女優やアイドルのファンが、
本当のファンならイベントに足を運ぶべき、商品を購入すべきと、
ツイートしてたりします。
推しに会いに行く事の大切さを、いろんな人がツイートしてます。
確かにそうなんだろうけど、ビジネスの在り方としては、
どうなんだろうって思ってしまいます。
なぜ、そう思うのかというと、ビジネスの基本って顧客満足だと思うんです。
【顧客満足とは】
企業が提供するサービスや商品によって、
顧客に満足してもらうことを目的とした概念のこと。
AV女優やアイドルって、サービスを提供する側、商品を提供する側ですよね。
お金を払って、サービスを利用する顧客、商品を購入する顧客に対して、
お金を払ってくれてる顧客に対して、満足を与えないといけないわけですよね。
ビジネスとして、やってることであれば。
まず、そこがビジネスの基本だと思うんです。
【マーケティングとイノベーション】
「マーケティング」とは顧客の欲求を理解すること。
「イノベーション」とは今までになかった顧客の欲求を創出し、
社会や市場を変容させるほどのインパクトをもたらすこと。
顧客の欲求を満足させる商品やサービスを提供することで、
顧客満足に繋がっていくと言われています。
だから、商品やサービスを提供する側が考えないといけないのは、
商品を購入してくれない人、サービスを利用してくれない人への
不満ではなく、顧客は何を求めてるのかを考えないといけないわけです。
どういう事を期待されているのか。どういうものを求められているのか。
そういったものに対して、個人として何ができるのか。
会社として何ができるのか。
【顧客満足の基準】
商品やサービスに対して顧客が満足したかどうかは、
「期待水準」と「知覚水準」がどれほど一致したかによって
決まると言われています。
「期待水準」
顧客が事前にその商品やサービスから得られると期待していた水準のこと。
「知覚水準」
実際に商品やサービスを体験して得られた水準のこと。
「知覚水準」が「期待水準」を上回れば満足、下回れば不満足になります。
分かりやすい例でいうと、AVのパッケージを見て、そそられる。
実際に購入して、作品を見てみる。
自分がイメージしてたシチュエーションと違う。
何か期待外れだな。
これが、期待水準よりも知覚水準が下回ってるものになります。
当然、購入者は損した気分になります。
その作品を見なくなったり、そのメーカーの作品を見なくなったり。
期待どおり、もしくは期待を上回ることが大事なんです。
AV女優やアイドルの場合、可愛くて興味を持ちます。
でも、振る舞いが微妙だったり、冷たく扱われたりすると、
そのアイドルや女優さんからは、心が離れていきます。
これも、期待水準よりも知覚水準が下回ってるものになります。
つまり、期待水準よりも知覚水準が下回ってたら、
商品を購入するわけがないし、イベントに行くわけがない。
様々な事情があるので、全部が全部それに当てはまるわけじゃないけど。
ただ、事前期待を上回ると、顧客満足ではなく顧客感動になるので、
顧客感動になると、それはファンになりますよね。
満足または感動した顧客は、知人・友人に薦めたり、
SNSなどで紹介したり、「口コミ」を行います。
逆に、不満を感じた場合も、口コミでネガティブな感想が
広まります。
そのネガティブな感想を、自分に足りないものと捉えて、
これからの作品・サービスで改善させる事ができれば、
新しい顧客に繋がる場合もあるわけですよね。
ビジネスってそういうふうに、受け止めるものじゃないかなって思う。
社会は自由競争なので、その自由競争の中で生き残るには、
そういった変化・改善を繰り返しながらやってないと、
絶対続かないですからね。
飽きるし、新しいものがすぐ生まれるし、すぐ古くなるし、
ライバルはたくさんいるし。
【顧客ロイヤルティ】
顧客が商品やサービスを提供する特定の企業に対して、
愛着や忠誠心を抱くことを「顧客ロイヤルティ」と呼びます。
顧客が商品やサービスに満足すれば、リピーターや常連客となる確率は高くなり、
おのずと顧客と企業との結びつきも強固になっていき、
顧客ロイヤルティは高まっていきます。
顧客ロイヤルティ。
これは、アイドルやAV女優でいうと、コアなファンの事。
イベントに必ず来てくれるファン、
作品をリリースしたら必ず購入してくれるファン。
AV女優やアイドルの場合、このコアなファンを基準に考えすぎだと思うんです。
こういうファンを当たり前に思っている。
だから、そうじゃない人達に不満を抱きやすいんだと思います。
でも実際は、どの業界でも、どんな商品・サービスでも、
コアなファンって稀なんですよね。
自由競争でライバルの多い業界はとくに、そういうコアなファンって稀。
いろんなものに興味を持つ人の方が多いと思います。
進化していくから、良いものに目がいくのは当たり前だし。
ビジネスとして考えた時に、いろんなニーズを考えておかないといけないので、
コアなファンを大切にしつつも、新規顧客が獲得できるような幅の広げ方も、
大切ですよね。
【従業員満足】
ホワイト企業で、近年重要視されてるのが、「従業員満足」です。
従業員が適材適所で働き、労働に見合った報酬を得ることで、
商品やサービスの品質が保たれます。
それによって顧客の満足につながり、顧客ロイヤルティが高まることで
収益性も上がり、従業員もさらに満足する。
AV女優やアイドルは、たいてい事務所に所属しているので、
AV女優やアイドルを『従業員』として考えてみると、
女優さんやアイドルが、活躍できるような環境を作ってあげるのも、
ビジネスの在り方としては、とても大切です。
それをやってる会社が、果たしてどれだけあるか。
アイドルにしても、AV女優にしても、他の業界もそうだけど、
ビジネスとして成功するには、ビジネスの仕組みというか、
理論を知っておかないといけないと思うんです。
その時々の感情で、物事を感じるのではなく、
ビジネスとして、仕事として、どう取り組むべきか。
そこを冷静に、客観的に分析しながら活動しないと、
どの世界でも、生き残るのは難しい気がします。
趣味でやる感覚で、ビジネスをやるのは、やっぱり違う気がする。
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