変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

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僕が仕事を断らなくなった理由

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僕が仕事を断らなくなった理由

僕の基本性格は、ワガママ。
自分がやれる事しかやりたくない。
自分がやりたい事しかやらない。
仕事に対しても、そうだった。

30歳前後くらいの時に、こんな事があった。

上司に仕事をお願いされた
⬇︎
このチームでやる仕事じゃないという理由で断る。
⬇︎
毎日、夕方以降に、上司が一人でその仕事をやる。


自分が仕事を断った事で、上司が一人で仕事をやる事に。
自分が仕事を断ると、別の人に負担がいく。
それを見た時に、僕は仕事を断りづらくなった。
最終的に僕は、その仕事もやるようになった。

クライアントからお願いされてる仕事だったから、
上司としては、受けざるを得なかったんだと思う。
クライアントと約束してしまった仕事だから、
上司としては、やらざるを得なかったんだと思う。

チームとして、その仕事を抱えきれない場合、
誰もその仕事をやってくれる人がいなかったりすると、
上司が一人でやらなきゃいけなくなる事を、僕は知った。
だから、できる限り協力しなければと思うようになった。


ただ、世間に言いたい事がある。

僕がこういう事を行なった場合、世間は美化をしたがる。
それは良い事をしていると捉えて、それが正しい事だとして、
みんなも同じ対応をするように、働きかけたがる。

それが、僕は間違っていると思っている。
なぜなら、僕は良い事をしようと思って取った行動じゃないから。
自分で勝手に、上司に対してそういうふうに思っただけで、
自分で勝手に、そういう捉え方をしただけだから。

みんなが同じ事をやれるのが理想ではあるけど、
人それぞれ状況が違うし、人それぞれキャパが違うし、
人それぞれ能力が違うし、人それぞれ考え方が違う。
個人個人がどんな思想を持っていても、基本的には自由だし。
みんなに同じモノを求めるのは、僕は間違っていると思う。

だから、僕は自分が特別正しい事をやってるつもりもないし、
自分が特別良い事をやってるつもりもない。
だから、みんなが僕を基準にする必要はないし、
みんなが僕と同じ事をやる必要もない。
僕は僕の考え方、思想、捉え方で、そうしてるだけ。
それが正しい事だという空気になっていくのも、僕は違う気がする。


これ以上、仕事が増えるとしんどいと思ってる時は、
NOを言う事も大事。
その仕事をやる事に対して、納得ができない場合は、
素直に納得できないという事が大事。
気持ち良く仕事ができないと、良い仕事はできないから。
気持ち良く仕事をするために、言いたい事を言うのは大事。

我慢をして、何でもかんでもYESMANで働いて、
自分で抱えきれなくなって、ストレスも溜まって、
仕事が嫌になって、仕事を辞める事になるくらいなら、
初めから自分の気持ちに素直に、会社にぶつかっておいた方がいい。

そうすれば、ちゃんと納得できる状況にしてから、
仕事をお願いしないと、協力してもらえないという事を、
会社に知ってもらうことができるから。
そうすると、人に仕事をお願いする前に、
納得できる状況を最初から作ろうとするんです。
会社自体が、そういう癖をつける事になるんです。

当然、日頃から仕事を真面目に頑張ってることが大前提です。
それなりに信頼されてないと、じゃあ辞めたら?って思われるから。
会社にとって辞められたら困るような人材に、そういう事を言われると、
会社としては、その人の意見って無視できないんですよね。
人材を失うのは、会社にとって、大きな損失になるから。

とにかく管理者という立場は、どんなに自分が理解できない事であっても、
自分の価値観だけで、自分の思想だけで、人を否定しない事が大事。
全体が、否定の空気に包まれていても、周りが否定の色に染まっても、
自分自身は絶対にその色に染まらずに、自分自身は絶対に同調せずに、
自分は自分の真実の中で、判断をする、見極めをする。


昔は、上から言われたことは、とにかく『やる』と返事をするのが、
正当化されていた。
仕事なんだからYESMANであれというのが、社会の常識だった。
それが正しいと、日本中で認識されていた。
だけど、僕はそれが間違っていると思う。

『仕事だから文句言わずやれ!』は、間違っている。
仕事をお願いする側が、仕事ができる状況を整えてあげて、
仕事ができる環境にしてあげる事が大事。

そういう事を一切行わずに、仕事を丸投げして、
あとは放置してしまうのは、仕事の扱いとしては雑だし、
無責任な仕事の扱いになる。
仕事を大切に扱わないといけないからこそ、仕事をお願いする側は
実際に仕事をしてもらう人への配慮が必要。


その配慮をできる人が、1人でも多く増えていけば、
仕事をするうえでのストレスは軽減できるし、
みんなが気持ち良く仕事をする事ができる。
そうすると、みんなが良い仕事をできるようになる。
それが、会社として良いサービスを提供できる事にもなる。

社会の中で役職に就く人達の中で、そういう人達が
1人でも多く増えればいいのになって思う。
だけど、それは難しい。

個人個人がどんな思想を持っていても、自由だから。
自由な人々が共存し合うって、やっぱり難しいんだよね。
人間で構成されている組織で、完全なる100%な自由なんて、
きっと成立させられない気がする。

人間社会で生きるっていうのは、自分とは思想が違う人達と
うまく付き合っていけないと、大変なことになる。
管理職という立場は特に、器の大きさ、懐の深さ、心の豊かさが必要です。
だから、難しいんだもん、管理者って。
だから、その立場を避けたがるんだもん。

出世とかお金とか、そんな事じゃ我慢できないくらい
管理者って難しいものがあるんだよね。

管理者は嫌われてナンボという人も昔はいたけど、
管理者はやっぱり愛されてないといけないんだなぁって、つくづく思う。
愛されてないと、その組織の雰囲気は悪くなるからね。
嫌われていいわけがないです!





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